【3つの意識と2つの感想がリピート率100%を生む!】
ビジネス数学の第一人者・深沢真太郎氏が、わかりやすく、納得感のあるように伝える技術を、ON/OFFの「伝わるスイッチ」をつかって伝授する一冊。
伝わった。
どういうときに、そう感じますか?
本書は、仕事の成果に直結する”勝負どころ”では、「伝え方のスイッチ」を切り替えることを提唱し、スイッチの切り替え力を高める方法を伝授する一冊。
「伝え方のスイッチ」を正しく切り替えるために、意識すべきことは3つです。
①少ない言葉
②ていねい
③正しそう
では、なぜこの3つを意識すべきなのでしょうか?
それは、この3つを意識することで、2つの感想を伝える相手から得られるからです。
(1)わかりやすい(理解)
(2)なるほど(納得)
ここでも、なぜこの2つの感想を得たいのでしょうか?
もう、お分かりですね。
「わかりやすい(理解)」と「なるほど(納得)」が、相手の中に生まれたとき。
『あなたの伝えたいことが、”相手に伝わった”』ことになるからです。
あなたの伝えたいことが相手に伝わることは、成果に直結する”勝負どころ”では、まさに生命線です。
だからこそ、本書が提唱する「伝わるスイッチ」の切り替え法を身につける必要があるのです。
そして、「伝わるスイッチ」が身についたとき。
リピート率100%など、仕事の成果が得られるのです。
◆スイッチをONにして、光を灯そう!
伝わるスイッチ
深沢真太郎 大和書房 2019-1-23
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あなたの主張が受け入れてもらえないケースには2種類あるのです。
・そもそも、あなたの言っていることがよくわからないから
・言っていることはわかるけど、その内容に納得感がないから
わかりやすい内容
=聞き手が他の人にそのまま説明し、まったく同じように伝わる内容
なるほどと思える内容
=聞き手が自分自身で論理展開できる内容
あなたの伝える内容が「正しい」かどうかは重要ではありません。
「正しそう」かどうかが重要なのです。
伝える側のあなたが「本当に正しいのだろうか?」という思考になってしまうと、正解のないビジネスの世界では何も伝えられなくなります。
これは絶対に避けたいところです。
正しい内容などないのだと大胆に割り切ることを心がけてみてください。
OFF「では説明を始めます。さっそくですが…」
ON「始める前に、まず前提の確認です」
OFF「うーん、彼は未経験だしなぁ…無理だと思うんだよなぁ」
ON「まずは結論から。彼には任せられない。なぜなら未経験だから」
OFF「予算が決まっていないので議論できませんね」
ON「予算を仮に10億円として議論を進めましょう」
OFF「”やる気”を出せと言われても、出ませんよね」
ON「”やる気”と”うんこ”は同じ。体内にないものは出ませんよね」
ビジネスシーンでも、カッコつけて米国の最新事例を伝えるよりも、誰もがピンとくる身近な例で説明する人のほうが相手に「わかりやすい」や「なるほど」をプレゼントできます。
最強の言葉は、数字です。
重要なメッセージは、数字で伝える。
OFF「企画のコンセプトを明確にして」
ON「企画のコンセプトは1行で表現して」
まず結論から伝え、その根拠を説明し、最後はこの説明に納得感を演出する「個人の主観ではない」という主旨のフレーズを残します。
結論→根拠→納得感の味付け。
スイッチをONにしたら、ぜひこのテンプレートで未来を語ってください。
OFF「私はこっちを選ぶべきだと思うけどなぁ」
ON「消去法から、選択肢はひとつしかありません」
OFF「それ、間違っていませんか?」
ON「もしその主張が正しいとすると、前提に矛盾しませんか?」
【1361-1】「わかりやすさ」と「なるほど」を追求して伝える
【1361-2】明確にするときは、「1行で」を意識する
【1361-3】結論→根拠→納得感で語る
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】少ない言葉+ていねい+正しそうでOK!伝わるスイッチ
【著者名】深沢真太郎 ・ 著者情報
【出版社】大和書房
【出版日】2019/1/23
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】数学的思考、ことばのチカラ、話し方
【頁 数】224ページ
【目 次】
伝わるスイッチ 理論編
伝わるスイッチ 実践編
この本が、あなたを変える!
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深沢真太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2019年 2月 04日
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