【書評:1878冊目】ベテランの心得(堀江翔太)

【ベテランこそ、率直であれ!】
ラグビー日本代表・堀江翔太氏が、『ベテランの心得』と題して、チームの活性化のためにベテランはどう振る舞うべきかを語りながら、チームと自分の成長のバランスの取り方を語る一冊。

■書籍の紹介文

ベテランとはこうあってほしい。
あなたには、どんな想いがありますか?

 

本書は、リーダーシップとフォロワーシップの両輪がうまく回ってこそ、チームは活性化すると語りながら、その潤滑油となるべく、大切にする”ベテランの心得”を語る一冊。

 

ベテランというのは、どんな組織においても諸刃の剣だとおもいます。
組織と人を育てる”肥沃な大地”のような人もいれば、組織と人を枯らす”不毛の大地”のような人もいるからです。

 

難しいのは、後者のベテランが、まったくの無自覚である場合が多いということ。
なんなら、自分は前者のつもりでいる場合すらあります。

 

こうなると、そんなベテランを抱えるチームやメンバーは堪ったものではありません。
リーダーシップは削がれ、フォロワーシップは気力を失っていきます。

 

こうなると、行き着く先は最悪です・・・・。
では、こうならないために、なにか手立てはあるのでしょうか。

 

そのヒントになりそうな言葉が詰まっているのが、本書です。
ラグビー選手として、さまざまな立場・役割で戦い抜いてきて気づいた、”ベテランの心得”が詰まっています。

 

ベテランだから、教える立場として、さまざまにアドバイスする。
たしかにその通りですし、その役割を求められているとおもいます。

 

でも、だからこそ、教えるためにも”自分が先頭を切って成長し続ける”という覚悟が必要です。
この覚悟が持てるかどうかで、”肥沃な大地”となるか”不毛の大地”となるかが決まる。

 

著者の率直な言葉を聞き終わって、そう感じます。
「チームが成長することで、自分もまた新しい成長の機会が得られる」という言葉がとても印象に残ります。

 

ベテランは、アガりの位置でも、ラクする立場でもありません。
いろいろな経験を重ねた結果、もっともチームの成長や自分の成長のため、充実して行動できる時期を指すのだとおもいます。

 

まさに、心身ともに充実した”円熟期”。
キャリアでもっとも輝ける瞬間だとも言えるかもしれません。

 

そして、そう思えるほどになることが、チームや組織へ示せる”最大の価値”なのです。
生き生きとしたベテランとなるべく、名調子で熱い言葉に触れてみてみてください。

 

◆カッコいい!

ベテランの心得
堀江翔太 PHP研究所 2022-1-20
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■【要約】15個の抜粋ポイント

ベテランに求められるのは、集団のリーダーが年下ならば、サポートする。
それに徹する。
相談を持ちかけられたら、自分なりの視点からアドバイスをしたり、一緒に考えたりはする。
でも、しゃしゃり出てはいけない。
口が出そうになるけれど、リーダーの言うことを中心に据えて行動するのがベストだと思います。

 

考えてみてください。
リーダーや上の人が間違っていたら、こっちも一蓮托生になってしまうんですよ。
僕だったら、反対しないで負けるのは耐えられないです。
だから僕は、組織内で自由でありたいと思います。
そして、僕みたいな人間を許容する集団ができるように、自分がやれることはやりたいと思うわけです。

 

自分の力をチームの力に束ねていき、チームが次のレベルに到達することで、自分もまた成長の機会が得られるんじゃないかと思うのです。

 

各々が自分の仕事を全うしないと、うまいこと回らない。

 

完全にシステムを理解すれば、そこから自分に自由が生まれることに気づきました。
つまり、完璧に自分の仕事をこなすことで、クリエイティブなことができるチャンスが生まれてきたんです。

 

自分がリーダーになった時の準備というものは、しっかりとやっておく必要があると思います。
いきなりなんの準備もなくリーダーになっても、すぐにはアイデアが出ませんから。
観察でもいい。
考えたことをメモしておくのでもいいです。
そこからチームが変わるきっかけが生まれる可能性は十分にあります。

 

リーダー的な立場になればなるほど、声のトーンというのは使い分けが必要になる

 

一人ひとりの意見を聞いていたら、やっぱりキリがなくなりますからね。
だからこそ、リーダーがいろいろな視点を持ち、疑問を持つ。
これが大切になってきます。

 

意思を統一して、ひとつの方向を向くことは本当に大事なことで、不満分子を出さないようにすることが大切です。

 

一度、必ず自分のフィルターを通してみないと信用できないと思うし、そうしたほうが結果がいいんです。

 

相手の流れになっている時は、無理しません。
自分としては「我慢せなあかん」ということを意識してます。
そのかわり、こっちに流れが来た時は、消極的にならず、小細工をせず、正攻法で戦う。
これが基本です。

 

矛盾ってすごく大切なんじゃないかと思うようになりました。
どちらに対しても準備しておけばいいし、どちらに転んでも慌てない。
それでいいんじゃないかと思います。

 

体の特性は人によって千差万別です。
千差万別だからこそ、自分のクセを理解したほうがいい。

 

仲間と過ごす時間というものは大切にしたい

 

良かったこと、悪かったこと、いろいろあります。
でも、無駄なことはひとつもなかったと言い切れますね。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1878-1】リーダーの言うことを中心に据えて行動する

【1878-2】自分の仕事を全力でこなす

【1878-3】どんなときも率直である

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】ベテランの心得
【著者名】堀江翔太著者情報
出版社PHP研究所
【出版日】2022/1/20
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方マインドリーダー
【頁 数】240ページ
【目 次】
1 ベテラン
2 仕事
3 パーツ
4 リーダーシップ
5 現場判断
6 こうしてジャパンは強くなった
7 表と裏
8 フィジカル
9 若い時のこと

 

この本で、あなたは変わる!

ベテランの心得
堀江翔太 PHP研究所 2022-1-20
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堀江翔太さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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