【書評:1897冊目】共感ベース思考(森朝奈)

【人と人の心をつなぐ!】
魚屋の台所「寿商店」2代目・森朝奈氏が、『共感ベース思考』と題して、仕事で大切なのは信頼を発信することだと提起し、信頼を生み出す土台となる、”共感”に根ざした働き方を解説する一冊。

■書籍の紹介文

仕事で一番大切にしているもの。
あなたのそれは、なんですか?

 

本書は、「いいね!」「そうだよね!」という”共感”こそが仕事の原動力だと語りながら、”共感”を生み出していく仕事術や思考法を解説する一冊。

 

著者の商いは、実家の家業。
名古屋で40年以上つづく鮮魚卸業「株式会社寿商店」の2代目です。

 

食文化の変化による「日本人の魚離れ」。
水産資源の減少、マイクロプラスチック問題、食における相変わらずの自給率の低さ・・・・。

 

取り巻く環境には、多くの問題を抱えている状況での家業入り。
そこに至るまでの想いや考えをふり返りながら、2代目として土台を固めていくストーリーがはじまります。

 

じぶんの仕事の原点を考える機会に。
ビジネスの原理原則は不変であるという確認の機会に。

 

とても役立つ、追体験に適した内容の一冊です。
等身大の語り口がうまく表現されており、”共感”をしやすい空気感も好感がもてます。

 

「興味」「共感」「信頼」。
ビジネスで大きな流れをつくっていくのに、いずれも欠かせない要素です。

 

自分の仕事における、これらの要素を改めて考えてみる。
そこから、新しいモノを自分の力で生み出してみる。

 

そのチャレンジへのきっかけとして、一読してみる価値はあると感じます。
魚屋やもちろん、飲食店サカナノバーガーも足を運んで味わってみたい・・・。
(横浜から名古屋へ、食い倒れツアーを企画しようかな)

 

▼YouTubeチャンネルも合わせて
魚屋の森さん

 

◆共感と信頼の魚屋さんの話。

共感ベース思考
森朝奈 KADOKAWA 2022-6-22
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■【要約】15個の抜粋ポイント

進路を決める際のポイントは、実際に「寿商店」という会社を継ぐ際に何が必要なのか、私に何ができれば家族に喜んでもらえるのか、ということでした。

 

何よりうれしいのが、「おいしかった」「ありがとう」という言葉をいただけることです。
自分の仕事でお客さまを喜ばせることができた、と実感したときの、鳥肌が立つほどのうれしさ!
私にとっては、これこそが商売の醍醐味です。

 

見えにくい裏方の仕事を知ることはつくり手への共感にもつながるのかもしれない。

 

プロセスは「当たりまえの仕事」ではなく、付加価値になり得る。

 

企業としてSNSを活用する場合、求めているのは、お客さまや応援してくれる人とのつながります。
とにかくバズらせて1万人にフォローしてもらうより、魚が好きな100人に出会うために発信したいと思っていました。

 

Youtubeを見て興味をもってくれた人の中には、魚を食べに行きたい、魚を買って調理してみたい、と思う人もいるでしょう。
そういった人が求める形で受け皿を用意しておけば、「興味」を「商い」にもつなげることができます。
また、リアルタイムでさまざまな情報を発信するSNSは、ユーザーのニーズを拾いにいくことができるツール。
ニーズを形にすることがビジネスにもなると考えています。

 

人は「人」に共感するもの。
情報の受け手に興味をもってもらうためには、情報に加えて、人の「思い」がきちんと伝わることが必要です。
これが「共感ベース思考」ではないかな、と思っています。

 

情報を発信する際、「自分はこうしたい」にこだわりすぎると、一方通行になってしまうことがあります。
自分の思いは大切にしつつ、「だれに届けたいのか」「情報を受け取る相手にはどう見えるか」を考え、それに応じて表現方法を工夫していく姿勢も必要なのではないかな?と思っています。

 

どんな仕事であっても、「ゼロ→イチ」の実績は必要だと思います。
すでにあるものをキープしたり、改善・拡大していったりすることも大切です。
でも自分で仕事をつくり出し、結果を出してみせて初めて、「この人が入社してよかった」と思ってもらえる。
そうなったときにやっと、一緒に働くスタッフにも認めてもらえるのではないかと思います。
同時に「ゼロ→イチ」は、指示されたことではなく、自分が考えてやり遂げたこと。
結果を出すことが、大きな自信にもなります。

 

大切なのは正解を選ぶことではなく、自分が選んだものを正解にしていくこと

 

仕事に関しては、「ゼロには何をかけてもゼロ」は正解ではありません。
ただし何をかければいいのかは、自分で考える必要がある。
正しい答えが見つかれば、「ゼロ」から「イチ」が生まれます。

 

「やりたいこと」ではなく会社にとって「必要なこと」をする、と気持ちを切りかえたことで、するべき仕事が見えてきたのです。

 

自分が見たもの、聞いたもの、新しく得た知識は、できる限りスタッフにシェアするようにしています。
「こうなりました」「こうしてください」と結論だけ伝えるのではなく、プロセスをチームで共有したいのです。

 

「なぜですか?」「教えてください」「任せます」。
私にとってこの3つは、チームの力を高めてくれる魔法のフレーズです。

 

会社を大きく育てることより、多くの人と関わること、だれかの役に立つ仕事ができるようになることのほうが魅力的に思えるのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1897-1】理想とするお客さまの姿を想像して詳細に書き出す

【1897-2】【1】で書き出した人に向けて、SNSで情報発信する

【1897-3】小さくてもいいので、仕事で「ゼロ→イチ」の実績をつくる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】共感ベース思考
【著者名】森朝奈著者情報
出版社KADOKAWA
【出版日】2022/6/22
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方職場環境情報発信
【頁 数】208ページ
【目 次】
1章 私の原点・寿商店
2章 共感ベースの情報発信
3章 自信をくれる「自分の仕事」の見つけ方
4章 寿商店流・チームのつくり方&育て方

 

この本で、あなたは変わる!

共感ベース思考
森朝奈 KADOKAWA 2022-6-22
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森朝奈さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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