【書評:779冊目】47原則(服部周作)

【”差”を生むリーダーがやっている小さな工夫】
経営コンサルタント・服部周作氏が、『47原則』と題して、マッキンゼー時代に世界中の現場でメモしてきた、リーダーたちの大きな差を生む仕事術を指南する一冊。

■書籍の紹介文

仕事に対する原則。
あなたは、どんなものを持っていますか?

 

本書は、マッキンゼー時代に著者が身につけた仕事の原則と、抜きん出たビジネスリーダーへのヒアリングを通して気づいた仕事の原則を、「47原則」にして指南する一冊。

 

仕事に対する原則は、誰もが持っているとおもいます。
経験を積むほどに磨かれていき、その数も増えるかもしれません。

 

ただし、自分が持っている原則が結果に結びつくかは別の話です。
大きな差を生み出し結果を出し続ける人と、そうでない人は残酷なまでに別れます。

 

では、どうすれば前者でいられるのか。
それは、前者が持っている”原則”を身につけることに他なりません。

 

本書は、その”原則”を47個収録しています。
世界中の最前線で結果を出し続けているリーダー達が大切にしている”原則”がまとめられています。

 

いまのあなたが、結果を出せずに苦しんでいるのなら。
持ち合わせている原則を、大幅に入れ替える必要があります。

 

これは、とても大変なことです。
でも、やらなければ結果の出ないままです。

 

そのためには、覚悟が必要です。
「なぜ、結果を出したいのか」「なぜ、結果を出す必要があるのか」を自分の中で納得いくまで整理してみてください。

 

そして、「○○だから、結果を出さなきゃいけないんだ!」とまとまったとき。
この本に書かれている47原則が、大いにあなたの力となってくれるはずです。

 

結果を出し続ける人の”原則”。
信じて取り込んでみましょう!

 

◆結果を出す人の”仕事の原則”

47原則
服部周作 ダイヤモンド社 2016-7-8
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■【要約】15個の抜粋ポイント

年齢的にいえば若ければ若いほど、早起きして仕事をこなすことにより一目置かれる可能性が高くなります。
誰もが昔は若かったので、若い人にとって早起きがいかに難しいことかよく分かっているからです。

 

重要なことに集中する姿勢はキャリアを積んでいくうえでも大切

 

●もうひと踏ん張りするための4つのポイント
(1)自分の限界を受け入れる
(2)行動を起こす
(3)助けを求める
(4)考えても仕方のないことで悩まない

 

真っ先に心配になる”どうやって”実行するか、つまり資源となる時間や能力のことからまずは一歩下がってみることです。
まずは、「目的は”何だろう?”」あるいは「”なぜ”これを行うのだろう?」という簡単な質問に答えてみてください。

 

行動計画を立てる狙いは3つあります。
第1に、達成しようという意欲が高まり、積極的に行動するようになること。
第2に、毎年の進歩の尺度になり、達成度に応じて、翌年の目標を上方あるいは下方修正できること。
第3に、「為せば成る」「有言実行」の信念が育まれること。

 

あなたの言葉に説得力をもたらすものは、得てして自分に対する自信

 

他人の良いところを見つけるために、あなたが今すぐ実践できることがあります。
次のポイントに従って、さっそく意識を改めてみましょう。
(1)物事を前向きに捉える
(2)他人について優れた点だけを思い出す
(3)小さな物事に価値を認めることを通じて、前向きな姿勢を保つ
(4)批判するのではなく好奇心を持って「それは面白い」と考える
(5)自分との相違点を無視する

 

人に教えると、結局、自分にたくさんのエネルギーが戻ってきます。
指導することにより、チームとして日々の生産性が高まるだけでなく、教えるテーマについて自分自身の理解も深まります。

 

”目的は何か”と、それを”どのように行うか”とは、抜本的に違うことに注意してください。

 

補助的な役割であっても、できるだけ全体像を共有することを心がける

 

他人に尽くす努力を最大限に実らせる方法について、少々アドバイスしたいと思います。
まずは「みんなに大きな付加価値を与えるものは何だろう?」という質問から考えればよいでしょう。
その次に「私自身に大きな付加価値を与え、しかも他の人も大いに恩恵を受けられるものは何だろう?」という点に思考を移してください。

 

「時」「場所」「場合」という3つの不確定要素のうち、一番コントロールしやすいもの、自分の力で変えられるものはどれでしょう?
「時間」は絶対に難しく、「場合」も他の人次第の部分があります。
消去法で残った「場所」という物理的な空間は、一番コントロールしやすそうな要素だと言えます。

 

リーダーがリーダーたる由縁は、「より良いもの」「ほかとは違うもの」「欠かすことのできないもの」をもたらすことにあるのです。

 

あなた自身の成功の原則を「書き」留め、質に重点を置く理路整然とした仕組みのなかで、それらの原則を忠実に「実践」することです。
あなたがこの先リーダーシップ精神を育むために、最も高価的な道具のひとつになるでしょう。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【779-1】誰よりも早く出勤する

【779-2】何事も前向きに捉える

【779-3】「教える」経験を積む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】47原則
【著者名】服部周作
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2016/7/8
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日のリーダー力を磨きたいときに
キーワードリーダー働き方グローバル
【頁 数】304ページ
【目 次】
■先手を打つ
■平常心を保つ
■多面的に捉える
■コミュニケーション上手になる
■共感する
■生産性を高める
■持続的な成長を実現する
[他]

 

この本が、あなたを変える!

47原則
服部周作 ダイヤモンド社 2016-7-8
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服部周作さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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