【コンビニ最前線ルポ】人気ライター・上阪徹氏が、LAWSONの今を徹底取材した一冊。あなたのコンビニに対するイメージは古い!凄まじいスピードで進化し続ける潮流、戦う人間の姿は、あなたの胸を焦がす!
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■書籍情報
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【書籍名】なぜ今LAWSONが「とにかく面白い」のか?
【著者名】上阪徹
【出版社】あさ出版
【出版日】2015/5/25
【推薦度】★★★★☆
【対象者】明日の仕事力を磨きたいときに
【頁 数】277ページ
【目 次】
「驚きのスイーツ」はいかにして生まれたか?
そもそもコンセプトが違う『MACHI caf´eコーヒー』
実は「保存料ゼロ、合成着色料ゼロ」製造工場の挑戦
自社出資の農場から野菜を直送「ローソンファーム」
「健康」に配慮された食品がなにげなく、続々と
「Ponta」データ分析でリアルな消費行動を読み取る
一点集中主義、「これぞローソン」を作りたい
共存共栄を目指す対等なパートナー「FCシステム」
「お客さまに来ていただくのではなく、お客さまに近づく」
ローソン誕生四〇周年「一八〇日プロジェクト」
ローソンは、コンビニはどこに向かうのか?
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■本書を読む理由
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・あさ出版さんからの献本
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■1分間紹介文
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あなたのコンビニに対するイメージはどんなものですか?
思いつくままにあげてみてください。
著者は、上阪徹さん。
アパレルメーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスのライター。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がける。
近年は、講演活動の他、「上阪徹のブックライター塾」を開講。
あなたにあげていただいたコンビニのイメージ。
それは、完全に過去のものです。少なくてもローソンにおいては。
本書は、コンビニ大手ローソンの今を徹底取材した一冊。誕生から40年を迎えるローソン。その今を知ることで、近年の信じられない進化を体感できる内容。たんなるコンビニは過去のもの。社会のインフラとして、そして高齢化社会の健康サポート役まで、進化の潮流はさまざまな示唆に富む!
それぞれのエピソードを読みながら感じたことは、「まさにこれって、NHKの人気番組「プロジェクトX」「プロフェッショナル仕事の流儀」のローソン版だな」ということ。
そう、本書は、2兆円の巨大コンビニビジネスの中で、日々絶え間なくつづく「プロジェクトX」の一部分を切り出したものであり、登場する人は「プロフェッショナル仕事の流儀」に1人1人が取材対象となりうるストーリーを持っているプロフェッショナルなのです。
熱意があれば、道は必ず拓ける
さまざまなビジネスの現場で言われ、さまざまな著書で書かれている、この言葉。改めて、この言葉は信ずるに値する不変的な金言だということを、感じざるを得ません。
11のエピソードに触れ、自分の熱意がどれくらいなのかをぜひ比べてみてください。あなたが本気であればあるほど、胸の中に熱いものが生まれるはずです。
”熱意の連鎖”をぜひあなたのビジネスにも。
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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発想をゼロリセットしてターゲットをまるっきり変えることで、起死回生を狙った
伝わっていないとは、もう存在していないことと同じなんだということです。どんなにおいしいものを並べていても、お客さまやお店の人に『これ、おいしいんだよね』ということが伝わっていないと意味がない。
マーケットとして塊になっていない。ニーズは一人ひとりみんな違うんです。そこにどれだけ応えていけるか。
経営陣に報告したら、叱られました。もしかして、『取り引き』しているんじゃないか?と。必要なのは『取り組み』だ。相手に自分の本気度を伝えに行ったのか?
追い込まれた状況こそが、イノベーションを生んだ
ぜひとも一度、ローソンのカット野菜の袋を開けて匂いを嗅いでみてください。絶対に消毒の匂いはしません
誰かが動かないとよくならない
どんな工夫をし、お客さまが本当に欲しいものが提供できるか。きちんと根拠があって、自信を持ってお勧めできるものが準備できるか。
経験や勘は大事。でも、その精度を上げたり、仮説の検証を容易にしたりするのに、データはとても役に立ちます。逆にデータだけを見ていても何も生まれません。仮説を持っている人がデータを見ることが、とても大事なんです
お客さまにとって価値のないものはやらない。価値があれば、認めていただいて買っていただける。だから、すべてのお客さまに買っていただこうなんてまったく考えていません。小さなニーズを拾い上げられるかどうか。
留学生たちの大きな目的のひとつは語学の習得。もしかすると、もっと時給のいいアルバイトもあるかもしれないが、日本語を学んだり、日本の文化を学ぶという点で、コンビニ以上の勉強ができる場所はないかもしれない。しかも、アルバイトとしてお金を稼ぎながら、である。
社会にどう役立つか、という大きな発想に、多くの企業は共鳴する
デフレや不況が長くいわれてきた中で、誰が小売りのマーケットを引っ張っていくのかといえば、やはりコンビニだと考えています。なぜなら、お客さまの動きを細かくキャッチすることができるから。
競合がやっていることを真似れば、それなりのポジションは獲得できるかもしれない。しかし、そんなことをしても意味はない。「面白くないですから」
甘い商売をしたら、撤退するしかない。
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■Take Action(実践ポイント)
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【575-3】「社会にどう役立つか」の大きな視点を常にもつ
【575-2】仮説を検証するために、データを用いる
【575-1】自分の思いが伝わっているか常に意識
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■今回のまとめ
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進化を楽しむ!
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
自分を加速させてくれる刺激をくれる人といかに付き合うか。
会うとエネルギーが湧いてくれる人と積極的に関わろう。
そんなことを感じる、ここ最近です(*^^*)
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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上阪徹さん、素晴らしい一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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01時間29分。
通勤時間にじっくりと。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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