【書評:1411冊目】2049 日本がEUに加盟する日(高城剛)

【30年後、世界はこうなる!】
ライター/クリエイター・高城剛氏が、「2049 日本がEUに加盟する日」と題して、これから先30年の未来を大胆に予測する一冊。世界は、日本は、人間は、どう変わるのか?

■書籍の紹介文

30年後の未来。
どんな世界を生きているとおもいますか?

 

本書は、世界各国のさまざまな分野の専門家に著者自らがインタビューを敢行し、2049年以降の世界の姿を大胆に予測する一冊。

 

世界は分断している。
昨今、国内外のニュースを見ると、このように感じている人は多いとおもいます。

 

合わせて、そうしたニュースに触れて漠然とした不安を抱いているかもしれません。
このまま世界は分断が進み、破滅に向かっていくのかと。

 

こうした未来に対して、「世界中の専門家の予測」と「著者自身の肌感覚」をミックスする形で大胆に予測しています。
イメージできるもの、えっ?本当に?と驚くもの、さまざまな未来が覗けてとても楽しい内容に仕上がっています。

 

トランプ米国大統領は、なぜ今あのような行動を取っているのか。
米中覇権戦争は、これからどうなっていくのか。

 

このような現時点の情勢の行く末に対して、ひとつの仮説を持つことができる。
これが本書を読む最大の価値だとおもいます。

 

仮説を持つことで、日々触れるニュースの見方が変わる。
すると、自分自身で確度の高い情報を求めたり、新たな仮説を立てるようになれるのです。

 

結果、自分自身の”肌感覚”が磨かれていく。
どんな社会情勢になっても対応できる自分になれるのです。

 

世界中の専門家が予測する、確度の高い未来の姿。
なかなか刺激的な一冊です。

 

◆そして世界は破滅する?

2049 日本がEUに加盟する日
高城剛 集英社 2019-4-5
売上ランキング(公開時):822
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

「我々が生み出した方程式に当てはめれば、過去の寒冷期、温暖期がすべて説明できます。そして、2030年代に太陽活動は低下し、次の寒冷期のピークが訪れると予測しているのです」。
ザルコヴァ教授(97%の確率で地球気象の未来を予測する天才天体物理学者)は確信を持って、そう言い切った。

 

ザルコヴァ教授の説を裏付けるように、2018年にはNASA最古の研究施設である、ラングレー研究所の大気科学博士マーティン・ミリンザック氏も「NASAの人工衛星のデータによると、熱圏(地球大気の最上層部)が冷やされている。この状態が続くと、氷河期が来るだろう」と語っている。

 

2030年代に世界的に気温が下がることで、食料不足や、民族の大移動が発生する。
そこに人々の感情の揺らぎやブラックアウトなどの突発的トラブルが加わることで、戦争や内乱、政治・経済体制の変革などが起こりやすくなるのだ。

 

2017年6月に発表された国連の「世界人口予測2017年改訂版」によると、毎年約8300万人の人口増加により、世界の人口は2030年までに86億人、2050年には98億人に達する見通しだ。

 

無人化への流れは、世界中で加速している。

 

アメリカ社会の収入面からの「分断」は明らかで、人種以外にも、経済的な問題による階級闘争が起きかねない。
この傾向は、今後も当面続くものと思われる。
なぜなら、国家が財政破綻をしてリセットする以外の解決策は、ほぼないからだ。
つまり、あえてその道を選ぶ可能性はある。

 

ペイパルの創業者で、シリコンバレーの顔役としても知られるピーター・ティールは、「テクノロジーのイノベーションにおけるシリコンバレーのリーダーシップは終焉に近づいている」と発言し、自宅とオフィスをシリコンバレーから引き払い、さらには、「世界の終わり」に備えて、ひそかにニュージーランド国籍を取得し、「文明崩壊に備えた避難所」として南島の元牧羊場だという約2平方kmの土地を買った。

 

中国がこのまま勢いを保ち、アメリカを抜いて覇権国になるとは考えられない。
中国は、先行する小規模のガラパゴス国家日本と同じ成長曲線を描いているからだ。
端的に言えば、中国は20〜25年前の日本と同じ道をたどっているのである。

 

インドは、巨大なカオスだ。
そして、カオスなままで拡大を続けるだろう。
その結果、覇権国の座に就くことはないが、アメリカと中国に並ぶ市場規模には達すると思われる。

 

シンガポールは、いまなお香港と並ぶアジアの金融センターだ。
逆に言えば、金融しかない国でもある。
もし、中国からの資金流入が先細り、リーマン・ショック級の金融危機が再来したら、砂上の楼閣シンガポールの繁栄もそこで終わる可能性が大きい。

 

今後、ドイツはまとまりのない状況に陥る。
最大の火薬庫は、ドイツのGDPの7倍の不良債権を抱えるドイツ銀行で、同行の破綻および処理が、2020年代のドイツの命運を握るだろう。

 

新しい潮流は見て取れても、単一市場だけの価値しかないEUという壮大な社会実験は、すでに失敗したと見るべきだろう。
当面、混沌は続く。

 

EUが再び破壊と再創造を行い、地球規模の整備の雛形を目指すためには、EU以外の地域の成熟した国家を取り込み、あたらしい世界モデルを作る必要が生まれるだろう。

 

EUと日本という成熟した国家同士が手を組み、世界の道徳観と精神性を提言する。
時代は、ポスト生産性を必要とするまでに、飽和していると予測する。
このあたらしいEUは、もはやEUではない。
いわば、グローバル・ユニオン(GU)とでも言うべき、世界政府樹立へ向けた雛型となるだろう。

 

宇宙のリズムが変わり、地球が飽和状態だと誰もがわかる今世紀中盤の2049年、日本がEUに入る頃。
人類は、生存を懸けて、二種に分かれはじめるのだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1411-1】家庭菜園など、自分で食糧を生産する体験をする

【1411-2】アウトドアのスキルを磨く

【1411-3】国内・海外の気になったニュースを自分なりに記録していく

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】2049 日本がEUに加盟する日
【著者名】高城剛
出版社集英社
【出版日】2019/4/5
オススメ度★★★☆☆
こんな時に教養を伸ばしたいときに
キーワード社会教養生き方
【頁 数】184ページ
【目 次】
第1章 宇宙変動がもたらす人類の危機
第2章 世界はどうなっていくのか
第3章 日本がEUに加盟する日

 

この本が、あなたを変える!

2049 日本がEUに加盟する日
高城剛 集英社 2019-4-5
売上ランキング(公開時):822
Amazon Kindle 楽天

高城剛さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

■お知らせ

■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!

■応援お願いします!■

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

Summary
Review Date
Reviewed Item
【書評:1411冊目】2049 日本がEUに加盟する日(高城剛)
Author Rating
31star1star1stargraygray

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る