【シェア読書:1149冊目】敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法(根本裕幸)

【人と会うのが嫌になる前に読む本!】
心理カウンセラー・根本裕幸氏が、他人という存在に敏感すぎるあなたが、人付き合いで疲れない方法を解説する一冊。他人との距離感がわかり、息苦しさから解放してくれる。

■この本の紹介文

人と接するとき。
あなたは適切な距離感を保てていますか?

 

本書は、他人に振り回されることなく、自分が居心地よい距離感を保ちながら接する方法を、心理学の観点から解説する一冊。

 

「相手の気持ちを想像しながら・・・」
「まず相手に与えることから・・・」
「自分よりも相手を優先して・・・」
人間関係に関する本を読むと、「あれ?自分<相手なの?」という方法論がよく出てきます。

 

そして、人間関係を真剣に考えるほど、一生懸命に実践をします。
その結果、どうなるのか。
そう、「疲れて」しまうのです。

 

もちろん、相手の立場に立ってコミュニケーションをすることは大切です。
しかし、「相手の立場に立つ前に、自分の立つ場所をきちんと定めることのほうが重要である」というのが、この本の骨子です。

 

考えてみれば、想像できます。
自分が立つ場所(自分にとって居心地がいい状態)が分からなければ、相手との距離感をはかることができないのですから。

 

まずは、自分の立つべき場所(自分軸)を、しっかりと自分の中に持つこと。
これさえできれば、どんな相手とも適切な距離感で接することができるようになるのです。

 

では、どうやって自分軸をもつのか。
その方法論が、この本の中に書かれています。

 

人間関係にストレスを感じると、日常生活も大きな影響を受けます。
そうなる前に、ぜひこの本を開いてみてください。

 

◆距離感の模索。

■本がわかる!15の要約ポイント

自分を喪失している状態だから楽しくない。
いい人をやめることこそが、幸せになる、人間関係に疲れないための近道なのだ。
「私は私、他人は他人」と考えるべきなのだ。

 

人間関係において、人との距離感がわからず、入り込み過ぎてしまう人も、距離を置き過ぎてしまう人も「バウンダリー」すなわち、心の境界線がわからない状態にある人だ。

 

このバウンダリーの問題は、職場の人間関係だけではない。
友人や恋人、夫婦、家族の関係性など、さまざまなところに現れる問題なのだ。

 

疲れない人間関係を作るには、相手との間に明確な線を引くことだ。
「私は私、他人は他人」という意識でいると、自分の足で立てる。
それを「自分軸」と呼ぶ。
相手を気にする状態は「他人軸」だ。

 

「自分軸」に立つことは「他人軸」で生きてきた人にとっては容易ではない。
ただ、他者と適切な距離を保つには「他人軸」から「自分軸」への移動が不可欠だ。
まずはそのことを頭に入れるべきだ。

 

どの程度人に合わせて、どの程度自分の意見を通せばいいのか、これを判断するには、コミュニケーションの基本的な3モデルを考えることだ。
すなわち「依存」「自立」「相互依存」を考えるのだ。

 

「依存」とは「相手になんとかしてもらいたい」状態だ。
物事がうまくいくかどうかはすべて他人次第だ。
安心かというとむしろ逆で、いつも「相手に見捨てられないか」という不安や恐れがある。

 

2つ目の「自立」は「自分軸」にいるようで「他人軸」にいる状態だ。
依存状態にあった時の、傷ついた苦い経験を繰り返さないために「あえて1人でがんばろう」としているのだ。

 

3つ目が「相互依存」だ。
これは「自分軸」を確立した上で、相手と良好なコミュニケーションがとれた状態だ。
これこそが、人間関係の理想型だ。

 

相手の話は、結局「自分なりの聞き方」しかできない。
自分フィルターを通して聞いてしまうからだ。
そのため「そのお話ってこういう意味で合っていますか」と確認作業をするべきだ。

 

ぜひ、母親との関係を見つめ直す時間を作ることだ。
母親の影響を手放す方法としては、次のことをやるべきだ。
ぜひ、1〜2カ月かけて取り組んでみることだ。

 

まず「感情の解放」だ。
母親に感じる気持ち、母親に我慢してきたこと、言えなかったこと、母親のせいでできなかったことなどを書き出す。
ネガティブな感情を解放して楽な心理状態を作るのだ。

 

次に「感謝」だ。
母親に感謝できること、母親が母親でよかった理由を書き出し、母親に感謝の手紙を書く。
ネガティブな感情を手放した後で愛を入れることで、母親に対するポジティブな思いを作る。

 

距離が、お互いに心地よいかどうかは「感性」で決まる。
つまり、「感じる力」だ。
それは、自分の気持ちを感じるのと同時に、目の前の人が感じていることを感じ取る力でもある。
この両方が必要だ。

 

まずは、自分の足で立ち、その上で相手の気持ちを考え、相手のために与えることだ。
何より、相手を信頼することだ。
これにより、お互いにとって、ベストな距離を確立することができるはずだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1149-1】自分軸で捉えているか常に考える

【1149-2】母親との関係を見つめ直す

【1149-3】相手を信頼する

 

■ひと言まとめ

自分が定まってこそ、人間関係も定まる。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法
【著者名】根本裕幸
出版社フォレスト出版
【出版日】2018/3/8
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の人間関係を良くしたいときに
キーワード人間関係苦手克服コミュニケーション
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 なぜ相手との距離感がつかめないのか?
第2章 他人軸にいる人が幸せになれない理由
第3章 他人に振り回されないための自分軸のつくり方
第4章 あなたの人間関係をつくる母親の壁
第5章 心地よい距離のつくり方
第6章 嫌いな相手への境界線のつくり方
第7章 あるある! こじれた関係の直し方

 

この本が、あなたを変える!

 

根本裕幸さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

 

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