【書評:1167冊目】内臓脂肪を最速で落とす(奥田昌子)

【内臓脂肪を制する者は健康を制す!】
内科医・奥田昌子氏が、内臓脂肪こそ、日本人最大の体質的な弱点だと提起し、健康維持に役立つ内臓脂肪を最速で落とす方法を解説する一冊。内臓脂肪を理解すれば、痩せる!

■この本の紹介文

自分のお腹まわり。
最近、気になっていませんか?

 

本書は、内臓脂肪に関する最新の論文をもとに、内臓脂肪を意識した食生活や生活習慣などの健康改善策を提案する一冊。

 

脂肪には、3種類あることをご存じですか?
(1)皮下脂肪
(2)内臓脂肪
(3)体脂肪
この3種類ですが、違いをすべて説明できるでしょうか。

 

タイトル通り、健康にとって一番注意しなければいけないのが「(2)内臓脂肪」です。
内臓脂肪をきちんと理解することこそ、健康を左右する。

 

このことを、「知識」と「習慣」に分けて、わかりやすく学べるように構成されています。
今までわたしが「常識」だと思っていたことが正確でなかったりと、新しい知識がいくつかありました。

 

食生活の見直しに・・・
生活習慣の見直しに・・・
次の健康診断対策?に・・・
健康な状態を1日でも長く維持するために必要なことが書かれています。

 

ただ長生きしたって意味ありませんよね?
健康な身体で長生きしなければ。

 

◆内臓脂肪を制する者は健康を制す!

■本がわかる!15の要約ポイント

脂肪細胞が作る物質はこれまでに100種類以上確認されています。
このうち、おもに内臓脂肪が分泌するもののなかに、血圧を上げ、血糖値を上げ、動脈硬化を進行させ、血管の中で血を固まらせて脳梗塞や心筋梗塞を招く、悪い物質があるのです。

 

男性ホルモンと内臓脂肪には逆の関係もあります。
内臓脂肪が増えると男性ホルモンが減少することを示すデータがあるのです。

 

約15万人のデータを解析したところ、もっとも病気にかかりにくかったのがBMIが22の人たちでした。

 

内臓脂肪の細胞は大きくなると悪玉物質を分泌する力が高まります。

 

内臓脂肪の蓄積をきっかけに、体にとって望ましくない反応がドミノ倒しのように広がることで、心筋梗塞が31倍起こりやすくなるのです。

 

認知症の背景にも、おなかの脂肪があるのです。

 

本当に気をつけなければならないのは、体内でのコレステロールの合成を促す成分です。
これが飽和脂肪酸で、牛肉や豚肉の脂、牛乳と乳製品、スナック菓子やチョコレートなどにしっかり入っています。
卵やイクラ、タコ、イカはコレステロールが多くても飽和脂肪酸が少ないので、現代の考え方に照らすとほとんど問題ありません。

 

摂取カロリーをちょっと減らすだけで、1年後に内臓脂肪をごっそり落とすこともできるわけです。
先ほどの計算式にそって考えると、7000キロカロリー消費すれば、内臓脂肪が1キログラム落ちて腹囲が1センチ小さくなります。

 

玄米、大豆、魚、そして海藻やキノコを食べれば、内臓脂肪が付きやすい日本人の弱点を補える可能性があるということです。

 

・息がはずむ程度の運動を30分間、週に5日以上行う
・1日の歩数をそれまでより3000歩増やす。これは、おおむね30分の歩行に相当する
どちらかにこだわる必要はなく、運動できない日は遠回りして歩いて帰る、というふうに、柔軟に実施すればよいのです。

 

有酸素運動は心臓と肺を強くするため、持久力、いわゆるスタミナが付きます。
持久力が高い人ほどインスリンの効き目が上がることも示されています。

 

睡眠不足のときは高カロリーのものが欲しくなることを頭において、食欲をうまくやり過ごすことが大切です。
それでも食べてしまったら、「まあ、いいか」ですまさず、それから3、4日は意識して脂肪の摂取を減らしましょう。

 

水溶性食物繊維は海藻、キノコ、山芋などに豊富に入っています。
やせと関連する菌にしてみれば水溶性食物繊維は餌なので、これらの食品をたくさん食べると喜んで増殖し、これによって脂肪をさらに付きにくくしてくれます。

 

これまでほとんど体を使ってこなかった人は、軽い有酸素運動から開始して、慣れてきたら筋トレを加えてください。

 

日本人の体質が持つ最大の弱点は、内臓脂肪がたまりやすいことです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1167-1】水溶性食物繊維を多く含み食材を積極的に摂取する

【1167-2】商品の成分表示をみる癖をつける

【1167-3】エスカレーターを使わず、極力階段を使う

 

■ひと言まとめ

自分を蝕む内臓脂肪を、背負って生きない!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】内臓脂肪を最速で落とす 日本人最大の体質的弱点とその克服法
【著者名】奥田昌子
出版社幻冬舎
【出版日】2018/1/30
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に健康的な人生を送りたいときに
キーワード食生活生活習慣術健康法
【頁 数】221ページ
【目 次】
第1章 そもそも内臓脂肪ってなんだ?
第2章 内臓脂肪は万病のもと!
第3章 内臓脂肪を落とすために何を、どう食べるか
第4章 内臓脂肪が落ちる生活習慣
第5章 読むほどにやせる内臓脂肪こぼれ話

 

この本が、あなたを変える!

 

奥田昌子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

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