
【電子書籍の可能性とは?】
漫画界における電子書籍の第一人者・鈴木みそ氏と小沢高広氏が、『電子書籍で1000万円儲かる方法』と題して、知られざる電子書籍ビジネスの世界の内情を、プロの視点から語る一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
電子書籍。
読んだ経験がありますか?
本書は、電子書籍の登場により、激動の時代に入った出版業界の未来について、電子書籍にいち早く取り組んでいる2人の先駆者が座談形式で考察する一冊。
クリエイター側から見た電子書籍ビジネス。
なかなか聞くことができない当事者の声を聞ける、貴重な機会となる書籍だと感じます。
ところどころ、汎用性が低く流し読みする部分もありました。
ですが、「電子書籍ビジネスの実体を知る」という点での満足度は十分に得られる内容です。
電子書籍を出版してみたい。
自分の作品をなんとか世の中に出したい。
そんな思いを持つ人にとって、先駆者の言葉は非常に参考になると思います。
まだまだ先行事例の少ない業界の貴重な情報源となることでしょう。
電子書籍の登場。
それは、読者にとっても、著者にとっても、出版戦国時代に突入したといえるとおもいます。
どう選択し、どう使いこなしていくか。
一読する価値のある本です。
◆電子書籍ビジネスの兵法。
電子書籍で1000万円儲かる方法
鈴木みそ、小沢高広 学研パブリッシング 2014-9-9
売上ランキング(公開時):ー
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
面白いものを描けば、誰かが見つけて広めてくれるのがネットの世界。
編集が見出さないと世界に出られなかった昔より、ずっと成功のチャンスは広がっています。
大事なのは、デジタル化権を持つこと
誰しも”売れる”ために描いているわけじゃないんですよ。
自分が描きたいと思う作品を、たくさんの人に届けたいっていう気持ちはあっても、作品の良さがわからない人に無理やり読んでほしいとまでは思っていない。
その点では、昔から出版社と作家は相容れない部分があったのかもしれない
出版社が生き残るためには、会社の機能をある程度整理しなければならない
売り方のところで工夫をしていかないと、届けられるはずのものも届けられない
いくら届けることができても、プロとしてきちんと収益化ができなければ、続けることができない
電子書籍にかかわるのも、斜陽なイメージがあるみたい
Amazonは支払調書を発行してくれないので、銀行振込の履歴を手計算したものと、KDPの売り上げレポートで毎月の売り上げを足したものとを突き合わせてみたんです。
その結果、1000万円をちょっと超えていることがわかった。
自分だけ生き残るわけにはいかない。
サバイバルっていうのは、みんなで生き残ること
自分自身のメディアから直接読者に向かって発信できるのは、すごく面白いこと
自分をパッケージ化して販売する
自分のあった仲間の数を想定して、その人たちにあわせて動く
コンピュータにやらせられることは、全部コンピュータにやらせて、人間はもっと人間じゃなきゃできないクリエイティブな作業をしてほしい
●売るための技術(抜粋)
(1)「電子書籍ユーザー」の特性を理解する
(2)電子書籍ならではの表紙デザイン
(3)適切なボリュームの設定
(6)SNS別の特性を理解する
(9)ジャンル分け、タグ付けを意識しない
(10)ネット上の”ノイズ”を恐れるな
常に新しいことに挑戦する
■【実践】3個の行動ポイント
【420-1】自分のメディアを持つ
【420-2】仲間を意識して、その人たちのために合わせて動く
【420-3】新しいことに挑戦する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】電子書籍で1000万円儲かる方法
【著者名】鈴木みそ、小沢高広
【出版社】学研パブリッシング
【出版日】2014/9/9
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】稼ぐ力を身につけたいときに
【キーワード】発想力、稼ぐ力、IT活用
【頁 数】255ページ
【目 次】
第1章 マンガ業界こそ究極の“ブラック”だった
第2章 「脱・出版社」を実現するITサービスの進化
第3章 電子書籍時代の新・マンガ家入門
第4章 ネットで売れるマンガ家/クリエイターとなるために
第5章 これからのマンガ家が取るべき進路とは?
この本が、あなたを変える!
電子書籍で1000万円儲かる方法
鈴木みそ、小沢高広 学研パブリッシング 2014-9-9
売上ランキング(公開時):ー
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
鈴木みそさん、小沢高広さん
素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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