【275冊目】ITビジネスの原理(尾原和啓)

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【IT業界の実情を知りたい方向け】マッキンゼー、Googleなど10社以上を渡り歩いてきた尾原和啓さんが、数々の現場にいたからこそ知り得たITビジネスの仕組みをこの一冊に圧縮。原理を知れば未来が見える!

 

 

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■本の概要
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【書籍名】ITビジネスの原理
【著者名】尾原和啓
【出版社】NHK出版
【出版日】2014/1/28
【推薦度】★★☆☆☆
【目 次】
第1章 ITビジネスは何で稼いできたのか
第2章 ネットが世界を細分化する
第3章 ネットワークとコミュニケーション
第4章 消費されるコミュニケーション
第5章 ITの目指すもの、向かう場所

 

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介する一冊は【ITビジネスの原理(尾原和啓)】

 

著者は、尾原和啓さん。
マッキンゼーやGoogleという名だたる企業を渡り歩き、現在は楽天執行役員をされている異色のキャリアをお持ちの方です。

 

あなたへの質問です。
「あなたが日々使うインターネット、どういう仕組みで成り立っているか考えた事ありますか?」

 

・パズドラ月130億円、LINE3億人、なぜ大成功したのか?
・Facebookはなぜマネタイズに苦しむのか?
・Googleグラスに秘められたウェアラブルの本質とは?
・LINEスタンプとiモード絵文字に共通する仕組みとは何か?
・Amazonと楽天の決定的な違いはどこにあるのか?
・Yahoo!が勝ち取った「純粋想起」の原理とは?

 

IT業界の仕組みを非常に分かりやすくまとめた一冊。
IT業界に勤める人はもちろん、まったく関わりない方にも非常に読みやすくつくられており、IT業界を知るための教養本として役立ちます。

 

興味のある方はぜひご覧ください。

 

それでは、本編をはじめます。

 

 

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■読書ノート
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ネットワークやITは「自己実現を加速するもの」であり「人を幸せにするもの」

 

インターネット以前のビジネスは「モノを安く仕入れて高く売る」ものでしたが、
インターネットのビジネスというのは「ユーザを安く仕入れて高く売る」ものと言える

 

世界中に散在しているユーザを一か所に集めて、そのユーザを金を出しても欲しいと思っている企業や人と結びつける、マッチングするのが、インターネットのビジネス

 

何のヒントや手がかりもなく、ブランド名などを思い浮かべることを純粋想起といいますが、この純粋想起を取ってしまうのが最強なんです。
まず頭に思い浮かんだ場所に行く。だから純粋想起を取ったサイトに人は集まるのです。

 

これまでは商品としての単位に足りないために売れなかったものが、仕事を細切れにすることで、売れるもの、価値のあるものにできるのです。
細かくした仕事の一つひとつは、0.1、0.01であっても、それをたくさん集めることで100の力、1000の力にすることができる。
梅田望夫さんはこれを「ゼロ×無限大」と表現しましたが、そういう力がインターネットにはあるのです。

 

情報を発見する技術とは、言い方を変えると、情報を受信する技術です。
受信する技術の向上によって、小さな粒度で情報を受信することができるようになったということになります。

 

粒度の小さい情報が大量に流れ込んでくるというのは、受信側の視点でいうと、情報のスピードが速いということになります。
スピードが速いということは、後から次々にやってくる情報によって流されていってしまう。つまりフロー化が進むというわけです。
ブログやSNS、Twitterなどは、もともとウェブサイトに比べるとフロー性の高いメディアなのですが、情報量の増加と高速化によって、さらにフロー性が加速されるのです。

 

現在では隠しておくメリット、発信しないメリットは劇的に小さくなり、むしろ隠しておくことのデメリット、発信しないことによるデメリットが大きくなりました。
発信しないことよりも発信することを選ぶのが、当然の選択ということになります。

 

情報を発信するときには自分の持っている情報や思考を整理しなければなりませんが、この作業自体が自分を成長させてくれます。
頭の中で分かったつもりになっていることでも、声に出したり文章にしたりと、言語化することでより明確になることがあります。
明確になるだけでなく、言語化が新しい発見に繋がることすらあるのです。

 

「あれ、いいよな」の「あれ」を言葉で説明しようとすると一万語を使わなければならないかもしれないけれど、そこを「あれ、いいよな」の6文字で語ってしまうのは、
ものすごく高密度なコミュニケーションです。前段で述べたハイコンテクストな国民性が、ここにも現れているのです。
日本というハイコンテクストな国は、こうした言葉ではない部分を楽しむ、隙間を楽しめるという文化がある。そのために、その部分が過剰に消費されるというわけです。

 

モノを買うというのは、ただ品物を買っているだけではなくて、その商品にまつわる物語を買っていたり、売っている人との関係性を買っていたりすると思うのです。
その関係性を手に入れたとき、人はもっと幸せになれるし、インターネットというのは、それを実現できる力を持ったツールであるはずだ、と思うのです。

 

Amazonは「どこで買っても同じ商品を売る」ことで合理性を求め、
楽天は「商品に魅力的な物語や付加価値をつける」ことで余剰を得ているということ

 

日本が、アジアが、アフリカが、ヨーロッパが、あらゆる国と民族が持つ独自性、多様性を認め、かつ尊重した上で、言語に縛られることなく、言語を超えたところで繋がる関係。
その関係を構築する力がインターネットにはある。

 

インターネットが自己実現のための、人が幸せになるための装置として機能する環境は、整ってきています。あとは、私たちがそれをどう使いこなすかにかかってきている。

 

日本は、コミュニケーション消費やハイコンテクストによる余白・余剰生産の先進国です。
それらは楽天やニコニコ動画といったネット上のサービスだけではなく、茶道、ダイソーといった生活の中にたくさん眠っています。
こうしたものが、多言語・非言語の時代に世界に羽ばたいていくこと。仕掛ける側のみなさんが次の世代をリードしていかれるよう期待しています。

 

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■実践ポイント
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●自分の中にある「純粋想起」されるキーワードを洗い出す

●洗い出したキーワードを磨く方法を考える

●自分なりのIT活用のルールを改めて定める

 

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■まとめ
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原理原則を学ぶことで、これから先の道が見える!

 

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

 

目標を明確に立て、逆算して今日やることを考える。
日々意識しないといけませんね。

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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ITビジネスの原理(尾原和啓)
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尾原和啓さん、素敵な本をありがとうございます!!

 

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