【シェア読書:943冊目】数学的コミュニケーション入門 (深沢真太郎)

【数字は誰とも通じ合える共通言語】
ビジネス数学の専門家・深沢真太郎氏が、ビジネスコミュニケーションが激変する「数学的コミュニケーション」を紹介。あなたが数学的になることで、仕事はここまで円滑に進む!

■この本の紹介文

職場でのコミュニケーション。
最近ストレスを感じていることはありますか?

 

本書は、物事を数字で把握し論理的に伝えられるようになる、「数学的コミュニケーション」というビジネスパーソンにとって大切な数学的スキルを紹介する一冊。

 

数字は、万国共通語です。
1、10、100、1000、10000。
世界中どこに行っても、たとえ言葉が通じなくても、みんな同じ理解をします。

 

これだけの力を持つ数字の力を、活かさない選択肢はありません。
すなわち、日々のコミュニケーションに数字の要素を加えていくことで、あなたのコミュニケーションストレスは低減するのです。

 

当然ながら、”数字の要素”はビジネスでも役立ちます。
◎定量化する
◎グラフを使う
◎プレゼンの設計をする
◎話す(伝える)
ビジネスコミュニケーションでは、この4つを順番ですることに他ならないと、著者は言います。

 

この4つを数学的スキルで進めていくことで、あなたのビジネスコミュニケーションは飛躍的に向上していくのです。
そのために、基礎となる数学的スキルの基本を、この本で学びましょう。

 

あなたが数学的になれば、コミュニケーションは円滑になる。

 

◆数字は、誤解の最も少ない言語。

■本がわかる!15の要約ポイント

モレなくダブりなく整理

量になっていないものを量にする

短時間で総量を捉える
この思考プロセスが使える状態にあるかどうかということが大切です。

 

何かを明確に定義しないと、思考は始まらない。
何かと何かを比べるから、数字はつくれる。

 

・数字で測るから具体的な情報になる
・具体的な情報になるから、気づくことがある
・気づけるから、改善もできる
これは、普段の生活やビジネスにおいてもまったく同じことが言えますよね。
数えられなくはないけれど、現実には数えられないものを定量化できることは、やはりメリットがありそうです。

 

数学的コミュニケーションを身につけるための第一歩は、アナウンサーのように滑らかに話すことでもなければ魅力的なプレゼン資料をつくることでもありません。
伝えるための数字を自分でつくれるようになることです。

 

何を伝えたいのかが決まっていなければ使うグラフも決まらない

 

・明示すべき数字はしっかり明示する。
・「%」はミスリードさせやすい数字なので注意する。
これに気をつけるだけで、あなたのつくるグラフに「穴」はほぼなくなります。

 

グラフは、「For me」ではなく「For you」の精神で使いましょう。

 

相手が誰かが明確なので、使う表現や喩え、話すスピードなどに一貫性が生まれます。
言葉も少なくて済みます。
当然です。
なにせ相手は1人ですから。

 

プレゼンテーションの準備段階において、キーとなるメッセージを矢印「→」でつなげる作業をしておかないと、相手に「なるほど」と思わせることはできないのです。

 

●(プレゼンテーションの)準備のための5つのポイント
・プレゼンテーションは、特定の1人に向けてする。
・相手が変われば、伝え方も変わる。
・最初に相手が話を聞くための「前提」を伝える。
・矢印「→」でつなげてつくる。
・そのために、「構成要素」をはっきりさせ、「順序」を強烈に意識する。

 

プレゼンテーションの9割は数学的な考え方でつくる。
しかし、残りの1割はあなたのハートでつくる。
この比率が、「相手を動かすプレゼンテーション」の黄金比である。

 

人は、他人の話を聞きたいとは思っていない。
でも、自分に必要なことだけは聞きたい。

 

Aは奇数である。さらに、Bも奇数である。ゆえに、(A×B)も奇数である。
誰でもわかる数学の論理ですが、「さらに」「ゆえに」という接続詞を使ってこれ以上ないほどわかりやすく説明しています。
説明の構造も「文+接続詞+文+接続詞+文」になっています。

 

●説明が劇的にわかりやすくなる3つのポイント
・中学生でもわかるように
・伝える相手に”箱”を用意してあげる
・相手がピンとくる「喩え」で伝える

 

きちんと人間として話す。
そのうえで、少しだけ「数学的に話す」にチャレンジしてみていただきたいと思います。
人間的に。でも、ほんの少しだけ数学的に。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【943-1】目に止まったものをテーマに、定量化のトレーニングをする

【943-2】伝えるとき、「→」が成り立つか確認する

【943-3】接続詞に気を配る

 

■ひと言まとめ

あなたから、数字に近づいていこう!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】数学的コミュニケーション入門 「なるほど」と言わせる数字・論理・話し方 (幻冬舎新書)
【著者名】深沢真太郎
出版社幻冬舎
【出版日】2017/3/30
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】数学的思考ことばのチカラ思考
【頁 数】246ページ
【目 次】
第1章 数字のつくり方ー「なるほど」と言わせる「定量化」の技術
第2章 グラフの使い方ー資料を「一目瞭然」にする技術
第3章 論理的なシナリオのつくり方ー成功するプレゼンの準備術
第4章 数学的な話し方ーわかりやすく説明する技術

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

深沢真太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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