【シェア読書:1057冊目】人生100年時代のお金の不安がなくなる話(竹中平蔵、出口治明)

【見通せない未来を見通していく】
経済学者・竹中平蔵氏とライフネット生命創業者・出口治明氏が、人生100年時代のお金の不安がなくなる話をしながら、不必要な不安を手放し、どう生きるべきかを提起する一冊。

■この本の紹介文

一枚の紙を準備してください。
そこに、思いつく限りの「不安」に思うことを書き出しましょう。

 

本書は、「将来への不安」という漠然とした存在に萎縮することなく、これからの社会をどう考えどう生きていくべきかを、2人の賢人の対談に聴きながら考えていく一冊。

 

不安を書き出せましたか?
人によっては、自分が嫌になるくらいスラスラと書けてしまったかもしれません。

 

書き出し終わったら、本書を読みましょう。
そして、読み終わったらもう一度、書き出した一覧を見直してください。
ビックリするほど、不必要な「不安」を抱えこんでいることに気づくことでしょう。

 

「AIによって、雇用は奪われるのか?」
「将来、きちんと年金はもらえるのか?」
刻々と変わる社会情勢の中にいると、確かに不安を抱きます。

 

ですが、不安のない瞬間なんてないのです。
生きていることと不安に思うことは、同義であると言えるかもしれません。

 

大切なのは、不安という問いに対して、きちんとした情報を与えてあげることです。
情報が得られれば、不安に対する恐怖は和らぎます。

 

「AIに雇用を奪われるかも?」と不安な問いを持ったら、調べてみる。
すると、これから日本は人口減社会に突入していくことが分かります。
さらに、経済ニュースを見ると人手不足を伝えるものがいくつもみつかります。
という情報を与えてあげれば、「仕事がなくなるかも!と過度に騒ぐ必要はないな」ということになります。

 

不安という問いに対して、きちんとした情報を与えてあげる。
このために、どういうものの見方をしたらいいのか、どういう捉え方をすればいいのか、この点を学ぶことができるのが、この本の最大の価値。

 

本質を見極めているお二人の対談は、本当になめらかで読みやすいです。
不必要な「不安」で肩が重たくなっていないか、ぜひ対談を聴きながらチェックしてみてください。

 

とてもオススメの一冊です。

 

◆きちんとした情報で、不安は和らぐ。

■本がわかる!15の要約ポイント

日本ではまだ、「白タク」「ヤミ民泊」と呼ばれていて関連業界の抵抗もありますが、アメリカでも中国でも、シェアリング・エコノミーは新しい段階に入っていて、さらなるサービスが生み出されています。
新たに施設をつくるのではなく、今あるものを活用して経済を活性化させるわけですから、新しい事業のあり方です。(竹中)

 

おもしろい統計があって、日本のGDPに対する現金の比率は20年前は8%だったのに、今は20%近くまで増えているんです。
こんな国はほかにありません。
多くの国でキャッシュレスが進んでいる一方で日本はまだキャッシュ決済に依存しています。
「日本は現金を持っていても安全な国だから」と言っている人がいましたが、金融は情報であり、モバイル決済をするということはビッグデータが溜まるということで、そこに大きな意味がある。(竹中)

 

どの時代に似ているかという議論は、週刊誌の話題としてはおもしろいと思いますが、実際にはそれほど意味がありません。(出口)

 

国債が発行できれば、年金の支給を含めて予算を組むことができるので、財政を維持できます。
つまり、国債の発行が可能である限り、公的年金保険が破たんすることはない、と考えることができます。(出口)

 

●社会保険の適用拡大をしたほうがいい3つの理由(出口)
(1)年金財政が安定します
(2)セーフティネットとしての機能が向上します
(3)3号被保険者の問題がほぼ自動的に解決できる

 

「負担が給付」が大原則ですから、給付を減らすか負担を増やすかのどちらかです。
たくさんもらいたいなら、たくさんお金を出すしかありません。(出口)

 

私の知る限り、先進工業国で主要企業が非常に強い定年制度を持っている、つまり、エイジ・ディスクリミネーション(年齢による差別)している国は日本だけなんです。(竹中)

 

人材の面では、リカレント教育が極めて重要なテーマになってくると思います。
リカレントとは「反復」の意味です。
社会人に対してもう一度職業訓練をして、新しいことができるような能力を高めていくことが必要です。(竹中)

 

置かれた場所で咲けなければ、別の場所を探せばいい。
そして社会は、それを応援すべきだと思います。(出口)

 

世界がどう変わるのか、社会がどう変わるのか、未来を予測したところで誰にもわかりません。
わからないことを考えても意味がない。
先に考えるべきは、「今世界で何が起きているのか」という現状認識の部分だと思います。(出口)

 

「自分は何をやりたいのか」が明確になっていれば、成功する確率は高くなるということです。(竹中)

 

リーダーが思い切り大きな風呂敷を広げないと、できるものもできなくなるし、逆に大きくて壮大な夢なら、チャレンジしてやろうという人も出てくるのではないでしょうか。(出口)

 

●キャッシュフローを生めるインフラを民間に任せる3つのメリット(竹中)
(1)民間企業の成長につながります
(2)公共機関が主導するより知恵が出ること
(3)地域の活性化ができること

 

今の制度や常識をすべて疑って、問題設定をゼロからやり直して、もう一度「どんな社会がいいのか」を根本から話し合ったほうがいいと思うんです。(出口)

 

歴史を知ることと、海外を意識することは、今という時代を正しく認識し、未来を考えるうえで欠かせない作業だと思います。(竹中)

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1057-1】複数のニュース媒体をみて、世界の動き把握する

【1057-2】「自分は何をやりたいのか」をクリアにしておく

【1057-3】「どんな社会がいいのか」を自分になりに書き出す

 

■ひと言まとめ

分からないから不安になる、ならば、調べよう!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】人生100年時代のお金の不安がなくなる話
【著者名】竹中平蔵出口治明
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2017/9/6
オススメ度★★★★☆
こんな時に教養を伸ばしたいときに
キーワード人生金融リテラシー社会
【頁 数】224ページ
【目 次】
序章 「歴史」から見て、今はどんな時期なのか?
第1章 2020年の世界を予想する
第2章 年金・格差 自分たちが生きていくための「お金」の話
第3章 「日本」の経済は大丈夫か?
第4章 今後のために知っておきたい「お金」と「生き方」のリテラシー

 

この本で、あなたは変わる!

 

竹中平蔵さん、出口治明さん、
素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

 

■合わせてご覧ください!

出版社「SBクリエイティブ」の書籍関連ページはこちら!

「竹中平蔵」さんのオフィシャルサイトはこちら!

「出口治明」さんが創業されたライフネット生命のサイトはこちら!

 

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【シェア読書:1057冊目】人生100年時代のお金の不安がなくなる話(竹中平蔵、出口治明)
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