【大人のコミュニケーション力養成講座】明治大学・齋藤孝氏が、相手やTPOに応じて咄嗟に対応をアレンジする力=機転力、こちらについてまとめた一冊。今から誰でも身につけられる14の必修テクニックとは?
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■書籍情報
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【書籍名】人生は機転力で変えられる!
【著者名】齋藤孝
【出版社】青春出版社
【出版日】2015/4/25
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】自分を変えたいと思ったときに
【頁 数】176ページ
【目 次】
Chapter1 「機転がきくコミュニケーション」は才能ではなく「技」
Chapter2 質問力、要約力、展開力が会話をリードする
Chapter3 情報力が会話を盛り上げる
Chapter4 会話は「共有力」でおもしろくなる
Chapter5 「メモ力」で、キーワードをもとに会話が広がる
Chapter6 プレゼン力、コメント力がアップする「15秒ルール」
Chapter7 ユーモア力が身につく3つのコツ
Chapter8 新しい人間関係に強くなる「修正力」
Chapter9 「観察力」で相手を正確に把握する
Chapter10 相手の本音を正しくつかむ「キャッチ力」
Chapter11 「図化力」で大局的で冷静な解決ができる
Chapter12 トラブルを上手におさめる「謝罪力」
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■本書を読む理由
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・「機転力」と齋藤孝さんという組み合わせが気になったため
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■1分間紹介文
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あなたは、咄嗟のコミュニケーションに自信がありますか?
ここ最近を少し思い返してみてください。
著者は、齋藤孝さん。
明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。
テレビのコメンテーターとしても有名であり、多作の著者でもある。
咄嗟のコミュニケーション。
いかがでしょうか?多くの人は「失敗した!」「うまくいかなかったな」という点が多く浮かんだのではないでしょうか。
本書は、仕事のコミュニケーションでは、相手やTPOに応じて、機転をきかせ、その場で対応をアレンジする力が評価を分ける。この「機転力」は生来の性格ではなく工夫で身につくことを、あなたに気づかせてくれる一冊。
「会話がエキサイティングに展開する3フレーズ」
「新しい組織でうまくやるための”テン・シュ・カク”」
など、生まれつきの才能とみられる力をノウハウ化させることに定評がある著者が、コンパクトにコツを教える。
無意識に体が反応するようになることを、「技化(わざか)」と著者は呼ぶ。アスリートがよく言う「考える前に体が動いた」という状態を指すのだろう。
著者は、コミュニケーションにおいても「技化」が可能であると言う。コミュニケーションという大枠で捉えるのではなく、
■聞く力:「要約力」「質問力」「展開力」「情報力」「共感力」「メモ力」
■話す力:「プレゼン力」「コメント力」「ユーモア力」
■その他:「修正力」「観察力」「キャッチ力」「図化力」「謝罪力」
などの要素に分解し、それぞれを鍛えることで上達、「技化」できるとまとめます。
コミュニケーションの効果は今更説明するまでもないでしょう。
それを1つ1つ学ぶことができるのなら、きちんと学ぶのが社会人の務め。
すぐにはじめましょう!
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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コミュニケーションであれば、先ほど挙げた「質問力」「要約力」「コメント力」などの要素を意識する。意識した時点で私たちの能力は上がっているのです。
質問力と展開力を鍛えるための、とてもいい練習の場があります。それはあなたが面倒だなとか、つまらないなと思っている人と、あえて会話をすること。
相手が読んでいなくても、なぜそれが今の時代に流行るのか、自分なりに分析する。それ自体が話のネタになります。
(略)
書籍は一つのテーマを掘り下げた情報があって、それはそれで興味深いし有益なのですが、雑誌は広く雑多な情報が詰まっています。それが日々の会話や雑談にはちょうどいい。
まず自分が興味があることは何か?好きなことは何か?明確に意識することがポイント
お互いに共有するものを育むことで、楽しく、面白く創造的な場が増えていく。そんなコミュニケーションを常に目指したい
メモのコツは、キーワードを見つけてピックアップすること。無理に文にすることはない。キーワードで共感し合い、話を展開するわけです。
こういうメモの習慣を身につけるだけで、その人の雰囲気も雰囲気もガラリと変わる。積極的な明るいイメージの人物に変わるのです。
15秒で1テーマを話す癖を付けると、話の”球離れ”がよくなると同時に、話の意味の含有率が高くなります。ダラダラと話さず問いかけから結論まで「1テーマ」が入っているわけですから当然そうなります。
無理矢理でも声に出して笑うと、不思議に気分が明るくなります。
知っていることと知らないことの線引きをする
まずは相手をしっかりと観察する。ふだんの相手の状態を観察し、精神状態がフラットなときの反応や言動を把握すること
同じことをやっているのに疲れない、何時間も続けても苦にならないというのも、才能や適性があることの証明だと思います。
相手にはっきりと拒絶の言葉を言わせないことも、付き合いのたしなみです。断ること自体がかなりのストレスになります。過剰なストレスを感じさせるまで、相手を追い詰めないこと。
対象を図化するというのは、それを俯瞰するということ。
相手の怒りに向き合い、相手の気持ちになって考える。素直な気持ちで謝意を表すことで相手の怒りを和らげる。その後に事態の冷静な分析と今後の改善点を示す。その体験をするだけで、あなたのコミュニケーション力、人間力は格段にレベルアップするはずです。
「機転力」を働かせられるようになれば、コミュニケーションの達人
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■Take Action(実践ポイント)
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【547-3】相手に否定語を使わせない
【547-2】興味があること・好きなことを書き出す
【547-1】苦手な人と意図的に話をしてみる
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■今回のまとめ
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気がきくな〜という人に、自分がなる!
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
6月になりましたね。
充実していますが、あっという間に5ヶ月が終了(^^;
今月もアグレッシブに進みましょう!!
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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齋藤孝さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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00時間56分。
通勤時間にて。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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