【書評:684冊目】めんどくさがる自分を動かす技術(冨山真由)

【自分を正しく動かすコツとは?】
行動習慣コンサルタント・冨山真由氏が、『めんどくさがる自分を動かす技術』と題して、行動科学の力を活用しながら、サクサクと動ける自分に生まれ変わるコツを指南する一冊。

■書籍の紹介文

行動し始めるまでの時間。
あなたは早い方ですか?遅い方ですか?

 

本書は、行動科学マネジメントを活用した50個のテクニックを使って、グズグズと行動できない自分をサクサクと行動できる自分に変えるコツを指南する一冊。

 

行動科学マネジメントとは
アメリカのビジネス界や教育界などで大きな成果を上げている行動分析学・行動心理学を基にしたマネジメント手法を、日本人に最適な形にアレンジしたメソッドのこと。

 

意志やヤル気といった、いわゆる根性論。
これを排除して、自分で自分を”自然に”動かせるようになるのが目標です。

 

この本では、その目標を達成するのに役立つ50個のテクニックが提示されます。
どのテクニックも、分かりやすいイラスト付きで解説しているので、とてもイメージしやすくなっています。

 

グズグズしているうちに、チャンスを逃してしまった。
グズグズしているうちに、そんな自分が嫌いになってしまった。

 

誰もが、こうした経験をしているとおもいます。
こうした”もったいない”状況を減らすことができれば、毎日がきっと楽しくなるはずです。

 

サクサクと動くことで、充実感が増していきます。
サクサクと動くことで、今まで遠かったゴールテープを次々に切れるようになります。

 

こんな180度変わる方法が、本書には書かれています。
すぐに、読んでみてください。

 

◆人生が充実させるメソッド。

めんどくさがる自分を動かす技術
冨山真由 永岡書店 2015-12-16
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■【要約】15個の抜粋ポイント

行動科学マネジメントとは、
目標達成に必要な「不足行動」を増やす
目標達成を邪魔する「過剰行動」を減らす
両方をコントロールするための実践テクニックです。
だから、今まで行動できなかった人が、サクサク行動できる人になれるのです。

 

デスクの上に置いてあるモノを1つずつ手に取り、本当に置いておく必要があるかをチェックしてみましょう。

 

忘れてはいけない仕事をフセンに記入します。
フセンに書いたら、A4のコピー用紙を1枚用意し、その上に貼ります。
「実行したらフセンに大きく赤丸をつける」というルールを設けて、1日の終わりにはがして捨てます。

 

日常のどんな行動でも数字と日時を設定するよう意識していると、サクサク行動できる人に近づきます。

 

「つい〜しちゃうんだよな…」の手前の段階で環境を変えてしまうのが、過剰行動を減らすコツ!

 

目的を明確にしてから検索を開始すれば、情報収集の精度が飛躍的に高まります。

 

「できるかな?」「終わるかな?」と立ち止まって悩まず、「やれそうだな、やってみよう」と思えるゴールを設定してそこまで進んでみる〜〜サクサク行動できる人は、スモールゴールの設定が上手い人です。

 

行動が完了したら、なるべくすぐにごほうびを。
与えるタイミングが早ければ早いほど、行動は強化されていきます。

 

10分間の空き時間ができたらやりたいことを、手帳などに10コほど書き出します。

 

人は「3つしか選べない」と思うと、極上の3つを選ぼうとします。
その3つがあれば、あなたの知りたいことは十分にわかるはず。
情報は量より質にこだわることが、効率的にリサーチするコツです。

 

気分がモヤモヤしたり、他の心配事に気を取られて目の前のことが進まない〜〜というときがあります。
こういった漠然とした心理は、「見える化」してしまえばスッキリして前に進めるようになります。
A4用紙を1枚用意します。
そして、頭や心の中に浮かんだことをすべて書き出していくのです。

 

1日の終わりに「今日良かったことを3つ思い浮かべる」

 

●行動定着の6つのSTEP
1.「前から気になっていたこと」を紙に書き出してみましょう
2.「気になっていたこと」の中から、テーマを1つ選んでみましょう
3.テーマから目標を決めて、出したい成果を具体的に考えましょう
4.効率よく目標達成するために、とるべき行動を決めましょう
5.1週間ごとにスモールゴールを設定しましょう
6.行動達成率を設定して、ごほうび&ペナルティを決めましょう

 

なぜ「自分を動かすこと」がすべての根幹なのでしょうか?
それは、自分で自分を動かせない人に、人を動かすことはできないからです。

 

「人」は、いつでも変わることができます。
その変わり方を知っているか知らないかで差が出てしまうだけです。
やる気や根性などの精神論とは一切関係ありません。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【684-1】行動に数字(時間や日付など)を設定する

【684-2】モヤモヤしていることや心配ごとは紙にどんどん書き出す

【684-3】1日の終わりに「今日良かったことを3つ思い浮かべる」

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】めんどくさがる自分を動かす技術
【著者名】冨山真由著者情報
出版社永岡書店
【出版日】2015/12/16
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード行動科学習慣術ヤル気
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 「動ける環境」を作る技術
第2章 「動けない習慣」を捨てる技術
第3章 自発的に「行動するクセ」が身につく技術
第4章 行動を正しく「コントロール」して成果を出す技術
第5章 事例に学ぶ行動改善のヒント
第6章 特別付録『行動定着シート』の活用術

 

この本が、あなたを変える!

めんどくさがる自分を動かす技術
冨山真由 永岡書店 2015-12-16
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冨山真由さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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