【シェア読書:942冊目】部下に残業をさせない課長が密かにやっていること(麻野進)

【新時代の課長像を確立しよう!】
組織人事戦略コンサルタント・麻野進氏が、働き方改革が叫ばれる昨今、厳しい状況でも個人、組織ともに結果を出す課長が密かにやっている、部下に残業をさせない仕事術を公開。

■この本の紹介文

この一週間をふり返ってください。
あなたの残業時間は、何時間ですか?

 

本書は、数多くの中間管理職と接しリサーチしてきた著者の情報に基づき、働き方改革が叫ばれる今、中間管理職たる課長がどのようにあるべきかを考察する一冊。

 

残業削減、人件費削減のプレッシャー。
業績貢献、生産性向上のプレッシャー。
いま、課長であるあなたの双肩には、これでもかというくらいプレッシャーという重しが、いくつもいくつものっていることでしょう。

 

しかも、あなたより上の役職者が、あなたの立場だったときに通用した”やり方”では、もう通用しません。
さらに、あなたを救う”やり方”を教えてくれる、学べる機会もありません

 

なぜなら、誰もその”やり方”を知らないからです。
もっと言えば、万事が解決する”やり方”など存在しないからです。

 

それでも、あなたの肩には、さまざまなプレッシャーが容赦なくのっかってきます。
息が詰まりますよね。

 

そこで、この本です。
”やり方”がないのなら、「どういう課長であるべきかの”あり方”」を定めるしかありません。

 

課長としての”あり方”を決めて、そこを目指して試行錯誤するのです。
どうあるべきかが定まれば、なにをしなければいけないかが自然と見えてくるからです。

 

当然、いきなり定められるほど簡単ではありません。
ここは数多くの経験を積んできた著者の知見と、成果をあげている先輩課長の知恵を借りましょう。

 

それをベースに、「あなたらしい課長の”あり方”」を確立してください
その結果、あなたのチームの残業時間は減り、苦しかったプレッシャーが賞賛に変わっていきます。

 

◆新しい時代の課長の”あり方”を確立しよう!

■本がわかる!15の要約ポイント

●だらだらと長時間労働になってしまう8つの原因
(1)仕事の絶対量が多い
(2)無駄な仕事が多い
(3)本人のスキル不足、要領の悪さ
(4)無駄に時間を過ごす
(5)所定労働時間に絶対終わらない職務特性
(6)付き合い残業
(7)残業前提の仕事
(8)生活残業(生活費を稼ぐための残業)

 

欧米企業であれば、「残業代」は単に超過勤務に対する割り増し給与に過ぎないが、世界でも類を見ない特殊な雇用システムを維持している日本企業の残業は「教育」や「評価」「出世」「報酬」「人間関係」「組織風土」など様々な理由を包含する概念となっている。
単純に○%削減すればいいというものではないのは確かだ。

 

あなたはこの1週間ほどを振り返ってみて『楽しい出来事』があっただろうか?
この問いに、「えっ、1週間くらいだと楽しいことなどなかったなあ」と思ったあなたは管理職失格である。

 

管理職としての長時間の勤務に”慣れて”しまう前(新任・若手の間)に、いかに効率的な仕事スタイルを習得するかは非常に重要なテーマだ。

 

課長が仕事を抱え込んでアップアップしていても、誰も評価してくれないし、それで慣れてしまっても誰も同情してくれない。
自分のことは自分で守り、攻めなければ課長はやってられない。

 

管理職の”賞味期限”は6ー3ー3の12年!

 

課長として周囲からどのような「評判」を得ているかは、出世などポジティブなキャリアのことだけでなく、リストラの対象者となった時など窮地に立たされた時に救われる可能性が高くなることにもつながってくる。

 

経営者は常に管理職が出した「結果」を見ているが、経営の人事案に進言できる人事部は「言動」を見ていることを忘れてはならない。

 

●部下の残業をなくす3つの基本課題
(1)労働生産性の改善
(2)意識の問題
(3)課長のマネジメントの問題

 

定時退社後の課外活動を奨励する組織がいくつか現れ、それらの組織は平均で残業時間が20%以上削減できたとの報告が寄せられた。

 

自組織内で集中する時間と報連相や雑用をする時間を決めてしまう

 

実際に組織業績のいい課長にインタビューしてみると、こんな回答が返ってきた。
「時間が足りないので、部下育成は十分できないのですが、一人ひとりの部下の強みは何かについてだけは考えます。そしてその強みをこの組織のタスクの中でどう活かそうかと常々思いを巡らせています」

 

チームマネジメントの要諦は、「縦の統一」「横の連携」「個の強化」の3つだと考えている。

 

●意識すべき生産性が上がらない3大要素
(1)自身のワークスタイル
(2)チームのタイプ
(3)業務の特性

 

「麻野君、”じょうし”という言葉は知っているよな。本当は”常使”と書くのを知っていたか。権限を持っている上司を、どう使うかを常に考えている奴が出世するのだよ」

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【942-1】一週間ごとに楽しかったことを書き出す

【942-2】言動に注意する

【942-3】仕事の後に、課外活動を入れる

 

■ひと言まとめ

まだまだ、あなたができることはある!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】部下に残業をさせない課長が密かにやっていること
【著者名】麻野進
出版社ぱる出版
【出版日】2017/3/22
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー指導力組織改革
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 なぜ日本の会社は残業が多いのか
第2章 これまで組織を支えていた「抱え込み課長」は、なぜ生き残れないのか
第3章 課長が「定年まで生き残る」ための特別講座
第4章 部下に残業をさせない課長が密かにやっていること
第5章 残業しない課長の生産性を上げる時間マネジメント術!
第6章 「働き方改革」時代に出世する課長の行動特性を身につけよう!

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

麻野進さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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