【仕事と生活の指南書】『暮しの手帖』編集長・松浦弥太郎氏が説く、ていねいに生きるための極意をまとめた一冊。キーワードは「なぜなんだろう」。人生を豊かにするための考え方のコツを、あなたに投げかける。
===================
■書籍情報
===================
【書籍名】考え方のコツ
【著者名】松浦弥太郎
【出版社】朝日新聞出版
【出版日】2012/9/20
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】働き方、思考、生き方
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 思考術
第2章 想像術
第3章 コミュニケーション術
第4章 時間管理術
第5章 グローバル術
===================
■1分間紹介文
===================
何かを考えるときに、自分なりの基準を持っていますか?
著者は、松浦弥太郎さん。
『暮しの手帖』編集長
「COW BOOKS」代表
18歳で渡米。アメリカの書店文化に惹かれ、帰国後、オールドマガジン専門店「m&co.booksellers」を赤坂に開業。2000年、トラックによる移動書店をスタートさせ、2002年「COW BOOKS」を開業。同時に、執筆・編集活動も行う。2006年より『暮しの手帖』編集長に就任
本書は、「いい仕事をしたい」「社会に貢献したい」そう願うすべての人のために宛てた、人生の先輩から後輩へと託す手紙のような、「仕事と生活」の指南書と言える一冊。
【思考術】【想像術】【コミュニケーション術】【時間管理術】【グローバル術】の分野にわけて、仕事に生活、そして人生を、より意味のあるものにするためのヒントを珠玉の言葉で綴る。
明日を今日よりよくしたい。そんな思いの時に読みたい。
===================
■押さえておきたい15のポイント
===================
ゼロから何かを生み出す。そのためには、自分の頭で考えることだ。しかし実のところ「考えているつもりで、考えていない」という状態の人が多いようだ。
一日二回、思考の時間を作ることだ。まず、午前中の一時間を確保する。なぜなら、午前中はリフレッシュされているからだ。午前中は、あらゆることを頭で整理し、アイデアを出す「思考の時間」だ。
「思考の時間」を確保したら、大きな白い紙を用意し、机に置く。そして、目の前にある白い紙を、じっと見つめる。白い紙と対峙することで、情報を遮断し、ウォーミングアップができるのだ。
「考えのかけら」は、言葉の切れ端だ。そんな「考えのかけら」をひたすら白い紙に書いていく。すると、だんだん自分の頭の中の景色が視覚化されていく。
考える際は、必ず二つの答えを出す、つまり「一考二案」が基本だ。必ず「答えを二つ出す」というスタンスでいると、ひとつの答えを探そうとするときよりも多少肩の力が抜ける。
アイデアが二つ出てきたら、A案とB案をもとに、C案を考える。二案出すのは、あくまで思考のプロセスだ。A案とB案が出た段階では、たいてい壁にぶつかる。
アイデアが出たら、人に話すことだ。頭の中が活性化され、無意識のうちに、様々なことが同時多発的に導き出される。純粋なアイデアは、人に話すことでさらに進化する。アイデアが育つのだ。
すべての仕事に、お願いごとがついて回る。その際「相手が今どんな状況で、どんなことを考えているのか」を考え、タイミングを計ることだ。相手がお願いごとを受け入れられやすいときに頼むのだ。
人は感動で動く。だから、お願いごとをするには「あなたが必要」ときちんと伝わるように、徹底的に相手を知っておくべきだ。それには、入念な準備が必要だ。
人脈とは、数ではなく信頼関係だ。ならば、一生つき合える相手が10人もいれば十分だ。なお「親しさ」と「信頼」は異なるものだ。覚えておくといい。
「本当に信頼できる10人」という人脈があれば、彼らを通して不特定多数の人に自分のメッセージを発信することができる。そうなれば、会ったことがない人にも力を貸してもらえる。
全員が自立歩行を目指し、弱者を助ける社会を築く、一人ひとりが、社会や組織に依存せず、独立して生きる。だからこそ、お互いに助け合うこともできる。これがグローバル時代にふさわしい社会だ。
グローバル化時代に欠かせないのが語学力だ。母国語を含めて、三か国語くらい話せるように自分に投資すべきだ。特に、英語は世界の共通語だ。グローバル化の大前提であり、習得は必須だ。
仕事を通して人を幸せにし、社会に貢献するには、ビジョンとクオリティが不可欠だ。その際「自分らしさ」という要素は欠かせない。グローバル化が進む今こそ「日本人らしさ」が強みになるのだ。
仕事も暮らしも自分らしさを知るための勉強だ。こう考えれば、仕事を続けていく覚悟が定まるはずだ。この覚悟こそ、グローバル時代を泳ぎ切るための、プレイヤーとしての覚悟なのだ。
===================
■これをやってみよう!3つの実践ポイント
===================
【352-1】朝と晩、10分ずつ考える時間を設ける
【352-2】浮かんだ言葉をすぐ書き留められるようにメモを常備する
【352-3】アイデアは人に話すと決める
===================
■今回のまとめ
===================
考え続けられたとき、目の前はひらける!
===================
■今回紹介した本
===================
松浦弥太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!
■【読者登録受付中】メルマガの配信を開始しました!■
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力をお願いします。
携帯アドレスだと届かないことがございます。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。