- 2013-7-27
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- CCCメディアハウス, ★★★★★, アンドリュー・ソーベル, ジェロルド・パナス, 聞く力を身につけたいときに
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【質問の極意とは】
閉ざされた扉を開き、問題の核心に切り込み、会話を驚くほど楽しいものに変える「パワー・クエスチョン」について学べる一冊。337の質問と遭遇することで、あなたの人生は確実に変わる!!
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■書籍情報
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【書籍名】パワー・クエスチョン
【著者名】アンドリュー・ソーベル、ジェロルド・パナス
【出版社】CCCメディアハウス
【出版日】2013/3/22
【推薦度】★★★★★
【対象者】聞くことに悩んだときに
【頁 数】272ページ
【目 次】
いい質問は安易な答えに勝る
どん底に落ちたくなかったら穴を掘るな
四語
売り込みがうまくいかないとき
ミッションは重要なのではない。すべてだ
洞窟から抜け出す
初めから始める
やり直す
理由がわかれば克服できないものはない
秘密
〔ほか〕
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■本書を読む理由
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・タイトルに興味をもったため
・質問に興味をもったため
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■1分間紹介文
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本日ご紹介する一冊は【パワー・クエスチョン】
著者は、アンドリュー・ソーベルさんとジェロルド・パナスさん。
両氏とも、著名コンサルタント。そのキャリアは様々な方面から賞賛されている。
あなたへの質問です。
「あなたは、質問によって劇的に会話が変わった経験ありますか?」
『この本を読めば、あなたの人生が変わる。』
そう断言できるほどインパクトがある本。
337のパワークエスチョンに触れることで、あなたの質問に対する意識・考え方・使い方が根本的に変わることでしょう。そして、変わることでアナタ自身も確実に変わり、周りの景色がどんどん変わっていくことでしょう。
シチュエーション毎にどう使えばいいのかが、丁寧に書かれているのできちんと理解しながら読み進められます。
さらに、普段よく使われる質問が陳腐な質問とメッタ切りされているので、ドキッとすることでしょう。
あなたを変える「質問」のバイブル。必ずお読みください!
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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「いつもそうだが」と、CEOは言った。「コンサルタントにしろ、銀行家にしろ、弁護士にしろ、どういう質問をするか、そして、こちらの話にどれだけ熱心に耳を傾けるかで、その人間の経験と洞察力がわかる。それだけのことだ」
「御社のことを教えてください」と言われたら、具体的な点をあげてもらうこと。「弊社のどういう点に興味をお持ちですか?」と問い返すといい。
同様に、「あなたのことを話してください」と言われたら、「私のどういう点に興味をお持ちですか?」と訊くといい。
「あなたはどう思う?」という四語(What do you think?)には大きな力がある。相手の意見を求めることになるからだ。相手はあなたに話を聞いてほしいのだ。しゃべりすぎと非難されることはあっても、相手の話を聞きすぎだと文句を言われることはまずない。
●何かを売り込みたい場合の4つの条件
・相手はそれによって解消できる大きな問題や状況を抱えているだろうか?
・相手はその問題を自分のこととしてとらえているだろうか?
・相手は現在提供されているもの、あるいは、その改善率に健全な不満を抱いているだろうか?
・相手はあなたをその仕事の適任者として信頼するだろうか?
「どんなふうに始めたのですか?」と訊くと、相手は胸襟を開き、夢中になって自分のことを話してくれる。
組織での役割をはっきりさせたいとき、目的意識や誇りを取り戻したいとき、あるいは、相手の原動力がなにか知りたいとき、こう訊くといい。
「あなたはなぜ今の仕事をしているのですか?」
『難題はソフトクリームに似ている。早くかたづけないと、大変なことになる』
誰かに能力を最大限に発揮してほしいときー考えうるかぎり最高の仕事をしてほしいとき、こう訊くといい。
「これはあなたにできるベストですか?」
日常生活の煩雑さに気をとられて、私たちは夢を追うことを忘れがちだ。友人や愛する人と夢を分かち合おう。
「あなたの夢はなんですか?」と訊くことで。
大切なのは、相手の話を聞き反応することだ。情報を得て、打てば響くような受け答えをすることだ。それが活発な対話ができるか否かの分かれ目である。
「もっと話してくれませんか?」は、相手の考え方や経験の扉を開く魔法の鍵なのだ。
相手に仕事(あるいは人生)をじっくり考えてもらいたいときには、こう訊くといい。
「今の仕事のなににもっと時間を充てたいと思いますか?逆に、かける時間を減らしたいと思うことはなんですか?」
「こうしたい」と言われたら、相手にとって本当に必要なことを見きわめなければならない。それには「なぜ」と質問をすることだ。五回は続けよう。最初は「なぜそうしたいのですか?」あるいは「なぜこうなったのですか?」から始めるといいだろう。
会議を始める前に問いかけよう。「今日は何を決めなければいけないだろう?」そして、会議の終わりには「今日は何をきめただろう?」と訊くといい。
アドバイスを求められたとき、相手の説明が曖昧だったり、むやみに予備知識を与えようとしたりしたら、こう訊くといい。
「問題はなんですか?」
人生の優先順位を考え直し、残りの人生をどうすごしたいかじっくり考えてもらいたかったら、こう訊くといい。
「あと三年しか生きられないとしたら、あなたは個人として、そして職業人として、なにをしたいですか?」
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■Take Action(実践ポイント)
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【019-3】『難題はソフトクリームに似ている。早くかたづけないと、大変なことになる』を意識して行動する
【019-2】「自分の死亡記事」を書く
【019-1】本書をバイブルとして読み込む
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■今回のまとめ
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相手は自分の鏡!!
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
相手は自分に何を求めているのか。
注意して接しているつもりでも、たまにズレが生じてしまう。
コミュニケーションの難しさを知った一日でした。
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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アンドリュー・ソーベルさんとジェロルド・パナスさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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02時間08分。
カフェで集中して。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。