【書評:1336冊目】なぜかうまくいく人のすごい無意識(梯谷幸司)

【成功の鍵は”書き換え”にあり!】
メンタルトレーナー・梯谷幸司氏が、「無意識のクセ」を書き換えることで願望は実現すると提起し、なぜかうまくいく人が自然にやっている『すごい無意識』の力を解説する一冊。

■この本の紹介文

なにかを望むとき。
あなたは、今の現実をどう捉えますか?

 

本書は、「思考は現実化する」の原点ともいえる『メタ無意識』を紐解きながら、言葉を使ってメタ無意識のパターンを書き換える方法を解説する一冊。

 

「メタ無意識」とは、無意識の先にあります。
無意識ですから、自覚することがとても困難な領域です。

 

この「メタ無意識」にアプローチできる唯一の方法が、”言葉”です。
自分の「メタ無意識のパターン」を分析した上で、言葉を使って書き換える方法を徹底的に紹介していきます。

 

「健康に不安だから」という言葉で現実を捉えて、「健康になりたい」と願う。
「今も健康だけど」という言葉で現実を捉えて、「より健康になりたい」と願う。

 

こんなところから、「メタ無意識」が書き換えられます。
言葉を変えることで、現実化のスピードが加速するのです。

 

◆まずは、パターンを知ろう!

■本がわかる!15の要約ポイント

メタ無意識は、いわば「無意識のクセ」だ。
意識していないだけにコントロールすることが難しい。
ただし、行動から逆引きすれば、自分の無意識のクセを知ることはできる。

 

人は、現実を変えようとしがちだ。
だが、現実が入っている器である「メタ無意識」の形を変えるほうが簡単だ。
認知しにくい領域ではあるが、アクセスし、書き換える方法はある。

 

「本当の自分で生きること」と「感情や振る舞いを柔軟に変えること」のエネルギーを「何のために命を使うのか」という目標で束ねることだ。
とてつもない馬力が生まれるはずだ。

 

「メタ無意識」には「自分をどう見せるか」という器の役割と「外の世界をどう捉え、振る舞うか」を決める役割がある。
「本来の自分」は「他者基準」ではボヤけるが「自分基準」なら明確になる。

 

「メタ無意識」のパターンを知り、自分の思考や言動に自覚的になり、調整することだ。
その積み重ねで「やりたいこと」が明確になる。
目的もスムーズに実現されるようになるのだ。

 

一般的な人は、社会的なアクシデントが起こると「世の中が不景気になる」と思う。
これが「悲観基準」だ。
だが、成功する人は「誰かが損すれば誰かが儲かる」と思っている。

 

普通のコップに青いソーダを入れれば普通のコップだが、ミッキーマウスの形のコップに入っていればミッキーに見える。
中に何を入れても、器の形に見える。
これが、メタ無意識という器なのだ。

 

メタ無意識が固定化されるプロセスは、まず視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を通した純粋な五感情報をキャッチする。
そこに言葉をつける。
言葉次第で解釈が決まり、解釈次第で感情が決まる。

 

億万長者たちがやっているのは、苦痛な記憶、好ましくない記憶を利用する方法だ。
それは「脳は逆に動く」という性質を利用した方法だ。

 

脳は、ストレスの無い二分法を好む。
それらを対比させることで概念を存在させようとする。
そこで、苦痛な記憶、好ましくない記憶をハッキリと意識に上げることで、その逆を用意させるのだ。

 

「何をしたいか」と考えても、すぐには思いつかないものだ。
だが、何かに喩えると簡単に出てくるものだ。
これが脳の特徴なのだ。
だからこそ、モデルになる人を見つけるのだ。

 

脳は、前提を現実化しようとする。
だから「今はそうではない」という状態が現実化してしまう。
たとえば「健康になりたい」と考えると「今は健康でない」ことになり、それが前提となってしまう。

 

これを避けるには「私は元々健康だが、もっと健康になりたい」という表現に変える。
こうすれば、前提が「今は健康」というところから始めることができる。

 

ポイントは「いかに脳を学習させるか」だ。
それ次第で、お金も健康も人間関係も、どうにでもなる。
人間は、内的環境から自分の遺伝子のオンとオフの切り替えさえもすることができるのだ。

 

「自分一人では何も変えられない」と思い込む脳でいくのか「自分一人でも面白がって挑戦し、変化を作り出そう」と考える脳でいくのか。
どちらの脳を選ぶかは自由なのだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1336-1】なりたい自分を体現しているモデルを見つける

【1336-2】前提を、ポジティブな表現で言語化する

【1336-3】ポジティブな思考を心がける

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】なぜかうまくいく人のすごい無意識
【著者名】梯谷幸司著者情報
出版社フォレスト出版
【出版日】2018/10/20
オススメ度★★★☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワードメンタル思考ことばのチカラ
【頁 数】252ページ
【目 次】
第1章 なぜかうまくいかない
第2章 自分の「無意識のクセ」を知る14のパターン
第3章 うまくいかない真犯人「メタ無意識」を書き換える
第4章 潜在意識を思い通りにコントロールするすごい方法
第5章 あなたの人生をあやつる「言語」と「脳のパターン」の新常識

 

この本が、あなたを変える!

 

梯谷幸司さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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