【書評:1201冊目】定年後不安(大杉潤)

【定年後の3大不安を吹き飛ばせ!】
ビジネス開拓アドバイザー・大杉潤氏が、人生100年時代の生き方として、トリプル・キャリアを提唱する一冊。きちんとした「設計図」をつくることで、定年後不安は解消する!

■この本の紹介文

定年後の人生。
下り坂のイメージですか?上り坂のイメージですか?

 

本書は、「お金」「孤独」「健康」の3つの不安をいかに解消するかで定年後の”人生の充実度”が変わると提起し、具体的・実践的な方法としてトリプル・キャリアを提唱する一冊。

 

昨今、人生100年時代といわれて久しい。
定年が60〜65歳とすると、定年後の期間は35〜40年になります。

 

つまり、概ね、「現役時代の期間」=「定年後の期間」と言えます。
こう考えると、とてつもなく膨大な時間ですよね。

 

この膨大な時間を、どうやって生きていくのか。
今、多くの人が不安に萎縮しています。

 

しかし、いくら萎縮していても、不安は大きくなるばかりです。
勇気を出して向き合い、人生の主導権を不安から取り返さなければいけません

 

でも、どうやって主導権を不安から取り返せばいいのか。
その方法の1つが、この本で提唱されている「トリプル・キャリア」という生き方です。

 

主導権を取り返す第一歩に、とても参考となる考え方です。
ぜひ、ご自身の人生と照らし合わせながら、定年後不安に打ち克ちましょう!

 

◆早く動くほど、主導権は握りやすい!

■本がわかる!15の要約ポイント

世の中の大半を占める普通の会社員でもできる方法で、かつ「定年のない働き方」ができるとしたら、あなたはどう思いますか?

 

●トリプル・キャリア
第1のキャリア:雇われる働き方
第2のキャリア:雇われない働き方
第3のキャリア:理想の働き方

 

セカンドキャリアのビジネスとして、何が最も大切なのでしょうか?
リスクを抑えることも含めて、以下の順で大切なことが5点あると私は考えています。
1.「好きなこと」を事業の軸にすること
2.何で社会に貢献するのか、事業理念を明確にすること
3.自分だけのオリジナルな価値を提供すること
4.家族以外を雇わない小規模で事業を立ち上げること
5.借金をしないこと

 

自分が望む仕事とは違う道が会社から用意された場合には、むしろ「天命」と受けとめる前向きさが大切です。

 

ラインを外れて、もはや出世や人事評価に興味も利害関係もない「役職定年」となった55歳以上のベテラン社員には、「教える」という領域で、大いに出番があります。

 

●65歳からも働くために「大切な3つのこと」
1.「人の役に立つ専門性」を磨き上げ、長く続けられる好きなことをする
2.変化する社会のニーズに対応できるよう学び続ける
3.健康・体力を維持するための生活習慣を確立する

 

「人生100年時代」に大切なことは、人生のステージによって自らを取り巻くコミュニティーが変化することを理解し、なるべく連続性が保たれるような人間関係やコミュニティーづくりをしていくことです。

 

コミュニケーションは、次の「3つのステップ」から成り立っています。
1.相手の話をよく聴き、相手を受け容れる
2.質問することで相手をよく理解し、信頼関係を作る
3.自分の思いを相手に伝える

 

定年後の人間関係の中で、とくに「人生100年時代」で定年後が長くなった現在、最も大切となるのは「家族との関係」です。

 

人間の寿命は、最終的には「脳の寿命」で決まるとも言われていて、知的好奇心を持って脳が活発に動き続けていれば、元気に自立した生活を送れるそうです。

 

本を1冊読むことで、質の高いまとまった「情報の塊」として、いっぺんに知識や著者の経験、場合によっては「人生まるごと」を追体験することもできるのです。

 

●大杉流「3ステップ・アウトプット法」
1.自分の手元で要点をメモとして書いておく
2.なるべく時間を置かずに、ツイッターの140文字以内の短い文章で、ポイントをアウトプットしておく
3.ブログの記事として、本の要点、書評、自分が得られたことなどを整理した情報として発信・公開する

 

ブログが「人生の母艦」になる

 

アメリカの有名なことわざ「WE ARE WHAT WE EAT.」(私たちは食べたものからできている)

 

仕事を続けることによる緊張感とやりがい、仕事をベースにした人間関係やそのための準備、学び続けることなど、日々の活動と生活そのものが、「働くこと」を起点にして構成されているので、規則正しいスケジュールと生活リズムができているのです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1201-1】自分の望みと違う道も、天命と思って進んでみる

【1201-2】連続性が保たれる人間関係を構築する

【1201-3】人生の母艦となるブログを開設する

 

■ひと言まとめ

人生の主導権を、不安に握らせるな!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】定年後不安 人生100年時代の生き方
【著者名】大杉潤
出版社KADOKAWA
【出版日】2018/4/7
オススメ度★★★☆☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード生き方稼ぐ力50代
【頁 数】248ページ
【目 次】
第1章 人生100年を展望した「キャリアプラン」とは?
第2章 100年人生の「時間術」
第3章 100年人生の「コミュニケーション術」
第4章 100年人生の「情報リテラシー」
第5章 100年人生の「健康法」

 

この本が、あなたを変える!

 

大杉潤さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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