【シェア読書:950冊目】1万人の脳を分析した医学博士が教える 脳を強化する読書術(加藤俊徳)

【読書は脳を鍛える!】
1万人の脳を分析した医学博士・加藤俊徳氏が、脳を8つの機能に分類し、それぞれの脳を強化する48の読書術(脳トレ)を教える一冊。本さえあれば、いつでも、どこでも、脳トレができる!

■この本の紹介文

読書。
あなたは、読書に対してどんな悩みを持っていますか?

 

本書は、あなたの読書に対する苦手意識は、脳の使い方で克服できると提起し、脳番地の考えにもとづく脳トレ式読書術を紹介する一冊。

 

脳は、機能別に8つに分類できるとのこと。
ちなみに、その分類は下記のとおりです。

 

■8つの脳番地
(1)聴覚系脳番地:音を聞き取ったり、聞き分けたりする時に働く
(2)記憶系脳番地:読んだ本の内容などを記憶する時に働く
(3)視覚系脳番地:本の文字情報を含む、視覚情報を取り入れる時に働く
(4)感情系脳番地:感情を理解したり、感情を生み出したりする時に働く
(5)理解系脳番地:本の内容などを比較・整理して、複合的に理解する時に働く
(6)思考系脳番地:本の内容などについて深く考えたり、判断したりする時に働く
(7)伝達系脳番地:文章を言い換えたり、他言語にしたりする時に働く
(8)運動系脳番地:体を動かす時に働く

 

あなたが読書への苦手意識を抱いているのなら、それはあなたの脳の使い方が、読書に適さない形に偏ってしまっていることが原因の可能性があります。

 

ぜひこの本を参考に、あなたの読書への苦手意識がどこにあるのか確認し、どうすれば読書への苦手意識を克服できるのかをみつけましょう。
まさに、『読書苦手病の現状がわかる”診断カルテ”』が手に入る一冊です。

 

各脳番地ごとに、推薦図書リストもついており、これが処方箋の役割を果たしています。
自分にかけている脳番地を把握したら、まずは図書リストに従って、本を読んでみてください。

 

一味違ったアプローチの読書術。
なかなかにおもしろいです。

 

◆読書は、脳の万病に効く特効薬!

■本がわかる!15の要約ポイント

同じように本を読んでいるように見えても、皆まったく違う読み方をしています。
意識をしない限り、自分勝手にしか読めないものなのです。

 

●努力が空回りしてしまう3つのケース
(1)実は右脳をあまり使っていない「活字中毒」の人
(2)じっと座って読みふける「静の読書」
(3)読むのが苦手と思い込んでいる人の「イヤイヤ読書」

 

音読では、脳全体を刺激できるのです。

 

一度本を閉じ、乗り換えて、本を開けるという行為によって、内容を思い出すチャンスが増えるため、記憶系脳番地を強化することにつながります。
これを毎日くり返していれば、脳への相当な刺激となります。

 

紙の本か電子書籍かで迷っているなら、紙がおすすめです。
なぜなら、脳にとっては「そこにものとして存在する」ということが、非常に重要だからです。
単なる情報よりも、実体験のほうが強烈な記憶として脳に記憶されます。

 

視覚系脳番地を刺激することで、映像記憶を思い出す力を高めてくれる本が、自分でつくることができる写真集、つまりアルバムです。

 

感情系脳番地のトレーニングに適しているのは、文豪たちが書いた短編小説です。

 

読書の理解に正解はありません。
それぞれの解釈や理解があっていいのです。
もっと自由に理解系脳番地を使っていきましょう。

 

読むだけでなく、「読んで○○する」というのが、脳の成長にすごくいいのです。
理解を深めるために有効なのが、読書によって得た刺激を他の脳番地へ広げていくという方法だからです。
たとえば、読んで絵に描く、読んで口に出す、読んで演技をするーー。

 

私が行っているのは、言ってみれば「攻めの読書」です。
著者の言いたいことをざーっとアタマに入れる「受け身の読書」ではなく、「自分はこれを知りたい」という部分ーいわば、饅頭(本)の中の「あんこ」ーをまず見つける読書という意味です。

 

自分の取り組み方を変えれば、「読むべき読書」が「読みたい読書」に変わります。

 

同じ本を読むにしても「伝えたい」という意識を持つだけで、伝達系脳番地を強化することができます。

 

運動といっても、全身を動かすようなものだけが運動ではありません。
手先・指先の動き、頭の中のシミュレーションなど、それらはすべて運動系脳番地を活性化してくれるのです。

 

本を読み進めていくために大切なことは、その本に対して親近感を持つことです。
線を引くと、その本は世界にひとつだけの、あなただけの本になります。
同じところに同じ線を引いている本を持っている人はいないわけですから。

 

読み方を変えれば、読む本を変えれば、あなたの脳も変わっていきます。
教育歴が長いほうが認知症になりにくい、という研究結果もあります。
読書はとても手軽な認知症予防でもあるのです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【950-1】文豪の短編小説集を買って読む

【950-2】伝えることを意識しながら読む

【950-3】読んで浮かんだ言葉を書き込む

 

■ひと言まとめ

読書は、脳を鍛える最良のツール!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】1万人の脳を分析した医学博士が教える 脳を強化する読書術
【著者名】加藤俊徳
出版社朝日新聞出版
【出版日】2017/2/20
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】読む力を身につけたいときに
【キーワード】読書術脳科学記憶法
【頁 数】208ページ
【目 次】
序章 思い通りのアタマをつくる
第1章 言葉好きの脳をつくる
第2章 忘れない脳をつくる
第3章 言葉だけに頼らない脳をつくる
第4章 他人と自分の気持ちがわかる脳をつくる
第5章 アイデアが生まれる脳をつくる
第6章 素早く判断できる脳をつくる
第7章 メッセージを出せる脳をつくる
第8章 行動できる脳をつくる

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

加藤俊徳さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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