【書評:1362冊目】「すぐやる人」の読書術(塚本亮)

【読書とは、自分づくりの起点である。】
ジーエルアカデミア代表・塚本亮氏が、『「すぐやる人」の読書術』と題して、読書と行動を掛け合わせながら、自分を動かす「仕組み」の構築を提唱する一冊。読んで、動け!

■この本の紹介文

本から得たことを、実際にやってみた。

あなたには、この経験がどれくらいありますか?

 

本書は、読書と行動の間隔を縮めることが、それぞれの「質」を高めると提起し、読書を起点とした、自分を動かす「仕組み」の構築を提唱する一冊。

 

「本を読む」と「本から得たことを実践する」。

この2つの間の時間が長くなるほど、後者は実行されず「読みっぱなし」となります。

 

これを防ぐには、2つの間の時間を縮めるしかありません。

縮めることで行動が促されやすくなります。

 

しかし、なぜそこまでして行動を促さなければいけないのでしょうか?

それは、単なる”知識”が行動することで”経験”に変わるからです。

 

すなわち、行動を通して”知識”が”経験”に変わることで、自分のモノになるのです。

だからこそ、早く行動する分だけ、”経験”は蓄積されるのです。

 

蓄積された”経験”は、そのまま成果につながります。

これは特にビジネスの分野でとても重要なことです。

 

さらに、”経験”することは、新たな学びをもたらし、さらなる成長を促します。

そして、その学びが、つぎの行動を起こさせ、”経験”を上積みします。

 

著者の長年の経験がまとまった本を読んで、行動することで、自分の経験値になる。

これこそ、読書の最大の醍醐味でしょう。

 

そんな醍醐味を味わうために必要な、

・時間の間隔を縮める方法

・”知識”を”経験”に変える行動の方法

こちらが、本書の中に詳しくそして分かりやすくまとめられています。

 

醍醐味を知る者として、この本はオススメです。

 

◆読書って、こういうことだよね。

「すぐやる人」の読書術
塚本亮 明日香出版 2019-1-16
売り上げランキング:6,016
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■本がわかる!15の要約ポイント

すぐやる人は後手になるのではなく、常に主導権を握って生きていく人です。
この大前提は忘れないようにしましょう。

 

読書を通して新しい価値観や情報を見つける。
そしてそれをすぐに行動に活かすためにどういうアクションが必要かを考える。
この軸からぶれないことが大切なのです。

 

読書をする目的を明確にすることで、読書をして大量に情報を浴びながらも、そのなかから自分に必要な情報を引っ張り出しやすくなるのです。

 

1冊の本の全てが役立つとは限りませんし、人によって必要な情報は違います。
いろいろな本から自分に役立ちそうな項目だけを選んで、アウトプットに活かせばいいでしょう。
アウトプットできそうなところを選んで実践する。
それで十分なのです。

 

読書をしながら自分が感じた感情の変化が起こった瞬間にアウトプットする、これを習慣にしていきましょう。

 

●アウトプットの3つの基本(USA)
U:動く
S:シェアする
A:あつめる

 

何でもかじってみないとその味はわかりません。
かじってみてダメだったら吐き出せばいいのです。
だから、ちょっとかじってみよう。
それくらいの軽い気持ちで試してみればいいのです。

 

大事なのは、自分ならどうするかを常に考えながら読むということです。

 

「話す」と「書く」のシェア2つをぜひ採り入れることをおすすめします。

 

読書を通して出会った言葉や研究結果、統計データなどをストックしておくことが大事です。

 

●モチベーションを高めるDCAPサイクル
D:まず、やることを書く
C:やってみた結果を書く
A:改善策を書く
P:明日にやることを書く

 

朝に読書をすることで、朝に読書した内容が頭に残っていますから、その内容を現実に応用して考えやすくなります。

 

書店は本はもちろん、アイデアやヒントに出会えるスポットでもあるのです。
複数の書店に足を運んで自分の可能性を広げる選択肢も持ちましょう。

 

●あなたにフィットする本に出会える3つのポイント
(1)目次
(2)前書き
(3)著者のプロフィール

 

読書をすることによって、自分の知らない世界を知ることができます。
読書をすることによって、自分とは違った価値観に触れることができます。
読書をすることによって、新しい選択肢を手に入れることができます。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1362-1】読む中で浮かんだ感情や考えは、どんどん本の余白に書き込む

【1362-2】「自分ならどうする?」の問いを持ちながら読書する

【1362-3】週3回、書店に足を運ぶ

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】「すぐやる人」の読書術
【著者名】塚本亮著者情報
出版社明日香出版社
【出版日】2019/1/16
オススメ度★★★★☆
こんな時に読む力を身につけたいときに
キーワード読書術アウトプットマインド
【頁 数】225ページ
【目 次】
第1章 すぐやる人とやれない人の読書術
第2章 すぐやる人の読書術グランドルール
第3章 本を読んで「動く」
第4章 「シェア」で成長を加速させる
第5章 将来、すぐやるために「あつめる」
第6章 1日1冊読む!習慣のつけ方
第7章 行動につながる!本の選び方

 

この本が、あなたを変える!

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塚本亮 明日香出版 2019-1-16
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塚本亮さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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