【書評:388冊目】読書が「知識」と「行動」に変わる本(大岩俊之)

【読んだ後の行動こそが重要!】
ロールジョブ代表・大岩俊之氏が、『読書が「知識」と「行動」に変わる本』と題して、マインドマップ・記憶術・セルフコーチングを駆使した、結果を出すための読書術を解説する一冊。

■書籍の紹介文

読書をして得たこと。
どれだけ実践できていますか?

 

本書は、マインドマップ・記憶術・セルフコーチングのテクニックを駆使して、読んで満足の状態から脱却するための読書術を解説する一冊。

 

読む前と読んだ後。
行動や考え方など、なにか変化を起こさなければ意味がありません。

 

ビジネス書や自己啓発書は、ビジネススキルの向上や自己成長のヒントを学ぶためのものです。
実際にスキルが向上するか、成長につながるかは、「行動を起こすかどうか」にかかっています。

 

本書では、この「行動を起こす」ことにフォーカスした読書術を解説していきます。
知識を吸収する→行動を起こす→結果をつかむのサイクルの構築を目指します。

 

・効率よく本を読む方法
・読んだことをメモやマインドマップで記録する方法
・読んだことを忘れないように記憶に残す方法
・記憶に残したことを実際に行動に移す方法
これらを中心に、行動につなげやすいように書かれています。

 

「これならできそう!」とおもったところから、どんどん実践しましょう。
それこそが、本書の価値なのです。

 

ビジネス書や自己啓発書を読んでも、イマイチ成果が上がらない。
そんな悩みを抱えている人は、迷わずに読みましょう!

 

◆読書の質を引き上げろ!

読書が「知識」と「行動」に変わる本
大岩俊之 明日香出版社 2014-7-24
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■【要約】15個の抜粋ポイント

目的をきちんと決めて、「この本から何を得たいのか?」を意識しながら読み進めることにより、確実にフォーカスが当たり、得たい情報を見つけやすくなります。

 

何冊も平行して読むことにより、集中力が高まります。
読んだ本を変えるときは、「前回どこまで読んだのか?」「どんな内容だったのか?」と必死で思い出そうとします。
1日のうち、本を何回か変えるので、頭が切り換えられ、意外と本の内容を覚えているものです。
何冊も並列して本を読むのは、1冊ずつ本を読んでいくのとは、また違った読書の感覚を味わうことができます。

 

本を読む習慣のないうちは、人から借りたり、図書館で借りたりすることもいいでしょう。
しかし、本を読む冊数が増えてきたら、本を買うことをオススメします。
私の経験からも言えることですが、本を借りているうちは、「本から何かを真剣に受け取ろう!」という意識が低いと感じます。
行動を起こす確率も低く、本を読んだ効果が少ないようです。

 

自分が重要だと思うところにマーキングすることで、あとで自分にしかわからない自分専用の本を作り出していることになります。

 

記憶することを意識しない限り、本の内容を忘れてしまってもおかしくありません。

 

「何度も何度も繰り返して読むことぐらい、言われなくても知っているよ!」と、思われた方もいるかもしれませんが、実際に、1冊の本を2回、3回と読む方は、ほとんどいません。
知っていても、皆さんやらないのです。

 

「誰か他の人に話そう」と意識するだけでも、相当違います。
とにかく、人に話す前提で、本を読むことをオススメします。

 

何でもそうですが、行動してみないと、結果は出ませんよね。
本を読んで行動しないのは、もともと、本を「読みもの」として捉えているため、読んだことで満足してしまっているのかもしれません。

 

本を読んだら、まず、「行動目標」を書き出してみてください。複数あっても構いません。
これらの行動目標は、「何を、いつまでに、どれだけ」といったように、具体的に数字で表した方がいいです。

 

●「行動目標」の作成をスムーズにする質問
「目標達成したときは、具体的にどんな状態ですか?」
「それを達成すると、どんな気持になると思いますか?」
「それを達成したときに、何が見えますか?」
「それを達成したときに、何が聞こえますか?」
「それを達成したときに、何を感じますか?」

 

目指す「行動目標」がハッキリしたら、「今、自分がどのような状態にあるか」という現在地を把握しなければなりません。
「行動目標」と「今の現状」とのギャップがどれくらいあるかを把握する

 

とにかく、具体的な行動を思いつくだけ、たくさん出してください。
できれば、5個以上出しましょう!
3個くらいなら、そんなに苦労せずに出てくることが多いですが、それ以上となると、深く考えないと出てこないからです。

 

具体的な行動をたくさん出してもらった中から、一番やってみたい具体的な行動をひとつに絞ります。
どのような質問を自分自身に投げかけるかというと、
「この中でやってみようと思うことは何ですか?」
「これをやってみると、どんな結果が予測できますか?」

 

「いつやるのか?」時期を決め、達成したときの気持ち(感情)を確認していきます。

 

たくさん本を読んで、知識を蓄えようとすることは大事です。
ですが、たくさん本を読んでも「記憶に残らない」、「成果も出ていない」となれば、読んでいないのと同じです。
たとえ1冊の本しか読まなくても、その1冊に書かれている内容を実際に行動に移している人の方が、本当の読書家と言えるかもしれません。
「どれだけ読書をしたのか?」ではなく、「どれだけ行動をしたのか?」が重要なわけです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【388-1】読む前に、読む目的を書き出す

【388-2】読み終わったら実践することを「行動目標」にして書き出す

【388-3】「行動目標」に期限をつける

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】読書が「知識」と「行動」に変わる本
【著者名】大岩俊之著者情報
出版社明日香出版社
【出版日】2014/7/24
オススメ度★★★★★
こんな時に読む力を身につけたいときに
キーワード読書術アウトプット成功法則
【頁 数】201ページ
【目 次】
1「効率良く」本を読む
2 読んだことを「記録」して整理する
3 読んだことを「記憶」して忘れない方法
4 読んだことを「行動」に移す
5 読んだだけで終わらせない実例集

 

この本が、あなたを変える!

読書が「知識」と「行動」に変わる本
大岩俊之 明日香出版社 2014-7-24
売上ランキング(公開時):ー
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大岩俊之さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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