【行動力が身につく禅的習慣】建功寺住職・枡野俊明氏が、考えすぎて行動に移せないと悩む人に向けて、「考える前に動く」ことが自然にできるようになるための禅の活用法を伝授。「一歩踏み出す」自分になれる。
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■書籍情報
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【書籍名】考える前に動く習慣
【著者名】枡野俊明
【出版社】三笠書房
【出版日】2016/2/19
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】習慣術、禅、朝活用
【頁 数】230ページ
【目 次】
1章 さっさと始めよう、進めよう、続けよう
2章 行動的な一日をつくる「禅的習慣」
3章 人間関係の秘訣は、「まず自分から」
4章 「いま」できることを、やればいい
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■1分間紹介文
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やるべきことがあった時、あなたはまずどうしますか?
どうやるか考える。そんな風に思った人にオススメな一冊。
著者は、枡野俊明さん。
曹洞宗徳雄山建功寺住職。庭園デザイナー。
禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。「ニューズウィーク」日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。
本書は、辛いな・面倒だな・嫌だな・など、行動をする前にいろいろと考えてしまい、結果、動けない。この状況を脱し、もっと前向きに、行動力に溢れた人生を送るための考え方を、禅の教えに即した形で説いた一冊。
やるべきことができると、つい頭に浮かんでしまうのが「なぜそれをやらなければいけないのか」という難敵。ああでもないこうでもないと考えるうちに、先延ばし・見て見ぬふり・・・という悪循環にはまっていく。
あなたも一度は経験していると思う。このなんとも言えない不快な状況を脱するには、「自分の手を動かし、足を動かし、行動してみるしかない」。そこに理屈は一切ない。あまりにもシンプルな原則を、改めて突きつけてくれる。
あなたの人生を、前向きに、行動力あふれたものにするために必要な習慣は本書を読めば書いてある。あとは、そこに「あなたの考え」を持ち込まず、行動をルールとして淡々と守ることができるかどうかだけである。
考えすぎて行動できない嫌いな自分。
そろそろ卒業してみませんか?
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■押さえておきたい15のポイント
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(禅の修行)その基本は、「同じこと」を「理屈抜き」で繰り返す、ということに尽きます。毎日、毎日、寸分の違いもなく、坐禅を、読経を、作務を「身体」を使って繰り返していくことで、「考える前に動く習慣」を身につけていくのです。
行動力を高めるための要諦は、スピードというより「スタート」。
「思い立ったが吉日」といいますが、「思い立った」あとに「行動」を起こすまでの時間をかぎりなく短くするーそれが、いい習慣を身につけるコツといえます。
なぜやるのか。その理由は、自分の手を動かし、足を動かして”やって”みて、自分で”得心”する。
「同じこと」を淡々と続けるからこそ、「変化」に敏感になれるのです。
皆さんも、何か一つ、「朝のルーティン」を持ってはいかがでしょうか?
これまでより十五分早く起きると、その日一日が変わってきます。そのすばらしい変化は、つらさも、忍びなさも、補って余りあるものなのです。
鏡を見るーとても簡単なことですが、その効果は大きい。鏡を見る習慣を身につけることは、朝の自分の心の在り様を知り、毎日を上手に生きるための秘訣なのです。
日々の準備をする習慣は、あなたの行動力を高め、あらゆる場面であなたを助け、支えてくれるでしょう。
●どんどん「動く」ための7つのポイント
①週単位で、曜日ごとにやるべきことを決めておく。
②「忙しいからあとで」をやめる
③「やらないこと」を先に決めてしまう
④「探しもの」を減らす
⑤「大差のないこと」に悩まない
⑥人に任せる
⑦予定を簡単に動かさない
自分の評価は他人にお任せするーこのルール(習慣)は、あなたの行動力を倍増させてくれるでしょう。
人づきあいがうまくいかないと感じているなら、まず、笑顔を向けることにつとめてください。苦手な相手がいるなら、その人に笑顔で接してみてください。
できる人は、例外なく、「忙しい」などとは口にしないで、淡々とやるべきことをやっています。
(略)
「疲れた」も現代人の常用語のようです。
疲れる理由ははっきりしています。仕事でいえば、その仕事を「やらされている」という感覚があるからです。すなわち、主体的に動いていないのです。主体的に動いていないから疲れるのです。
おもてなしの心は、けっしてひけらかすものではありません。「秘めてこそ光る」のです。
何も語らずにさり気なくその心を発揮し、相手もまた何もいわずにすばやく心を感じ取り、「お心遣いありがとうございます」と短い言葉で感謝を伝える。それがおもてなしの”ルール”です。
面倒だとか、面倒でないとかいうのは、”分別”である。心にそれが入り込む隙を与えない。そうすれば何事にも全力で取り組むことができる。そういうことになるのです。それをやり終えたときの気持ちは、まさしく爽快です。
選択肢がいくら増えようと、選んだらそれが縁なのです。
そうであるなら、いい・悪いは考えすぎずに、まずはがむしゃらに、ひたむきに、その縁とつきあっていく。そう腹を括って行動する必要がある。
新たな選択肢に目を向けるのはそこで存分にやりきってからの話です。
生きるうえで基本となるのは、やはり、「人間らしく」ということだ
(略)
自分らしく生きることが、そこから外れるものであったら、それは生き方として間違っているのです。生きる土壌は等しく人間らしくというところにある。自分らしさも、個性も、その土壌のうえでしか花開かないのです。
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■これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【696-1】朝起きたら、姿見(鏡)の前に立つとルールを定める
【696-2】いつもより15分早く起きることをルールに定める
【696-3】自分で自分を評価しない
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■今回のまとめ
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答えは、行動の先にしかない!
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■今回紹介した本
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枡野俊明さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!
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