
【10秒で的確に判断せよ!】
慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント・桑畑幸博氏が、最速で選択肢を出し適切に判断する、リーダーのための即断即決!仕事術を解説する一冊。スピードと精度を両立せよ!
モノゴトを判断する。
あなたは得意ですか?苦手ですか?
本書は、リスクや影響も考慮しながら、素早く適切に判断してチームを動かすリーダーの仕事術を解説する一冊。
判断の速い人は、デキる人という印象がありますよね。
そうした人材になることを目指していく本です。
もちろん、ただ速くても何の意味もありません。
「判断の精度」と「判断のスピード」をきちんと両立する方法が学べます。
リーダーの仕事術となっていますが、すべてのビジネスパーソンに通ずる内容です。
優柔不断な自分に悩む人には、希望の光となることでしょう。
ただ、焦りは禁物です。
学んだことを1つ1つ試しながら、小さな成功体験を積み上げていきましょう!
◆即断即決でデキる人に!
即決が必要な場面で悩んでばかりいると、誰かを待たせることになる。
時には、ビジネスチャンスを逃してしまうことすらある。
そして「仕事ができないリーダー」というレッテルを貼られてしまう。
「選択肢そのものを自分で考えなくてはならない」ということは、その選択肢を考えるスピードが、結果的に即決のスピードを左右することにつながる。
「即決」と呼ぶには、判断の所要時間はせいぜい1〜2秒で判断を下すべきだ。
ただし、感情と経験則だけで安易に即決すれば「拙速」になる。
判断の場面で「正解を出さなくては」と肩に力を入れる必要はない。
また、どんな判断も、結果には必ずプラスとマイナスの両面がある。
万人にとって望ましい判断はない。
リソースも有限だ。
だから「デメリットやリスクはあるが、それでもやるべき」と割り切ることだ。
「覚悟を決める」ことが、即決する上で重要なのだ。
「どれにするか」の答えが稚拙にならないためには「どれ」と選ぶ候補、つまり選択肢を数多く出すことだ。
最初に思いついた2つ、3つの選択肢から決めようとすると成功確率は低くなる。
最初に考えるべきことは「今から何について考えるか」だ。
考え始めたら、常に「余計なことを考えてないか」「変な方向に思考がいきかけていないか」を自問するべきだ。
「短時間で数多くの選択肢を考える」上で必要なポイントのもう一つが「書きながら考える」ことだ。
ある問いについて考え、最初に出てきた答えは、多くの場合「誰もが思いつきそうな普通の答え」だ。
斬新なアイデアは、多くの答えを出す過程の後半で出てくるものだ。
評価を後回しにして「他には」と考えることで、選択肢を「広く」出すことが重要だ。
ただ、考える行為は「広さ」だけでなく「深さ」も重要だ。
「どれにするか」の判断は、選ぶ対象になる選択肢が、充分かどうかを考える必要がある。
このように「新たな情報の必要性」が、相手を待たせる時間の「10秒」と「それ以上」を分ける境界線だ。
複数の選択肢の中から「どれにするか」を判断する場合、意識的・無意識的に様々な評価指標で評価、選択する。
その際「ひとつのモノサシ」だけでなく、多面的な評価をするべきだ。
仕事はひとりではできない。
そのためには、「即決できる組織」を作るべきだ。
まず、自分がお手本を見せ、部下に指導することで即決のスキルを組織に普及させる。
もうひとつやるべきことが、自分自身の説得力を上げることだ。
トップから、その場で承認をもらったり、チームのメンバーから賛同してもらえたら、それが、結果的に組織で即決できたことになる。
そのためには、できるだけ短時間で説明することが必要だ。
できれば「30秒で説得する」ことを目指したい。
ポイントは「わかりやすく伝えること」と「共感してもらうこと」だ。
【1259-1】判断に正解はないと自分に言い聞かせる
【1259-2】判断の選択肢をできるだけ多く出す
【1259-3】判断するときは、多面的に評価する
流れを止めず、適切に捌く!
【書籍名】リーダーのための即断即決! 仕事術
【著者名】桑畑幸博 ・ 著者情報
【出版社】明日香出版社
【出版日】2018/7/12
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー、決断、問題解決
【頁 数】219ページ
【目 次】
0 即決の仕組みを理解する
1 即決を成功させるために、まずは意識を変える
2 短時間でたくさんの選択肢を出す
3 道具を使って「速く賢く」判断する
4 周囲も巻き込んで「即決する組織」をつくる
5 即決する/させるリーダーの習慣
この本が、あなたを変える!
桑畑幸博さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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