【シェア読書:896冊目】アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書(スティーブンE・ルーカス)

【聞き手責任から話し手責任へ】
ハーバード大学をはじめ1000校以上の大学で利用され、20年以上に渡り多くのアメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書の初翻訳版。
この教科書を修了したとき、あなたの伝え方は激変する!

■この本の紹介文

「きちんと考えを伝えること」
このことに、なにか悩みを抱えていますか?

 

本書は、「伝え方」に関するすべてのテクニックを詰めこみ「教科書」として紹介する一冊。
ハーバード大学をはじめとする1000校以上のアメリカの大学で20年以上使い続けられている「教科書」の翻訳版。

 

日本人は、概して話すのが苦手であると言われています。
これは、「察する」に代表されるように、日本のコミュニケーションは「聞き手責任」であるのが原因だと指摘。
ここに、プレゼンに代表されるように、英語圏のコミュニケーションである「話し手責任」のテクニックを追加して、コミュニケーション力を強化しようというのがこの本の目的です。

 

アメリカ人は、なぜプレゼンもスピーチもうまいのか。
それは、きちんと授業で学んでいたからなのです。

 

そう、授業で学んでいたからなのです。
ならば、あなたも授業を受ければ、あのカッコいいスピーチができるようになれるのです。

 

「伝え方」の授業、受けてみませんか?

 

◆学べば、変わる!

■本がわかる!15の要約ポイント

多様な文化の人々と渡り合っていくためには、「私たちはこういうやり方が習慣になっていますから、よろしく」と話し手責任で説明できないと、なかなかお互いのことを理解できません。

 

人前で話すとなると緊張する、という人は多いかもしれません。
でも、心配には及びません。
皆さんは1日にどれくらいの時間、人と話をしますか。
大人は起きている時間のおよそ3割を会話に費やすと言われています。
つまり、皆さんは人生の非常に長い時間を、会話術を磨くことに費やしてきたわけです。

 

●倫理的に話すためのガイドライン
(1)目指すゴールは倫理的に健全か
(2)ウソはつかない
(3)侮辱的な呼び方はしない、罵らない
(4)倫理的原則を実践する

 

●ゴールの書き方のコツ
(1)「…する」という表現で書く。キーワード、タイトル的なものはNG
(2)質問形にしない
(3)言葉遣いは具体的に
(4)ゴールは1つに絞る
(5)あいまいにならないように

 

話し手として押さえておかなければならないポイントは2つです。
①聞き手は、自分の知識や信念にもとづいて話を聞き、判断するということ。
そして、
②話の内容は聞き手に関連づけなければいけないということです。

 

プレゼンの構成力を身につけるためには、まず、プレゼンの3本柱である「導入」「本論」「結び」の役割を理解し、この3つを戦略的にさばけるようにならなければなりません。

 

黙って見る。
これだけで引きつけることができるのです。

 

建築において設計図が欠かせないように、プレゼンにもアウトラインが欠かせません。

 

プレゼンでは、その場でパッと理解できる言葉、誤解するスキのない言葉を使わなければなりません。
そのためには、
①ありきたりの言葉を使う
②具体的な言葉を選ぶ
③無駄な表現を避ける
の3点に注意します。

 

良い伝え方とは、人に「伝え方」を意識させない話し方のことです。

 

●ビジュアル資料に関する6つのガイドライン
①スライドは簡潔に
②文字・画像は十分な大きさに
③スライド上の文字は少なめに
④聴衆の間で資料を回すのは避ける
⑤資料にではなく、聴衆に向かって話す
⑥会場と機器を事前に確認する

 

こんなことはわかるはず、と決めつけずに、「ここまで説明すれば、どんなに知識のない人だって理解してくれるだろう」という気持ちで臨むことが大事です。

 

説得のプレゼンは、自分の言いたいことをいかに聞き手の価値観、姿勢、信念に合わせて調整できるかがカギです。

 

プレゼンの冒頭で、自分は聞き手と同じ価値観、ものの見方、経験があることを伝えましょう。

 

「聴衆が関心を抱き、話し手を身近に感じるような情報」を伝えるのがいちばんです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【896-1】伝えたいことのゴールを明確にする

【896-2】表現はシンプルを心がける

【896-3】聞き手の関心・価値観を常に意識する

 

■ひと言まとめ

さぁ!あなたが伝える番です!!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書
【著者名】スティーブンE・ルーカス
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2016/11/30
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】話し方情報発信ことばのチカラ
【頁 数】308ページ
【目 次】
第1章 「人前で話す」ということ(Speaking in Public)
第2章 人前で話すためのルール
第3章 「あなたの話、ウラは取れていますか?」
第4章 「プレゼンという有機体」をどう作り上げるか
第5章 「はじめ」と「終わり」がモノを言う
第6章 たかがアウトライン、と侮るなかれ
第7章 話す目的別「伝え方の型」
第8章 よい聴衆になることが、よい話し手になる第一歩(Listening)

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

スティーブンE・ルーカスさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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