【書評:1932冊目】これからの帝王学(永田雅乙)

【想像力と思いやりをもって、お金と幸せを結ぶ】
フードビジネスコンサルタント・永田雅乙氏が、『これからの帝王学』と題して、どんな時代も未来を切り開いていける、お金と幸せを結ぶ教養(帝王学)を伝授する一冊。

■書籍の紹介文

帝王学。
どんな教えだと想像しますか?

 

本書は、時代がどう「変化」しようとも「未来」を切り開いていける力を養うべく、お金と幸せを結ぶ教養(帝王学)を伝授する一冊。

 

帝王学とは「お金と幸せを結ぶ教養」である
著者は、このように定義しています。

 

では、どうやってお金と幸せを結ぶのか。
「人を笑顔にする」ことで、結んでいくことを著者は提案します。

 

そのうえで、人を笑顔にするためにどんどん行動していこう。
「人を笑顔にする」ことを軸にすれば、失敗や挫折を恐れることなくチャレンジができる。

 

さらに、こうした前向きなチャレンジの結果の失敗は、すべて”財産”になる。
だから、どんどん行動していこうと説きます。

 

教えは、研ぎ澄まされれば研ぎ澄まされるほど、シンプルになる。
本書を読んで、改めてこのように感じます。

 

「人を笑顔にすることが帝王学って、本当?」と疑心暗鬼になる方もいるでしょう。
でも、人の笑顔がたくさん生まれる場所にお金が集まることは、すこし想像すれば理解できます。

 

教えはシンプルでも、それを実現するための方法は千差万別。
ぜひ、帝王学に触れて、あなたらしい実現方法を考えてみてください。

 

最後に、ひとつだけ注意をお伝えします。
それは、「人を笑顔にする」の”人”には、あなた自身(自分自身)も含まれていることをお忘れなく。

 

◆とても読みやすい一冊。

これからの帝王学
永田雅乙 秀和システム 2022-10-18
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■【要約】15個の抜粋ポイント

帝王学においては動かないことがいちばんの損失です。
動いた上での失敗や挫折など、あとでいくらでもリカバーできますが、動かなければそもそも始まりません。
動かないことを恐れるべきで、失敗や挫折を恐れる必要はないのです。

 

自分軸で自分を中心にして、自分を応援してくれる人のためにがんばると、自分の心も満たされて豊かになります。
そして、満たされていればいるほど、失敗や挫折を恐れなくなります。
なぜなら、失敗したとしても”自分はダメな人間だ”とは思わなくなるからです。

 

「人を笑顔にする仕事をしなさい」
「どんな仕事でもいいから、関わる人たちを笑顔にしなさい」

 

100%の確率で、不足に目を向けている人(店)は再生しづらく、「ある」ものに目を向けている人は、だいたいなんとかなることに気づいたのです。

 

帝王学に「誰かのせいというのは存在しない」とあります。
たいていの問題は少なからず自分にも原因があり、経済の停滞といった社会的な問題も例外ではありません。

 

「期待しない」「期待されても相手にしない」というのは、自分軸で生きる上で大切なことです。

 

帝王学では、人を笑顔にすることを第一に考えます。
言い換えれば、人の役に立てるか否かが問われるのです。

 

自分が心地よくいるために、何かイヤなことがあった日は、必ず好きなことをするようにしましょう。

 

コミュニケーション密度において「会話した内容」「かけた時間」「接した回数」の中で、私は「接した回数」がもっとも意義があると考えています。

 

お金に執着しすぎず、お金を持ってからの自分のイメージを持つ。
持っているだけでも、稼ぐだけでもダメで、お金と幸せを結ぶことが帝王学なのです。

 

お金自体に、善も悪もないということを前提にすると、お金に臆病になる必要もなくなります。
お金とは、豊かな時間と交換できる素晴らしいツールだと理解できれば、誰だって絶対お金が好きになるはずです。

 

趣味でも外食でも投資でも、私はモノ消費よりコト消費をおススメします。
とくに、これからはますます「変化」が速くなってくる激動の時代なので、経験・体験にお金を使うことは、とても大事です。

 

人生は長いようで短い。
逆の言い方もできますが、せっかく生きているのですから、つねに「この仕事をすべきか」「この仕事は私にしかできないものか」と考えます。

 

自分には夢がなくて不安だという人は、夢を追っている人を手伝うことです。
夢を追っている人たちの肌感が伝わってきます。
大変な作業でも、笑顔で夢に向かってがんばっている姿を間近で見ることは、とてもいい経験になるし、有益でもあります。
手助けした人が輝いているのを見ることで、それが活力になり、自分に返ってくるからです。

 

いつも「どうすれば相手に喜んでもらえるか」が適切に想像でき、思いやりの気持ちを持って接することができれば、結果として、いつの時代もお金はついてくるのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1932-1】小さな幸せを、日々の生活の中でどんどんつくる

【1932-2】「今を”いい自分”で過ごす」ことを常に意識する

【1932-3】個人の記憶に過ぎない「過去」に縛られず、今に集中する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】これからの帝王学
【著者名】永田雅乙著者情報
出版社秀和システム
【出版日】2022/10/18
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード生き方成功法則働き方
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 そもそも、帝王学とは何か?
第2章 飲食業界には帝王学の基礎が詰まっていた
第3章 他人の評価を気にする帝王などいるのか?
第4章 お金と幸せを結ぶ「実践的帝王学」の初歩
第5章 これまでの帝王学と、これからの帝王学

 

この本で、あなたは変わる!

これからの帝王学
永田雅乙 秀和システム 2022-10-18
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永田雅乙さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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  1. 2022年 11月 14日

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