【書評:1455冊目】スマホひとつで暮らしたい(飯島彩香)

【モノを減らすと、自分らしさが際立つ!】
ミニマリスト・飯島彩香氏が、『スマホひとつで暮らしたい』と題して、アプリ活用で面倒な管理を減らしつつ、身軽で開放的なミニマルライフの実践方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

自分の部屋を見渡してください。
どこに何があるか、管理できていますか?

 

本書は、モノ・情報・お金の管理から自分を解放することで”自分らしく”生きられると提起し、スマホアプリを有効活用した、ミニマルライフの実践方法を指南する一冊。

 

『身の回りを常に1軍のモノで囲う』
著者のこの考え方に、とても感銘を受けました。

 

1軍のモノという基準で、部屋のなかを改めて見渡す。
すると、「1軍じゃないな〜」というモノの多さに気づきます。

 

と同時に、「1軍」というラベルが、モノを仕分けしやすくすることにも気づきます。
「これはよく着るから1軍だな」
「これは最近着ていないから2軍だな」
「こんな服あったっけ?だから3軍だな」
といったイメージです。

 

これを、キッチン・クローゼット・日用品・文具・書類・・・。
テーマや場所ごとに実践することで、身の回りのモノの1軍選抜ができるのです。

 

そして、2軍と3軍のモノは、手放せばいいのです。
プロスポーツの戦力外通告のように。

 

たったこれだけで、モノの整理は驚くほどスッキリします。
試しにクローゼットで実践したところ、ワイシャツとネクタイが驚くほどスッキリしました(^^)

 

さらに、ここからが本書の特徴といえるところです。
モノだけに留まらず、日々溜まる「情報」や重要な「お金」の管理についても言及していきます。

 

ここで活躍するのがアプリとキャッシュレス。
アプリの活用で、ポイントカードや紙の診察券(これは知らなかった!)などの管理から解放されます。
キャッシュレス化で、キャッシュカードや現金の管理から解放されます。

 

このように、モノ・情報・お金の管理から自分自身を解放してあげる
これこそが、ミニマルな生活を追求する一番の理由なのではないでしょうか。

 

そして、管理から解放されることで、自分らしさを追求できるようになります。
身軽さを活かして旅に出るもよし、選抜した1軍をさらに鍛えるもよし。

 

管理に追われた生活に陥っていることに気づき、脱却すること
このことの心地よさを教えてくれる良書です。

 

<補足>
本書を参考に、ソファ前に敷いていたラグを撤去してみました。
ラグを掃除する手間もなくなり、フローリングの床だからなので掃除も楽チンです。
細かいホコリにも気づきやすく、頻繁に掃除するようになりました(^^)v

 

◆管理から解放されよう!

スマホひとつで暮らしたい
飯島彩香 KADOKAWA 2019-4-25
売上ランキング(公開時):7,541
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

床置きのものを最小限にすれば、掃除機がけもスイスイ。

 

不要なものを手放すときのひとつの基準が、「1年以内に使ったか」です。
すべて毎日使うスタメンの1軍ばかりにすると、使わないものがなくなり、家事がはかどるはかどる。

 

ストック類は1か所に集めて「見える化」する

 

「1年保存可能なゴミ箱」は、
・どうしても手放せないものは、ここに置く
・そして、1年間本当に使わなかったら手放す
がルールです。

 

お金の主治医のアドバイスに従って、我が家が取り組んだ資産形成ステップは次の3段階です。
①夫婦の財布を1つにして、家計の収支をお互いに把握する
②まとまった金額を貯める
 →目安は収入がゼロになっても、家族が半年は生活できる額
③投資&保険比率を決め、商品を選ぶ

 

住宅ローンの繰り上げ返済はしない

 

スマホのアプリは、場所を選ばず利用できて、使い勝手も抜群!
私が普段使っている、便利なアプリをいくつか挙げてみます。
・マネーフォワードME(家計簿アプリ)
・Evernote(ネット上のメモ帳)
・楽天PointClub
・EPARKデジタル診察券(紙の診察券まとめアプリ)
・Spotify(4000万曲が無料で聴き放題のアプリ)

 

私は手放すと決めたものは、大型家具からボールペンまで、「メルカリ」に出品してきました。
そして得た結論。
なんでも、売れます!

 

朝は「考える」ことをなくし、「作業」だけに集中すると時短になります。
朝食もそのひとつ。
我が家の朝ごはんは決まって白飯・みそ汁・漬物です。

 

掃除機がけは毎朝していますが、そのほかの掃除は、わざわざしていません。
日々の暮らしの中に組み込んで「ついで」を習慣にしているからです。
キッチンや洗面所にかけてある手を拭く用のタオルは、洗う前にキッチンシンクや洗面台を拭いてから、洗濯機にポイッ。
雑巾を使ったあとのように、洗って、すすいで、干す、の手間はなし。

 

これはいい。次もこれを買おう。
そう思える定番アイテムを、暮らしの中でたくさん増やしていくと、無駄な消費がぐんと減ります。

 

バッグを開ければ、中に入っているものが上からひと目でわかるように。
バッグ選びにはポケットの有無は関係なく、口を開いてパッと中身が見渡せるかどうかを重視しています。

 

支払いをすべてクレジットカード払いにしていると、現金は必要ないので、財布を持たずに出かけることもあります。

 

保険や光熱費、生活費のすべてをクレジットカードで支払うマイルの貯め方を取り入れることにしました。
ふたりとも東京メトロユーザーだったので、定期券や電子マネーにメトロポイントがつくANAソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)を利用することに。
メトロポイントもマイルに移行可能なカードだからです。

 

目の前にある当たり前を疑って、暮らしを研ぎ澄ませたら、必要なものはほんのひと握りでした。
そして、「もの」を手放した先に見えてきたのが、「目に見えないもの」さえも、シンプルにしたいという欲求。
家の中の「もの」だけではなく、「家計」や、自分たちが抱えるさまざまな「情報」と向き合い、整えて行きました。
この流れにより、確かに身軽にもなりましたが、より地に足のついた自分になれた気がします。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1455-1】床置きのモノを最小限する

【1455-2】1年以内に使っていないモノは手放す

【1455-3】手放すモノをメルカリで売る

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】スマホひとつで暮らしたい
【著者名】飯島彩香著者情報
出版社KADOKAWA
【出版日】2019/4/25
オススメ度★★★★☆
こんな時に自分を見つめ直したいときに
キーワード生活習慣術IT活用情報整理
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 身軽に暮らすと余裕が生まれる
第2章 無駄のないキャッシュフローをつくる
第3章 形のないサービスこそ、整理整頓が必要
第4章 睡眠時間を確保するための時短&効率アップ術
第5章 旅するように暮らす

 

この本が、あなたを変える!

スマホひとつで暮らしたい
飯島彩香 KADOKAWA 2019-4-25
売上ランキング(公開時):7,541
Amazon Kindle 楽天

飯島彩香さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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