【書評:1760冊目】琉球アスティーダの奇跡(早川周作)

【抱いた志、いまも抱き続けていますか?】
琉球アスティーダスポーツクラブ代表・早川周作氏が、『琉球アスティーダの奇跡』と題して、みずからの奮闘の軌跡を語りながら、志があれば道は必ず拓けると背中を押す一冊。

■書籍の紹介文

有志有途。
この言葉をご存知ですか?

 

本書は、日本プロスポーツ初の上場を成し遂げるまでの奮闘の軌跡を振り返りながら、志があれば道は必ず拓けると叫び、頑張る人の背中を押す一冊。

 

有志有途
志を胸に諦めずに立ち向かえば、必ず結果がついてくる』という意味があります。

 

琉球アスディータとは、日本の卓球リーグ(Tリーグ)に所属するプロ卓球チーム。
そして、「創設3年で日本一」「日本のプロスポーツで初めて株式上場」という偉業を成し遂げた”会社”でもあります。

 

この本では、この偉業を先頭に立って切り拓いてきた人間の奮闘の軌跡に触れられます。
「このまま映像化できる内容だ」というのが、読み終わっての率直な印象です。

 

それほど、著者の軌跡はドラマチックであり、触れるものの感情を刺激します。
『結果でぶん殴る』などストレートな口語表現が、著者の伝えたいメッセージの耳残りをよくしています

 

「このままでいいんだろうか」
「もう区切りをつけて別の道にいくべきかな」
「やっぱり理想は理想でしかないのかな」
「志だけじゃなにもできないのかな」

 

このように前を向くのが辛くなっている人ほど、こころに響くストーリー
大人気漫画スラムダンクの名シーン「あきらめたら、そこで試合終了ですよ?」を体現しているようです。

 

スポーツビジネスを志す人はもちろん、こころが弱っているすべての人にオススメです。
こころの底から湧き上がる”志”ならば、諦めずに立ち向かえば、必ず結果は出る

 

ここを信じ続けていいんだと勇気が湧いてきます
あの日抱いた”志”、手放す前に読んでください。

 

◆読んで感じる一冊。

琉球アスティーダの奇跡
早川周作 毎日新聞出版 2021-12-18
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■【要約】15個の抜粋ポイント

僕は「常に弱い地域や、弱いものに光をあてる社会をつくりたい」「誰もが夢に向かってチャレンジし、実現できる世の中にしたい」と考えています。

 

父親が蒸発してしまってからも、いつも僕は前を向いて生きていましたが、前を向いていなければ、僕の人生は終わっていたかもしれない。
いま振り返ると、当時の自分をそんなふうに思うこともあります。

 

僕は新しく何かを始めるとき、この「楽しそう」と感じることもとても大切にしています。

 

ビジネスにおける僕のモットーは①即断②即決③実行④責任です。
スピーディーに判断し、決断したことに対しては”お互いが”責任を負いながらベストな形に向けて実行していきます。
一度言ったことは最後までやり切ろうという責任が双方にあります。
そこには信頼関係というビジネスにとって最も大切なことがあるのです。

 

中世の時代からスポーツや芸術は、どれほどテクノロジーが進化しAIが当たり前の世界になっても、それ自体が消えるものではありません。
なぜかというと、エモーショナルなもの、人の心を揺さぶるものだからです。
(略)
そういう価値の高いものにお金が集まらない、お金が循環しないという状況に、僕は疑問を持ったのです。

 

●スポーツ業界にお金が集まらない3つの理由
(1)ガバナンス(統治)がきいていないこと
(2)ディスクロージャー(情報公開)がされていないこと
(3)上場会社が1社もないこと

 

「好かれようとしているうちは半人前」なのです。
自分の根幹をブレさせてしまっては、志は叶えられません。
強い情熱を発信し続ければ、必ずついてくる人は出てきます。

 

結果を出すことで、自分自身が信じた道は正しかったのだと実感し、周りに対しても証明をする。
実はこれが、早川流の闘い方です。

 

現在、スポーツ業界では株式上場やそのための資金調達、明確な資本政策デザインなどの概念がほぼないと言ってよい状況です。
僕は「スポーツに投資したら儲かる、リターンを得られる」ということを証明していきたいのです。
それがスポーツビジネスに新しいお金の循環モデルを作るということだと思っています。

 

これからスポーツビジネスを目指す方々に、投資家はどのようなところを見ているのかを少しお伝えしましょう。
大きくは3つあります。
(1)その企業に社会貢献性があるか、その志を持っているか
(2)その志を、そして夢を5年後、10年後、15年後も持っているか
(3)何があっても事業を継続できるか

 

そもそもスポーツビジネスとは、熱狂的なファンがいてこそのビジネスです。
共感する人が投資をしてくれるという点では、スポーツや株式投資型クラウドファンディングととても相性が良いものです。

 

「苦しいの、当たり前じゃない?」

 

競技人口を増やし、スポーツを楽しむ方を増やし、そのかっこ良さを知ってもらう。
エンターテインメント性を高めた形で観光のコンテンツにもなる、という全体的な経済の流れを作ることが、スポーツ立国になることで可能になると考えているのです。

 

お金があると、人が寄ってきます。
僕に、ではなくて、僕の持っているお金に寄ってくるのです。
このときの感情をひとことで言うなら「むなしい」です。
このむなしさはいまも容易に思い出すことができます。
それがいまの僕をつくっていると言ってもいいと思います。

 

何歳であろうと、自分がどんな立場に立っていようと学び続けることは楽しく、また大切なことです。
新しい人との出会いを大切にし、最新情報をキャッチしながら一緒に時代を作っていく仲間を集めていくのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1760-1】「楽しそう」という感情を大切にする

【1760-2】「結果を出すこと」にこだわる

【1760-3】「学び続けること」にこだわる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】琉球アスティーダの奇跡
【著者名】早川周作著者情報
出版社毎日新聞出版
【出版日】2021/12/18
オススメ度★★★★☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード生き方ビジネスモデルファイナンス
【頁 数】188ページ
【目 次】
第1章 早川周作の「志」ができるまで
第2章 会社設立〜Tリーグ開幕
第3章 業界の常識を打ち破る
第4章 スポーツビジネスにお金が循環する
第5章 優勝、そして、株式上場
第6章 未来へ
第7章 生きるということ

 

この本が、あなたを変える!

琉球アスティーダの奇跡
早川周作 毎日新聞出版 2021-12-18
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早川周作さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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