【10秒で人は変われる!】
ライフコーチ・藤由達藏氏が、『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』と題して、「10秒」から始められる、先延ばし癖から脱却し、すぐに行動する人になる方法を指南する一冊!
■書籍の紹介文
行動を起こすとき。
すぐに始められますか?時間がかかりますか?
本書は、やらなきゃいけないのは分かっているのに、なかなか行動に移せない人に向けて、「10秒」という一瞬の時間を活用した「すぐやる体質」に変われる習慣術を指南する一冊。
「10秒」です。
「たったの10秒で?本当に?」と考えているうちに、過ぎ去ってしまうくらい一瞬の時間です。
「10秒」意識して使うことで、行動に違いが生まれると著者は説きます。
なぜなのか。
それは、行動には「慣性の法則」が働いているからです。
学校の理科の授業で習いましたよね。
ボールが坂道を転がるのをイメージしてください。
転がり始めは走れば追いつきそうですが、徐々に、とても追いつけないほど加速して転がっていきます。
これが、慣性の法則です。
この『行動にも慣性の法則は働く』ことを理解するのが、本書のキモです。
「10秒」を意識して、行動を起こす。
すると、自然と次の10秒も、次の10秒も、と行動が加速度的に連続していくのです。
気の進まない仕事でも、「10秒だけ」と思って手をつける。
当然、10秒など一瞬ですから、気づいたら数分たっていることでしょう。
そこまでやってしまうと、「ここまでやっちゃったし終わらせちゃうか」という感情も湧いてきます。
「10秒だけ」と思って始めた行動が、継続した行動を誘発してくれるわけです。
この感覚を身につけるための考え方や習慣術が、わかりやすく実用性高くまとめられています。
なかなか行動に移せないという悩みや苦しみを取り除くのに役立ちます。
以前読んだ本で、強く印象に残っている一文があります。
『やるべきことは、やり始めた時点で、8割片づいている』というものです。
「10秒だけ」やり始めた時点で、仕事の8割は片づいていると思ったらワクワクしますよね。
まずは10秒だけ、この本を読んでみてください。
◆10秒の使い方で、自分は変わる!
結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる
藤由達藏 青春出版社 2015-7-1
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】15個の抜粋ポイント
まずは、自分の思考の癖を認識することが大切です。
「何かやりたいことが見つかったとき、なぜいつも自分はやらないのか?」
「やらなければいけないことがあるのに、どうして自分は先延ばしにするのか」
などを、一度しっかり認識しましょう。
行動を始める前に、10秒くらい使ってまずほかの解決策を洗い出してみてください。
それでどんどん解決策のアイデアが浮かぶようだったら、すぐに行動に移さずに、どのアイデアを使うかを考えてみましょう。
現在地→問題点→必要なこと→やるべきこと→ゴール
「見える化」が行動力を決める!
1.ポジティブな気分に浸る
2.仮でもいいから結論を出す
3.「どうしたらできるか」をとことん考える
4.他人のアドバイスは自ら取捨選択する
5.結論が出たら行動する
この5つのプロセスをたどるのが、「考える」ということです。
そもそも私たちの行動は、細分化された「小さな行動の積み重ね」でできています。
小さな行動を積み重ねることで、大きな夢を実現するのです。
つまり、小さなことしかしなくていい、ということです。
小さなことなら必ずできます。
ということは、大きな夢も必ず実現させることができるのです。
●課題や問題を考えるための6つのプロセス
1.「具体的には?」と問いかける
2.「ほかには?」と問いかける
3.「要はどういうことか?」と問いかける
4.課題解決後の状況を想像する
5.「そのためにできることは何?」
6.「最初の一歩は何?」
大事なのは「捨てる意識」を持つこと
●不安を取り除くマインドチェンジの箱
①深呼吸をしてリラックスする
②目の前に頑丈な箱があるイメージをする。箱には頑丈なフタがついており、どんなものも収納できてしまう4次元ボックスのようになっている
③不安な思い、リスクへの思い、恐怖……などすべてを箱の中に入れる
④箱のフタを閉じて、その箱を遠くに押しやる
朝、言葉をアウトプットする
(略)
朝の時間、まずやっておきたいのは、「内向きの言葉」です。
(略)
手書きで独白を行うようなものですので、「まだ眠い。指が動かない。昨日のテレビはつまらなかった。 部長の言葉が気に掛かる」といった感じで書いてみてください。
毎日続けると、自分の感覚に自覚的になり、表現欲求が活性化されていきます。
相手のできているところ、素晴らしいところ、好感の持てるところを、あくまでも自分の内側に生じた気づきや感覚として指摘する。
●相手を巻き込む3つのステップ
ステップ1:相手の可能性を信じる
ステップ2:相手のやる気の素を尊重する
ステップ3:相手の関与を引き出す
「一日一生」という言葉があるように、人生は一日、一日の積み重ねです。
今日一日をいかに過ごすかを考えるためには、明日、どんな朝を迎えたいかを味わう必要があります。
そして、明日の朝をどう迎えたいかは、明日の夜、どんな気持ちで眠りについたらいいかを思い描いてみましょう。
10秒でいいので、ご自身に問いかけてみてください。
「何の制約もなかったら、本当はどこで何をしていたいんだろう?」
これを毎日続けていくと、次第にあなたの人生の目的や目標、「心躍る未来像」や「譲れない価値観」が明確になっていきます。
気分と視座を変えれば、世界はその姿を変えます。
世界がどのように姿を現すかは、あなた次第なのです。
■【実践】3個の行動ポイント
【628-1】「後でやろう」と思ったら、その理由を書き出す
【628-2】朝起きたら、「ひと言」書き出す
【628-3】「何の制約もなかったら、本当はどこで何をしていたい?」と考える習慣をつくる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる
【著者名】藤由達藏 ・ 著者情報
【出版社】青春出版社
【出版日】2015/7/1
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】習慣術、最高の自分、ヤル気
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 すぐに行動できない人の10の習慣(知る)
第2章 10秒で行動する人の思考法(学ぶ)
第3章 行動する人になる10秒マインドチェンジ(自分を変える)
第4章 結果につながる!周りを巻き込む10秒チェンジ(周りを変える)
第5章 10秒でゴールに近づく思考と行動のコツ(人生を変える)
この本が、あなたを変える!
結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる
藤由達藏 青春出版社 2015-7-1
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藤由達藏さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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