【人はなぜ「即決」できるのでしょうか?】
セールスコピーライター・谷本理恵子氏が、『女性に「即決」される文章の作り方』と題して、読み手の”購買心理レベル”に応じた文章の作り方を徹底的に指南する一冊。
よく書けた!と自賛する文章。
それなのに反応がなくガッカリした経験ありませんか?
本書は、どのように発想し、何に注意すれば「売れる文章」が書けるようになるのか、そのロジックを明らかにしていく一冊。
自画自賛する文章なのに、反応が乏しい。
その原因を知るとっておきの方法があります。
知りたいですか?
それは、自分がどんな文章に反応して購買しているかを分析することです。
これこそが、売るための文章力が身につく近道です。
本文にも記述されていますが、我々は、ひとり一人が文章に導かれる消費者です。
広告やセールス文、商品ポップなど、日々大量の文章の中から購買行動を起こしています。
ですから、売れる文章が書きたければ、自分の購買行動を分析することが近道なのです。
分析結果をノウハウに、あとはPDCAサイクルを回して文章を磨いていくのです。
このように、消費者である自分を活かして、売る側・仕掛ける側の文章の書き手になる方法が学べます。
行列のできる繁盛店のような文章力を、ぜひこの機会に。
◆購買心理を理解せよ!
どれくらい「欲しい」かが、お客様の「問題認識のレベル」によって決まるならば、「どうすれば興味をもっていただけるか」「何を伝えればもっとハッキリと問題を認識できるか」も、今、お客様がどの段階にいつのかによって異なります。
ですから、伝える内容をそれぞれのレベルに合わせて変える必要があります。
とにかく最終的に「買ってもらう」ことが目的ですから、必要なのは「欲しい理由」を増やして「買わない理由」をすべて潰すこと。
「お客様自身がふだん考えている話題」を、「お客様が日常的に使っている言葉」で語ることが必要なのです。
「はじめに出た答え」に対して再度「結果、どうなる?」という質問を繰り返していきます。
「すると、何がいいの?」と5回連続で突き詰めていくと、より本質的で直接的な表現にこなれていくはずです。
あなたがお客様に伝えたい究極のメッセージは、何でしょうか。
これさえ伝えることができたら、絶対に欲しくなるという内容を受け入れる前に、まずはどんな気持ちになっている必要があるでしょうか。
緻密に逆算して、あらかじめ「設計」を組み立てる必要があります。
セールスライティングの世界では、「一行目は二行目を読ませるためにある」と言われています。
売るための文章を書くときには、「続きを読む」ことを躊躇させないだけの「証拠」が必要なのです。
信じられるかどうかは、証拠の「質」と「量」で決まります。
お客様は、商品やサービス自体の効果効能以上に、その周りにある「情報」に価値を感じ、お金を払っています。
お客様の「買わない理由」を打ち消すためには、「今回は、これまでの方法とは違っている」という納得感がなければいけません。
「目的から逆算して、どうやって見せれば一番伝わりやすいのか」
こそが、すべての判断基準になります。
「お客様が何と比べているのか」「お客様からどう見えるのか」という点に、きちんと注意を払うだけで、売れ方は大きく違ってくるものなのです。
●リピートにつながらない2つの理由
(1)そもそも「使っていない」ことが原因
(2)単純に「忘れてしまう」ことが原因
知っているはずだと思っているのはあなただけで、お客様にとっては初耳の内容かもしれません。
それに、そもそも案内しないものが、売れるわけがないのです。
ぜひお客様のために、何度も提案してみてください。
多くの人が見落としているのは、「知って、試して、リピートする」間にも、お客様の「感情」は刻々と変わり続けているということです。
幸いなことに、私たちはそれぞれが消費者でもあり、誰かのお客様です。
すでにお客様の立場を体験したことがあるのですから、あなただって、徹底的に「お客様目線」に立つことができれば、お客様にぐっと刺さる、売れる文章を作れるようになるはずですよね。
【1218-1】「何をきっかけに購入したのか」自分の購買行動を分析する
【1218-2】伝えたいメッセージは何かをきちんと言葉にしてから文章を考える
【1218-3】「買わない理由」を徹底的につぶすように文章を考えていく
開店休業の文章から、商売繁盛の文章へ。
【書籍名】女性に「即決」される文章の作り方
【著者名】谷本理恵子
【出版社】ぱる出版
【出版日】2018/5/21
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】文章力、ことばのチカラ、発想力
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 モノや情報があふれている時代に、即決されるには?
第2章 「興味がない人」に、何をどう伝えるのか
第3章 「そのうち買おう」と先延ばしされずに、即決されるには?
第4章 「今すぐ欲しい人」に、何をどう伝えるのか
第5章 「はじめてのお客様」を「ファン」に育てる
第6章 「興味のない人」を引きつけるフレーズ集
この本が、あなたを変える!
谷本理恵子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
■メルマガ版も好評配信中■
ブログ版とは構成を変えてお届けしています!
ぜひ購読登録してください(^^)
登録はこちらから
■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!
■応援お願いします!■
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
-
2018年 6月 16日
この記事へのコメントはありません。