【書評:1509冊目】仕事で数字を使うって、こういうことです。(深沢真太郎)

【数字で語り合っていますか?】
ビジネス数学教育家・深沢真太郎氏が、『仕事で数字を使うって、こういうことです。』と題して、毎日、目にする仕事の数字を読み解き、使いこなすためのコツを指南する一冊。

■書籍の紹介文

仕事上で交わす会話。
きちんと数字は入っていますか?

 

本書は、「ビジネスシーンで数字を使うことの意味」を明らかにしながら、数学的な考え方や数字を使いこなすコツを指南する一冊。

 

◎あらすじ
舞台はとあるアパレル企業。
数学科出身のコンサルタント・柴崎智香が転職先のアパレル企業で出会ったのは、経験と勘を頼りに仕事をしている営業部員たち。
なかでもリーダーの木村斗真は「数字嫌い」を公言してはばからない。
そんなメンバーに智香は…。

 

◎登場人物の相関図(引用)

 

「確認が取れ次第連絡しますので、もう少々お待ちください」
→2日経ってもなんの連絡もなく、イライラさせられた。

 

いい感じなので、この調子で進めていきましょう!」
→数日後、メンバーがバラバラな方向に進んでいることが発覚して青冷めた。

 

仕事をしていると、少なからずこのような経験があるとおもいます。
このすれ違いの原因になっているのが、「数字」です。

 

「確認しますので、2日お時間をください」
1週間後に、工程表の3番まで終わらせましょう!」

 

このように「数字」を入れることで、無用なすれ違いは発生しません。
仕事で数字を使うとは、こういうことなのです。

 

本書では、自然に数字で考え、数字で伝えられるようになるコツを学べます。
豊富なイラストと図版を用いて、苦手意識のある人でも読み進めやすく構成されています。

 

わたし達は、日々触れる情報とデータの量がどんどん増えています。
まさに、”情報の海”を必死に立ち泳ぎしている状態といえます。

 

溺れないために必要なのが、数字で考え、数字で伝えるということです。
これが身につくと、必要な情報とデータの量がわかってくるのです。

 

数字が苦手な人ほど、数字の威力を知ると、その魅力におどろきます。
まずは、この本でその感覚に触れてみてください。

 

◆数字を味方にすると強い!

仕事で数字を使うって、こういうことです。
深沢真太郎 日本経済新聞出版社 2019-9-3
売上ランキング(公開時):12,682
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■【要約】15個の抜粋ポイント

数字自体は事実を教えてくれているので、存在する意味はあります。
数字自体ではなく、前提を加味せずにした「評価」は意味がないということです。

 

数字を使って伝える行為は、伝える前に重要なポイントがあります。
数字を使うためには嫌でも具体的に物事を考えることになるということです。

 

水が少なければ、溺れることもない。
同じように、扱うデータが少なければ、何をしていいか混乱することもない。

 

どんな時代になろうと、データを触る前にまず目的を考えるという仕事は永遠に人間の仕事なのでしょう。
AIといった優秀な計算機の仕事はその後に存在するのです。

 

これからはデータを読み解けるビジネスパーソンの時代です。
読むとは英語ではReadですが、ビジネスにおいて数字を読むとは、Thinkのことです。

 

分析そのものが仕事ではなく、仕事を進めるための分析であることを忘れてはいけません。

 

数字はとても無機質なものですが、決して「ウソ」はつきません。
出てきた数値は、信じなければなりません。

 

大切なのは失敗した後、「ここまで論理や数字を使って議論をした上での決定が外れたのなら仕方ない」とメンバーが納得できるかどうかです。
大切な仲間のメンタルを考えたら、一個人の「経験と勘」だけで重要な意思決定など、本来はできるはずがないのです。

 

まず実数を見たら次に考えることは”評価するための数字をつくる割り算”です。

 

数字を見せる側はできるだけポジティブな数字を見せようとしますから。
逆に分析する側はそういう視点で数字を見るクセをつけることが大切です。

 

プレゼンとは自己満足のためにするものではありません。
相手が知るべき情報を、相手にとってわかりやすく、相手のためを思って伝える行為です。

 

短時間でプレゼンを終わらせるコツは、相手に余計な質問をさせないことです。
具体的にすべきことは2つあって、数字やグラフは必要なものだけ見せ、説明する順序にも気を配ること。
あと、言うまでもないことですが、結論ファーストで。

 

金額という実数でいくら考えても、答えは見つからない

 

感性だけでビジネスをしていては絶対に勝てません。
ある意味で対極にある、論理的に考えて数字を扱う数学的な能力が時には必要になってきます。

 

「ところで、あなたはいま職場で柴崎智香になっていますか?」

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1509-1】数字を使って話すことをクセづける

【1509-2】目の前の数字を扱う目的を考える

【1509-3】実数を見たら、評価する数字をつくる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】仕事で数字を使うって、こういうことです。
【著者名】深沢真太郎著者情報
出版社日本経済新聞出版社
【出版日】2019/9/3
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード数学的思考働き方問題解決
【頁 数】352ページ
【目 次】
序章 正反対な2人の出会い
第1章 数字を使って会話できますか?
第2章「データに困らない時代」に困っていませんか
第3章 あなたは正しくデータを読んでいますか?
第4章 意思決定に数字を使う本当の理由を知っていますか?
第5章 「分析とは何か」を誤解していませんか?
第6章 エクセルでつくったグラフをそのまま使っていませんか?
最終章 数字のチカラが仕事を変える

 

この本が、あなたを変える!

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深沢真太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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