【ネット時代こその読書!】
脳科学者・茂木健一郎氏が「本の読み方ひとつで、人は大きく変わることができる」と問いかける、脳科学者流の最新読書ガイド!読書のジャンルを広げ、量を重ねることで絶景に出会う!
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■書籍情報
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【書籍名】頭は「本の読み方」で磨かれる
【著者名】茂木健一郎
【出版社】三笠書房
【出版日】2015/6/24
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】読む力を身につけたいときに
【頁 数】238ページ
【目 次】
1 これが“自分の頭で考える力”をつける第一歩
2 こんな「教養のある人」こそが強い
3 「自分を成長させてくれる本」の見つけ方
4 知識を吸収し、人生に活かす技法
5 「一生使える財産」としての厳選10冊
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■本書を読む理由
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・書店でなんとなく目について回ったため
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■1分間紹介文
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そもそも、読書ってなんで必要なんでしょうか?
なんで、みんな本を読むのでしょうか?
著者は、茂木健一郎さん。
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。
「クオリア」(感覚のもつ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。
メディアの出演多数、著作多数はみなさんご存じのとおり。
いきなり、漠然とした問いかけを失礼しました。
しかし、本書はこの問いかけについて自分なりに考えるきっかけになる本ですので、読む前のあなたに問いかけさせていただきました。ぜひ、考えてから本書を読んでみてください。
茂木さんは、この問いに対して
脳は「言葉」と向き合うときに、一番成長する!
このフレーズで回答しています。
本書は、脳科学者流の完全読書ガイドとして、真偽定かでない情報が溢れかえる情報過多の時代に生きる人たちに向けて、情報時代だからこそ読書!と勧める一冊。茂木さん一流の「本の選び方」「味わい方」「実践へのつなげ方」を明らかにしていきます。
電子書籍の登場で、紙の本がなくなる!と数年前に盛んにメディアで喧伝されていましたが、ビクともせずに書店には毎日たくさんの”紙の本”が並び続けています。
ただし、本を読む人の絶対数。こちらが減少し続けていることが、真に一番深刻な問題だと、読書家の端くれとして、ヒシヒシと感じています。
茂木さんもこのあたりに触れつつ、あらためてなんで読書を勧めるのか。豊富な推薦本とともに、脳科学の視点からシンプルにまとめている。
人が成長すれば、本も成長するのであって、その意味で本は「自分という人間の成長を映す鏡」でもあります。
このフレーズが一番響き、自分の読書を振り返るきっかけとなった。
いまのあなたを映す鏡を、手元に持っていますか?
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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足場が広ければ(ジャンルの数)、世界をより広く自由に動き回って見ることができ、足場が高ければ(読書量)、より遠くまでものを見ることができるーそうやって積み重ねるのが本だということです。
本を書いた人の経験を「読む」ことを通して、自分のものにする。そして自分の中で育てていけば、いつか必要なときに、驚くべき形となって表れてくるのです。
科学にかぎらず、知性というのは「どれだけたくさんの人の立場で考えられるか」ということだとぼくは思います。それは「読む」ことによって養われる力なのであり、知的活動の現場で、実際に重要視されているのが、積極的な読書なのです。
自分で世界を変えるような技術を生まなかったとしても、自分で世界の動きを知る力を身につけておくことは大切
世界で流行っている本は、世界の多くの人がおもしろいと思っている、ということなので、世界の常識をうかがい知るには最適ですし、誰もがうなずけるようなキラリと光る洞察に満ちていることが多いのです。
ただ本に書かれているテクニックを模倣するだけではなく、「自分が人生のつくり手になるのだ」という意識で本を読んでみてください。本を活かすには、あなた自身が人生を懸命に生きなくてはならない。その意味でも、本は「鏡」なのでしょう。
英語で読むたら英語で、英語が読めないならば翻訳書で、「世界のレベル」を学ぶことをおすすめします。
本は「人間だけの知性」を鍛えます。ここまでの観点から言うと、本をたくさん読むことは二つの意味で有効です。
1.共感能力が上がる
2.雑談力が上がる
本を読むときに、自分で「語る」ことを意識してみましょう。格段に読み方が変わるはずです。目をつける場所がまったく変わって、本を読むのが楽しくなってくると思うのです。
どんなネタがいい仕事につながるかわからないところが、人間のおもしろいところなのです。本の「雑食」なしで、セレンディピティ(偶然の幸運)もありません。
どの本がどう役に立つかということはわからないけれど、たくさん本を読むと、それが腐葉土のように発酵して脳の中にいい土壌ができる。
結末がわかっていてもおもしろい本が、真に素晴らしい本なのではないでしょうか。「ネタバレはNG」という風潮は、話すことから入ってくる知識を遮断することと同義で、世界を非常に狭めてしまいます。
そもそも「あれはどうだった?」「きみはどう思った?」「わたしはね……」という会話から、すべては始まるとぼくは思っているので、大いに「ネタバレOK」と心得ましょう。
名作はネタバレを超える!
ネットでいろいろな情報が拡散している時代だからこそ、本のお得感は高まっている
いい文章は、ありとあらゆるスキルと比べても、圧倒的なお金を生む力がある
●茂木流・速読のポイント
1.「もくじ」を見て全体を俯瞰する
2.「これはちょっとおもしろそう」という見出しがあれば、その項目は重点的に読む
3.全体をパラパラめくって、「だいたいこんなことが書かれている」というポイントを把握する
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■Take Action(実践ポイント)
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【568-3】読むジャンルを意識的に広げる
【568-2】他人に語ることを意識して本を読む
【568-1】洋書(翻訳本)を読む頻度を高める
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■今回のまとめ
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読書は、自分の身体をつくる食事と同じ!!
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
何というわけではありません。
何かスイッチが自分の中で入った気が、
ここ数日感じています。
何のスイッチかはわかりません。
何か、起こるのかな??
楽しみ(*^^*)
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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茂木健一郎さん、刺激的な一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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00時間49分
スキマ時間のカフェで一気に。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
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2017年 1月 05日
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2017年 6月 25日
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