【書評:1202冊目】逃げ出す勇気(ゆうきゆう)

【逃げ出すこと=幸せになること】
精神科医・ゆうきゆう氏が、生きることを楽にするための戦略的な「逃げ出す勇気」を提唱する一冊。逃げることは決して”負け”ではなく、幸せに生きるための”選択肢”である!

■この本の紹介文

苦しくてどうしようもないとき。
あなたは、きちんと逃げることができていますか?

 

本書は、自分で自分を傷つけてしまうことがないよう、「逃げ出す勇気」をきちんと持っておくことを提唱する一冊。

 

逃げることは負けること
多くの人に、少なからず刷り込まれている意識です。

 

この意識を、優しくかつ力強く壊してくれます。
「逃げる」ことに対する意識が、ネガティブなものからポジティブな選択肢に変わっていきます

 

逃げることは、死ぬことではありません。
逃げることは、生き残ることなのです。

 

苦しければ、逃げてもいいのです。
自分を守り、自分が生き残るために。

 

ただし1つ、心がけておくべきことがあります。
それは、『”戦略的”に逃げる』ということです。

 

どう逃げ出すことが、戦略的なのでしょうか。
この点を、しっかりレクチャーしてくれます。

 

逃げ出すことの意味がわかる
人生を生きる上で、とてつもなく重要なことです。

 

◆笑って逃げられるように。

■本がわかる!15の要約ポイント

現代人がもっとも言ってもらいたい言葉は「逃げてもいいんだよ」なのかもしれません。

 

●現代日本が「逃げ出せない」社会になってしまった3つの要因
第一:結果が見えづらい仕事が増えた
第二:すぐに結果を出さなければいけない、対応しなければならない「スピード社会」になった
第三:ここ数年強まったSNSの「いいね」プレッシャー

 

「逃げ出す」とは、不本意な場所に”とどまらない”勇気の表れです。
今よりもずっと幸せな人生を歩むために、賢く逃げ出してください。

 

一度逃げるのはよいのですが、その際に、
①そこから何を学んだか
②次はどうしようか
の二つを必ず考えるクセをつけましょう。

 

「逃げ出す勇気」とは難題から目を背けることではなく、立ち向かう対象を変えるために必要な思い切りのことです。

 

毎日ささやかなことでもいいので、自分を褒めること。
これはノートなどに日記形式で書きつけましょう。

 

常に少しだけの変化、「まずは5%」を意識していれば気持ちが楽になり、行動のハードルはぐっと下がるでしょう。

 

途中でやめたとしても、それまでにあなたがやってきた蓄積は、絶対に無駄になりません。
いつか再開した時にもまた活かせます。

 

「選択肢」は「逃げ道」と言い換えることもできるでしょう。

 

「忘れる」とは、「過去の自分と現在の自分を切り離す」行為です。

 

外界での奮闘や抑圧に疲れたら、積極的に閉鎖的な世界をこしらえましょう。
誰とも容易につながってしまうSNS社会の現代だからこそ、つながらない場所を確保しておくのも、ひとつの生存戦略です。

 

あなたが大切だと思う、絶対に離れてほしくない人だけに好かれようとするだけで、十分ですよ。

 

あなたを取り巻く人間の人間性は、当人以外の誰にも変えられない、「全部、決まっている」と思ってください。

 

幸福と不幸が伝染性のものである以上、自分が幸せになることは、やはりすべての人間にとって「義務」ということになります。

 

「今いる場所から逃げ出す」とは、「今よりも幸せになる」と同じ意味でした。
「逃げ出す」ことで幸せになってください。
幸せになるために「逃げ出して」ください。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1202-1】逃げ出すときは、「何を学んだか」「次どうするか」を考える

【1202-2】寝る前に、自分を褒める言葉をノートに書く

【1202-3】「逃げることは選択肢である」と常に意識する

 

■ひと言まとめ

逃げ出すは、幸せになるため!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に
【著者名】ゆうきゆう
出版社KADOKAWA
【出版日】2018/4/7
オススメ度★★★☆☆
こんな時に心の平穏や導きがほしいときに
キーワードメンタル人間関係問題解決
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 現代社会は逃げ出しにくい
第2章 真正面から立ち向かわない
第3章 逃げ道と逃げ場所を作る
第4章 面倒な人間関係から逃げ出してみよう
第5章 幸せのかたち

 

この本が、あなたを変える!

 

ゆうきゆうさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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