【書評:1965冊目】自己肯定感365日BOOK(中島輝)

【自己肯定感を高めるサプリメントのようなな本】
心理カウンセラー・中島輝氏が、『自己肯定感365日BOOK』と題して、1日1個、365日に一周する、心も体もラクになる、自己肯定感を高める方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

自らの自己肯定感。
あなたは高いとおもいますか?

 

本書は、自己肯定感が高い人ほど人生は充実したものになると提起し、365日で一周する(1日1個の実践)、自己肯定感を高める方法を指南する一冊。

 

自分が自分であることを受け入れて、自分が自分であることを認めた状態。
自己肯定感を説明すると、このような表現になるでしょうか。

 

つまり、「自分に生まれてよかった!」「生まれ変わってもまた自分に生まれたい!」という感覚で生きているかということだとおもいます。
言葉にすると、だれもが「そうありたい」と望む生き方でしょう。

 

ですが、多くの人は「そうありたい・・・”けど”・・・」の”けど”が付いてしまうのが現実です。
この”けど”が付いてしまう状態こそ、自己肯定感が低下している証拠です。

 

自己肯定感が高ければ、”けど”などという続きは出てきません。
自分が自分であることを楽しんでいるのですから。

 

もし、これを読んでいるあなたが”けど”派であるなら、本書は大いに役立ちます。
低下した自己肯定感を高める方法が、365個も収録されているからです。

 

自己肯定感を高めるためには、毎日の積み重ねがなにより大切だと著者は説きます。
そのうえで、積み重ねに最適な方式として、1日1個、365日で1周する構成をとっています。

 

どの方法も、著者の経験と明確なエビデンスによって効果が確認されているものです。
さらに、「顔を両手で包み込む」「朝起きたら、布団の中で伸びをする」など、ひとつひとつの方法は誰でも取り組めるので安心して実践できます。

 

小さな行動の積み重ねこそが、揺るぎない自己肯定感という大木を育っていく。
そのようなイメージで取り組むのがいいでしょう。

 

自己肯定感は、だれでもいつからでも高めることができます。
だから、「今更やっても遅い」(これも自己肯定感が低いからこその声)の声に負けずに取り組んでいきましょう。

 

自己肯定感を高めるとは、自分を大切にして自分を丁寧に生きること。
奇跡的に自分という存在で生まれたのですから、大いに高めて自分を楽しみましょう!

 

◆自分に自分で「YES!」を。

自己肯定感365日BOOK
中島輝 SBクリエイティブ 2021-11-25
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

■【要約】15個の抜粋ポイント

自己肯定感とは、自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられる感覚です。
言い換えるなら、自己肯定感は生きるエネルギーそのものだと言えます。

 

自己肯定感を高めるためのとり組みを続けると、脳はますますそれをあなたに深く認識させようとして、絶えず応援してくれるようになるのです。
その結果、ものごとの捉え方、感情のもち方が変わっていき、私たちは自分に「YES!」と言える場面が増えていきます。

 

●自己肯定感を構成する”6つの感”
①自尊感情(自分には価値があると思える感覚)
②自己受容感(ありのままの自分を認める感覚)
③自己効力感(自分にはできると思える感覚)
④自己信頼感(自分を信じられる感覚)
⑤自己決定感(自分で決められるという感覚)
⑥自己有用感(自分は何かの役に立っているという感覚)

 

ポジティブな心と体で1日を過ごすためにも、朝、起きた後、外を歩く習慣をもちましょう。
自尊感情が満たされます。

 

読書は部屋にじっとしていても、違う世界に私たちを連れて行ってくれます。
あなたも気分が落ち込んだときは、お気に入りの本を開き、大好きなフレーズを声に出してみましょう。

 

どんな自分も受け入れて認める、そしてそんな自分のなかによいところを見つけられる。
そんな状態が、ありのままの自分で生きるということなのです。
柳はどんなに雪が枝に積もっても、しなるだけで折れません。
ありのままのあなたが、一番、無敵です。
今日も「I’m OK,I’m not OK」と唱えて行きましょう!

 

ストレスが溜まったと感じたら、意識して手のひらをひらきましょう。

 

肩甲骨まわりの筋肉を動かし、温めることで副交感神経の働きがよくなり、ほっとリラックスした状態になります。
(1)両手を両肩に置く
(2)ぐるりと前からひじを動かし
(3)ひじを後ろに大きく動かす

 

朝のモヤモヤ、イライラを軽減するのに効果的な方法が「過去の楽しい記憶を思い出すこと」、そして、「洗顔しながら『今日を楽しもう!』と伝えること」です。

 

目を休めることは、その後の思考力、集中力の回復につながります。
その具体的な方法として、目を温めましょう。

 

面倒な仕事をやっつけたり、途切れそうになる習慣を持続させたりするテクニックが「とりあえず2分やってみる」です。

 

「ま、いっか」。
この言葉は、どんな状況でも心に余裕をもたらしてくれるマジックワードです。

 

「明日のゴールはこれ!」と目標を手帳などに書き出して、毎日1つ目に見えるゴールをつくるようにしてみましょう。
すると、大きな目標に向かって徐々に近づく自分を実感。
自己肯定感が高まっていきます。

 

「一日五善」、週に1回1日5つのよいことをすると、ぐんと幸福度が上がります。
ちなみに、よいことの内容は「ゴミをリサイクルに出す」「献血をする」「道案内をする」「席を譲る」「礼状を書く」など、具体的なほど効果的。
1週間に1回「親切デー」をつくり、幸せを感じましょう。

 

できなかったことがあったとしても、考えてみれば、その日をただ生き抜いただけですばらしいことです。
「今日もありがとう」
「お疲れさま」
「よくがんばったね」
そうやって自分をほめてあげてください。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1965-1】朝洗顔をする時、鏡の中の自分に向かって「今日も楽しもう!」と声がけする

【1965-2】週1回、「一日五善」の親切デーを設けて実践する

【1965-3】「いつもありがとう」と自分を褒める

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】自己肯定感365日BOOK
【著者名】中島輝著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2021/11/25
オススメ度★★★★☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワードメンタル習慣術生き方
【頁 数】400ページ
【目 次】
序章 人生を変える「自己肯定感」っていったい何?
第1章 「自尊感情」を高める・貯める
第2章 「自己受容感」を高める・貯める
第3章 「自己効力感」を高める・貯める
第4章 「自己信頼感」を高める・貯める
第5章 「自己決定感」を高める・貯める
第6章 「自己有用感」を高める・貯める

 

▼さっそくこの本を読む

自己肯定感365日BOOK
中島輝 SBクリエイティブ 2021-11-25
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

中島輝さん、素敵な一冊をありがとうございました!

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る