【素直に生きたいですか?】
人気ミステリー作家・森博嗣氏が、素直に生きる100の講義と題して、自分に素直になれる100のアドバイスを贈る一冊。1つ1つの言葉を感じ考えていくうちに、素直な自分に出逢う。
素直に生きる。
どう生きていると、素直と言えるのでしょうか?
本書は、「どうすれば素直な人生をおくれるのか」「どうやって素直な精神を磨いていくのか」という生き方をじっくりと考えさせる一冊。
「素直」を辞書で調べるとこうでています。
【性格や態度にひねくれたところがなく、あえて人に逆らったりしないさま】
【飾り気がなくありのままであるさま】
(大辞林第三版より)
今の時代、気をつけていても、なにかに心が流されてしまうものです。
言葉遣いだったり、考え方だったりと一緒に。
そして、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいるのです。
結果として、息苦しさや生きづらさにつながっていくのです。
では、どうすれば解消することができるのでしょうか?
それは、流されてしまった心を調整するしかありません。
調整するために必要なのが、言葉です。
なぜなら、言葉に触れると、自分の中の言葉を返したくなるからです。
ただ、触れる言葉には注意しないと、正しく調整できません。
だからこそ、この本が必要なのです。
◆こころを、整えましょう!
上手くいかなくても良いし、自分の思ったとおりにできなくても良いから、いちおう完成させてみてはいかがか、というアドバイスしかできない。
「お金があって、好きなことができて良いですね」と言われるが、それは違う。
好きなことがしたいから、金を稼いだだけだ。
時間さえあれば、ほかのものはなんとかなる。
そして、生きている人間には、必ず時間はある。
人が発想したものを実現するための努力というのは、人から「楽しいよ」「やり甲斐があるよ」と言われたり、「これをしてくれたら、これだけあげましょう」というような報酬が約束されているのだが、残念ながら楽しみよりは苦痛が大きい。
どうしてかというと、やり遂げたときに現れるゴールが、やはり基本的に自分のものに思えないからだ。
人が発想したものは、所詮はその人のものなのである。
仕事が欲しい人にばかり依頼していると、つまらないものになる。
多くの普通の人は、知識を求めていない。
ただ、自分の身の回りのことを紹介し、自分を知ってもらいたい、誰かと仲良く世間話がしたい、という動機でネットに参加しているので、ネットは当然ながら、そういったもので溢れかえる。
「好きか嫌いかが分かれる」というのは、ほぼ全員が興味を示す、ということにほかならない。
プロというのは、書きたいこと、書くことがないときでも書ける人
「技術」とは、簡単な方法を探すことである。
良いことを言っても、凄いところを見せないと聞いてもらえない。
一人の時間ほど貴重なものはない。
この孤独の時間が、すべての価値を生むといえる。
次に起こるものは、今は注目されていないところ
【406-1】「好きなことがしたいから、金を稼ぐ」と唱和する
【406-2】「自分には時間がある」と唱和する
【406-3】一人の時間を作る
素直になるとは、自分のこころを取り戻すということ
【書籍名】素直に生きる100の講義
【著者名】森博嗣
【出版社】大和書房
【出版日】2014/8/9
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】自分を見つめ直したいときに
【キーワード】自己対話、最高の自分、生き方
【頁 数】240ページ
【目 次】
1限目 素直な人生を歩む「開拓」論
2限目 独創するための「独想」論
3限目 大切なことを忘れない「美学」論
4限目 自分を見失わない「関係」論
補講 ひねくれ者ばかりの世界を“素直”に捉え直す
この本が、あなたを変える!
森博嗣さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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