【書評:1729冊目】免疫力を高める塩レシピ(青山志穂)

【適塩生活でカラダのチカラを引き出そう】
ソルトコーディネーター・青山志穂氏が、『免疫力を高める塩レシピ』と題して、健康に不可欠な「塩」について解説しながら、適切につき合っていく適塩生活を指南する一冊。

■書籍の紹介文

身近な存在である「塩」。
適切に摂取できていると、自信をもっていえますか?

 

本書は、理解しているようで理解できていない「塩」について解説しながら、食事から美容に至るまで、塩と適切につき合っていく”適塩生活”を指南する一冊。

 

体の健康を維持するのに、ミネラルは欠かせません。
そして、その”ミネラルの塊”といっていいのが「塩」です。

 

にも関わらず、昨今流行りの健康法や食事法は、とかく「塩」を敵視したものが多い
このギャップはなんなのか、疑問におもいますよね。

 

この本を読むことで、疑問が解けます。
適切な質・量を知る術を身につけていないから、様々な情報に踊らされているのだ』という事実に。

 

体の成長や体調の変化によって、必要な塩(ミネラル)の量も刻々と変わります。
これを理解しないと、知らず知らずのうちに過剰摂取になったり、気をつけているはずが摂取不足になったりするわけです。

 

結果、体が不調をきたし、短略的に「塩が悪い!」と叫ぶ状況になるのです。
知ることさえすれば、防げることなのに・・・。

 

たとえば、朝起きて、ミネラルが不足しているか簡単にチェックできる方法があります。
P.43記載の「塩水チェック法」です。

 

この1ページのわっかりやすい図解を知っておく。
これだけで、その日1日の「塩」とのつきあい方を一発で知ることができます。

 

本来、人は「塩」と密接に関わりながら暮らしてきました(盛り塩や御守り塩などの文化含め)。
なのに、世の中が便利になり、利便性を追求するなかで、その関わり方を忘れてしまった。

 

「塩」とひと口にいっても、その種類はたくさんあります。
それぞれ用途も違えば、適切な量も違います。

 

本書を読むことで、忘れてしまった「塩」との関わり方を取り戻す
大袈裟かもしれませんが、それくらい”知恵”が詰まっている一冊に感じます。

 

直感的でわかりやすく、頭に残りやすい印象もありオススメです
知ることで、あなたと「塩」の適切な関わり合い、”適塩生活”をはじめてください。

 

長く健康にいるためにも。

 

◆「塩」に目を向けよう!

免疫力を高める塩レシピ
青山志穂 あさ出版 2021-10-16
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■【要約】15個の抜粋ポイント

●塩が健康にいい5つの理由
(1)生命維持には欠かせない
(2)塩はミネラルの塊
(3)補酵素として酵素の働きを全うさせる
(4)体温を上げ免疫力を高める
(5)体内外から美容をサポートする

 

体内の「海」を正常な状態に保つこと、つまり、必要な塩分をきちんと摂ることが、私たちの健康には欠かせないのです。

 

とかく悪者にされがちな塩ですが、塩はミネラルの塊です。

 

●ミネラル不足により起こる主な症状
・高血圧を誘発する
・交感神経の活発化が起きる
・心筋梗塞のリスクが高まる
・新陳代謝が衰える

 

塩水をなめて「おいしい」と感じる=「身体に塩が必要な状態である」ということです。
逆に「しょっぱい」と感じるということは、すでに身体には十分な塩分があるということなので、塩分の過剰摂取に注意し、ナトリウムの排出を促すカリウムを多く含む食品を摂取するなどしましょう。

 

塩の味はただ「しょっぱい」だけではなく、その中には甘味、酸味、苦味、雑味、うまみなど、全部で六味が含まれています。

 

よく使う調味料にどれくらいの塩分が含まれているかを知ってはじめて、自分がどれくらい塩分を摂取しているかを正しく把握でき、本当の意味での適塩生活ができるというわけです。

 

食事をおいしくいただくために、調味料の活用は欠かせません。
おすすめは、最初に塩だけの味つけで食べてみること。

 

パラパラ塩遣いで味つけすると、どのくらいの量の塩を使ったか目視できますし、舌に直接塩があたるのでしょっぱさを感じやすく、使う塩の量を少なくすることができます。

 

目安となるのは「約1%」です。

 

浴槽に塩を入れると、お湯の水分子クラスターが細かくなって肌触りがなめらかになるため、一番風呂で感じるピリピリとした刺激がなくなります。
また、身体に熱が伝わりやすくなるため、血流がよくなり、発汗作用と筋肉の弛緩効果による肩こりの解消や疲労回復などが期待できます。
副交感神経を優位にして全身をリラックスさせるので、睡眠の質も向上します。

 

<塩浴の入り方>
塩浴に使う塩は、できるだけマグネシウムを多く含む塩を選びましょう。
にがりを足すのもオススメです。
①浴槽に38℃程度のお湯を溜め、塩を入れてよく溶かす。(一般的浴槽(約180ℓ)に対して塩を約70g)
②10分間湯船に浸かったら、浴槽から出て少し休み、また10分浸かる。これを2〜3回繰り返す。最後はしっかり、シャワーで洗い流す。

 

水に溶かしてペースト状にした塩で肌の上を滑らすようやさしくマッサージすることで、塩の結晶により余分な角質がオフされてくすみがとれ、肌のトーンがアップします。

 

ペースト状にした塩を指の腹にのせ、歯茎をやさしくマッサージすると、塩の収れん作用で歯茎が引き締まるため、歯茎の緩みを予防することができます。
歯周病の症状の改善にも役立つため、歯茎の状態がよくなく口臭が気になる人にもおすすめです。

 

適温生活は、塩を摂取するだけでなく、塩を使って、美容、健康を保つことでもあります。
いつもしていることに、塩をちょい足しすることで、その効果が高まったり、広くなったりします。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1729-1】「塩水チェック」(P.43)を朝習慣とする

【1729-2】「パラパラ塩遣い」(P.67)を朝習慣とする

【1729-3】第5章を参考に塩を購入する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】免疫力を高める塩レシピ
【著者名】青山志穂著者情報
出版社あさ出版
【出版日】2021/10/16
オススメ度★★★★☆
こんな時に健康的な人生を送りたいときに
キーワード食生活健康法教養
【頁 数】184ページ
【目 次】
第1章 健康の要である「塩」を知る
第2章 家庭で実践できる「適塩生活」
第3章 適塩生活のための簡単「塩レシピ」
第4章 家でできる「塩健康&美容法」
第5章 「適塩生活」におすすめの塩

 

この本が、あなたを変える!

免疫力を高める塩レシピ
青山志穂 あさ出版 2021-10-16
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青山志穂さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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