
【7日間であなたの読書は変わる】
哲学者・小川仁志氏が、本の知識がきちんと定着し、仕事や生活にその知識を活かすアウトプット読書術を紹介する。アウトプットを意識することで、読書の成果は180度変わる。
==================
■1分間紹介文
==================
読んだだけで終わった本の内容は覚えてない。
読んで気になった点をメモしたことは意外と覚えている。
こんな経験ありませんか?
著者は、小川仁志さん。
哲学者・山口大学国際総合科学部准教授。
商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。
本書は、読書は読んだ内容をアウトプットしてこそ初めて価値が生まれるとし、アウトプットすることに特化した読書術を公開した一冊。
読んだ本をアウトプットに活かしたいときに必要なことはたった2つのみ。
「覚悟」と「準備」である。
・覚悟をどう磨きあげていくのか
・準備をどう行えばいいのか
この2つを体系的かつ即効性をもって学ぶことができる内容。
本を読み、それをアウトプットする。
これは、あなたが世の中に新しい意味を生み出したと同義なのです。
読んだだけで終わるか。
読んだあとに価値を生み出して終わるか。
あなたは、どちらがワクワクしますか?
==================
■本がわかる!15の要約ポイント
==================
本を読んでその中身を生かす、つまりアウトプットに生かすということは、その読んだ本が自分のものになっているということです。
人間の記憶が薄れるものである以上、頭だけに任せてはいられません。
とするならば、読んだ情報を加工しておいて、必要なときにすぐに取り出せるようにしておけばいいのです。
これが本を「使える化」するということにほかなりません。
アウトプットとは、「読んだ本の要約+自分のオリジナルな意見」で構成されるもの
とにかく何か目的を設定するのです。
そうすることで、読み方にもメリハリがきいてきますし、目的をより効率的に達成することができます。
精読は全体をしっかりと読むことに間違いはないのですが、すべての箇所を同じ比重で読む必要はありません。
そうではなくて、大事な箇所は徹底的に時間をかけて読み、それ以外は一通り目を通すということでいいのです。
そうでないと逆に意味がありません。
1日1冊の本を持ち歩くのが基本
瞬間的に気分転換できる仕組みも、長時間の集中のためには不可欠
●読書のインプットとアウトプットのために不可欠な5つのもの
①直観
②構造主義
③批判
④脱構築
⑤弁証法
直観なんて一瞬どう感じるか確認するだけですから、まさに一瞬でできます。
構造主義も一呼吸おいて、全体を俯瞰してみるだけのことです。
そしてそれは正しいかどうか一度疑ってみる。
批判ですね。
そのあとは、もう一度別の視点でちょっとだけ考えてみて、問題があれば解決する。
これが脱構築と弁証法です。
雑談で使えるように意識してインプットしておくといいでしょう。
そうするとインプットの際の吸収度、つまり集中度も変わってきます。
日ごろから名言や心に刺さる言葉を探しながら本を読むのがいい
趣味の欄に読書と書く場合、単に「読書」と表記するのではなく、もっと具体的に「19世紀ロシア文学の読書」などと書くと、いかにも気になります。
もちろん、本当に読んでいないとだめですよ。
ウェブのコラムなどでも2000字でやっていたところ、ある日編集部からもっとさっと読めるように1300字くらいにしてほしいと変更を頼まれたくらいです。
皆わざわざ時間をとって読むのではなく、ちょっとした隙間時間に覗き見る程度だからだそうです。
リズムには変化が必要なのです。
文末の表現を変えてやることで、各文章に変化が生じるわけです。
一度書いた文章を、主語と述語が対応しているかに注意しながら読み返してみることです。
==================
■これをやろう!3つの実践ポイント
==================
【814-1】読書は目的を明確にしてから読む
【814-2】文章の文末に変化を加える
【814-3】書いた文章を、主語と述語の対応を意識して読み返す
==================
■今回のまとめ
==================
本を自由自在に操る楽しさが手にはいる!
==================
■本日紹介した書籍情報
==================
【書籍名】7日間で成果に変わる アウトプット読書術
【著者名】小川仁志
【出版社】星雲社・リベラル社
【出版日】2016/9/23
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】読む力を身につけたいときに
【キーワード】読書術、アウトプット、発想力
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 アウトプットするための読書準備(プレアウトプット)
第2章 すぐに情報が取り出せる読書法(インプット)
第3章 はかどる読書環境の作り方(サラウンディングス)
第4章 読書を自分のものにする思考法(アナリシス)
第5章 1週間で本番! 話すためのシーン別戦略読書術(アウトプットI)
第6章 1週間でプロ級! 文章にまとめるシーン別戦略読書術(アウトプットII)
第7章 アウトプットを効率的にする文章術(アウトプットIII)
本の内容を自由自在に操りたくないですか?
小川仁志さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
■【読者登録受付中】
メルマガの配信を開始しました!■
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力ください。
携帯アドレスだと未着の場合があります。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。