【書評:554冊目】アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術(谷本有香)

【傾聴+問答=自己実現!】
経済キャスター・谷本有香氏が、なぜかうまくいく人の「聞く」技術としてアクティブリスニングの手法を徹底解説する一冊。準備→本番→フォローの3ステップが、目標を実現していく!

■この本の紹介文

人の話を聞く。
あなたは得意ですか?苦手ですか?

 

本書は、聞き上手から一歩踏み込んだ、相手との信頼関係を築きながらも自分の目標を実現していく、「アクティブリスニング」の手法を徹底解説する一冊。

 

アクティブリスニングを訓練すると、次の4つのメリットが得られます。
(1)コミュニケーションがスムーズに進む
(2)コミュニケーションが深まる
(3)コミュニケーションの成果が出やすくなる
(4)コミュニケーションが次につながっていく

 

ただ聞いているだけでは、自分を出すことができません。
きちんと相手の話を聞きつつも、自分の目標を実現していかなければなりません。

 

ここがうまくいかないと、コミュニケーションへの苦手意識が生まれます。
本書は、3つのステップに沿って、「傾聴+問答=自己実現」の型を身につけさせてくれます。

 

豊富な図解で構成されているため、イメージがつかみやすくなっています。
何度も何度もくり返し学ぶことで、アクティブリスニング力は高まっていくことでしょう。

 

聞き上手でありながら、自己実現もしていく。
ぜひ、身につけたいスキルです。

 

◆世界のVIPが唸った「聞く力」

アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術
谷本有香 ダイヤモンド社 2015-5-22
売上ランキング(公開時):14,585
Amazon Kindle 楽天

■本がわかる!15の要約ポイント

「話し下手」というのは実は、「話す」ことを気にしすぎることに原因がある

 

日本語の「聞く」には大きく分けると、次の2つがあります。
第1の「聞く」=相手の話に耳を傾ける「聞く」=傾聴
第2の「聞く」=相手の答えを引き出す「聞く」=問答

 

「傾聴」によってコミュニケーションの土台をつくり、「問答」によってコミュニケーションを深めリードする。
これが「アクティブリスニング」の基本です。

 

「アクティブリスニング」の準備では具体的に、「目標確認」「情報収集」「質問づくり」の3つを行います。

 

SNSや社内外で相手に会うことをさりげなく伝える

 

感謝や期待といったポジティブな感情をきちんと相手に伝えることは、コミュニケーションにおいてプラスの効果こそあれ決してマイナスにはなりません。
少々オーバーなくらいにやってちょうどいいと思います。

 

初対面であったり、あまりよく知らない相手に興味を持つ一番簡単なやり方は、相手の名前を10秒で覚えて繰り返すことです。

 

「努力は厭いません」という熱意、「あなたのために絶対頑張ります」という覚悟、「真剣に取り組みます」という決心を心の中に持てばいいのです。
そうした気持ちがあなたを頼もしく見せ、内に自信を秘めた人間として相手の目に映るはずです。

 

相手の話を傾聴しているばかりでも、相手は楽しくありません。
会話では言葉のキャッチボールが必要です。
相手8に対して自分が2の割合で発言するくらいがちょうどよいでしょう。
その「2」も、自分の考えや気持ちなどを直接、述べるのではなく、疑問形を使うのがコツです。
語尾が「?」で終わる形にして、相手に会話の主導権を渡すのです。

 

問答を深めていくには、自分の性格や普段の対人関係を踏まえ、得意な役柄になりきる

 

無駄話は「無駄な話」ではありません。
無駄な話ができるほど近しい、信頼し合えている関係になるために使うのです。

 

人はなぜか、たとえ小さなことであっても予想していなかった親切や気配りを受け取ると、「お返ししなくちゃ」と思うものです。
何か相手にとってプラスになることを継続してやっていると、いつかお返しがあるのです。

 

(「傾聴」の力を磨くためのトレーニング)
あまりよく知らない人を選び、例えば異動してきた新しい同僚なら1週間、時々しか会わない取引先の人なら1カ月といった期限を決めて、その相手の長所を5つ見つけ、その理由を挙げてみるのです。

 

知人や家族や友人に自分が使った言葉やフレーズで印象的だったもの、「いいね」と思ったものを教えてもらいましょう。
意外に自分ではそれほどでもないと思っていた言葉やフレーズが相手に響いていたり、自分ではいいと思っていた言葉やフレーズが逆効果だったりするものです。
また、同じことを伝えるのに50の違う言い方を考えてみましょう。

 

「相手の期待値を超え続けること」

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【554-1】「相手の期待値を超え続けること」を意識し、準備→本番→フォローをくり返す

【554-2】「?」の疑問形で会話のボールを返す

【554-3】初対面・面識の浅い人とは、名前をくり返し対話する

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術
【著者名】谷本有香著者情報
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2015/5/22
オススメ度★★★★☆
こんな時に聞く力を身につけたいときに
キーワード信用残高話し方コミュニケーション
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 「アクティブ リスニング」は3つのステップで、うまくいく!
第2章 「準備のスキル」で本番を最高の状態で迎える
第3章 「本番」では「傾聴」と「問答」の組み合わせで、120%の結果を!
第4章 「フォロー」で関係をつなぎ、より大きな結果を出す
第5章 「アクティブ リスニング」を磨くトレーニングと応用法

 

この本が、あなたを変える!

アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術
谷本有香 ダイヤモンド社 2015-5-22
売上ランキング(公開時):14,585
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谷本有香さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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