【書評:1609冊目】FULL POWER(ベンジャミン・ハーディ)

【環境を変えれば人は変わる!】
組織心理学者/ベンジャミン・ハーディ氏が、『FULL POWER』と題して、10年かけて発見した「人の行動能力のメカニズム」に即した、意志に頼らない自己変革法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

自分を変えるには意志の力が必要だ。
あなたはこのようにおもっていませんか?

 

本書は、人間は置かれた環境によって変化すると提起し、意志の力などの精神論を排した自己変革法を解説する一冊。

 

『進化論』のチャールズ・ダーウィンは云いました。
「生き残る種とは、最も強い種でも、最も賢い種でもない。それは、変化に最もよく適応した種である」と。

 

この変化とは「環境」です。
つまり、環境を変えて、新しい環境に自分を適応させていくことで、人は変われるのです。

 

自分を変えるから、環境が変わるのではありません。
環境を変えるから、自分が変わるのです。

 

では、環境を変えるとは具体的にどういうことでしょうか。
一例として、寝室は寝る空間だから、スマホなど寝るのに不必要なモノは排除した寝室”環境”づくりをするといったことがそうです。

 

ほかにも、
ー目の前の仕事に必要なモノ以外はデスクから撤去する
ー集中しやすいからと、職場のデスクを離れて、お気に入りのカフェで仕事する
このようなことも、変化を起こすための「環境づくり」です。

 

自分の現状に不満がある場合、それは環境づくりに失敗しているのです。
だから、不満を解消するには、意志の力に頼らず(頼ると失敗します)、環境を変えればいいのです。

 

本書では、組織心理学などの最新科学に基づいた、「環境づくり」の秘訣を提示します。
一つひとつ実践することで、「環境づくり」の名人へと近づいていくことができます。

 

自分を変えられないのは、性格や経験のせいではありません。
「環境づくり」の仕方が未熟なだけなのです。

 

環境を変えて、新しい環境に自分を適応させていく。
これが、自分を変えるもっとも合理的な自己変革法なのです。

 

◆Willpower Doesn’t Work!!

FULL POWER
ベンジャミン・ハーディ サンマーク出版 2020-1-7
売上ランキング(公開時):283
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■【要約】15個の抜粋ポイント

技術の向上は、飛躍的なスピードで進んでいる。
だが、この環境変化に適応できている人間は、ほとんどいない。
多くの人が、急激な環境変化の犠牲になっているのだ。

 

新しいルールに則った世界で自分を律することができず、様々な中毒に屈している。
テクノロジー中毒、炭水化物や糖分などを多く含む食べ物やカフェイン、仕事などの刺激物に中毒している。

 

文化的には受け入れられている依存症を克服するために、さらなる意志を発揮する必要はない。
必要なのは、環境を自分で作り出し、それをコントロールすることだ。

 

環境デザインの視点に立つべきだ。
つまり、成功せざるを得ない状況を作り出すことだ。
仕事に集中したいなら「気を散らせるもの」は、物理的にも、デジタル的にも仕事環境から排除するべきだ。

 

自分の世界観は、受け取る情報、付き合う人たち、訪れる場所、経験することなど外部から入ってくるもので変わってくる。
だから、それを自分の手で積極的に形作っていくべきなのだ。

 

現代人の文化にある初期設定の中で、最も蔓延し、依存しやすいものは「テクノロジー」「仕事」「食べ物」「麻薬」「ポルノ」「人」に関するものだ。

 

何かできるからといって、必ずしもそれをする必要があるわけではない。
もしするのであれば「せずにいられないからする」のでなく、「自分がそうしたいからする」べきなのだ。

 

健全な人間関係を持つことだ。
依存症とは、人との健全なつながりの欠如が顕在化したものだ。
孤立と孤独の産物であり、さらなる孤独を生む悪循環を作り出す。

 

健全な人間関係を持つために、素晴らしい人物になる必要はない。
誠実で正直でさえあればいい。
相手に集中し、心から気に掛けることだ。
そのためには、携帯電話を体から離しておくことだ。

 

「自分は何者か」「何者になりたいか」について、他の人に正直になれないと人間関係は希薄になる。

 

自分がいる環境は、自分が「今している行動」にぴったりと合ったものであるべきだ。
こうした理由から、寝室にはテレビを置くべきではない。
寝室はテレビを見る場所ではない。
寝る場所だ。

 

仕事の空間も作業に合ったものにするべきだ。
パソコンを使って仕事をする人が増えているが、その業務の内容は幅広い。
様々なタスクを同じ空間の中で行うことは、最適な取り組み方ではない。

 

自分がすごいから出世するわけではない。
環境なしに成功は起こり得ない。
自分を作るのは状況であり、数え切れないほどの人たちだ。
常に謙遜し、感謝しているべきだ。

 

人は変われる。
だが、そのためには環境を変えねばならない。
自分のレベルアップをする準備ができたら、自分の環境を変え続けなければならない。

 

環境を変えれば、人も変わる。
ただし、その環境は「自分自身」で選ぶべきだ。
誰かが、自分のために変えた環境であれば、長期的にそこに適応できる可能性は低い。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1609-1】集中したいとき、「気を散らせるもの」を物理的にもデジタル的にも排除する

【1609-2】スマホを身体から離して過ごす時間を増やす

【1609-3】行動に合わせた環境づくりを意識する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】FULL POWER
【著者名】ベンジャミン・ハーディ
出版社サンマーク出版
【出版日】2020/1/7
オススメ度★★★☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード人間関係決断ヤル気
【頁 数】335ページ
【目 次】
1章 科学が存在を認めた「場所」の効果
2章 「遺伝子」にすら影響が及ぶ
3章 これが「最有効戦略」だ
4章 ねらって「至高状態」になる
5章 「神聖な場所」を作る
6章 すべてを「整理整頓」せよ
7章 最初から「悪い選択」がないようにする
8章 「サボタージュ」に反旗を翻す
9章 能力の底上げが「不可避」な状況
10章 「つらい経験」がないとダメ
11章 「やる気」を外から取り込む
12章 ニュー・ワークルール
13章 「誰といるか」が極めて重要
14章 「古巣」は偉大

 

この本が、あなたを変える!

FULL POWER
ベンジャミン・ハーディ サンマーク出版 2020-1-7
売上ランキング(公開時):283
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ベンジャミン・ハーディさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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