【シェア読書:038冊目】私がマッキンゼーを辞めた理由(石井てる美)

b038
【人生楽しもう!】お笑い芸人・石井てる美氏が、東大卒、マッキンゼー社員からお笑い芸人に転身した半生を振り返り、一度きりの人生、他人に流されず「即断、即決、即行動」でシンプルに生きる方法をまとめる。


===================
書籍情報
===================
【書籍名】私がマッキンゼーを辞めた理由
【著者名】石井てる美
【出版社】角川書店
【出版日】2013/7/10
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】自分を見つめ直したいときに
【頁 数】189ページ
【目 次】
第1章 マッキンゼーと私
第2章 私の決断
第3章 決断のその先へ

 

===================
本書を読む理由
===================

・芸人とマッキンゼーの組み合わせに興味があったため

 

===================
1分間紹介文
===================

 

本日ご紹介するのは、「決断力」に関する一冊。

 

著者は、石井てる美さん。
ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人をやっている方です。

 

『東京大学発⇒マッキンゼー経由⇒お笑い芸人』
あなたはこのキャリアを見てどう思いますか?

 

ハッキリ言って、「もったいないことをするバカな奴」「頭が良すぎて頭がおかしくなっているのか?」って、思いますよね?わたしもそう思います。

 

こんな、ある意味「希少生物」たる著者の生態をまとめたのが本書。

 

何故そこに至る判断を、この著者がしたのか。
何を基準に、自分の人生の決断をしているのか。
何故そんなに早く、即断即決即行動ができるのか。

 

ひとりの女性の生き方・考え方に触れることで、あなたの生き方に良い刺激になることでしょう。

 

「石井はそう決断したけど、自分ならこう考えるけどな?」など著者とディスカッションしながら読み進めると面白いかもしれません♪

 

b038

===================
Key Phrase(15の気に入った一文)
===================

 

コンサルタントの仕事では、まず「イシュー」と呼ばれる“解決すべき問題”を特定し、その問題に対する解決策の「仮設」を先に立てる。

 

このような環境で仕事をするうちに、もともとやるべきことをダラダラと先送りにしがちだった私にも「即断、即決、即行動」のマインドセットが植えつけられていった。

 

「どうしたら人生後悔しないか?」と自問し「お笑い芸人になる」という強烈な仮説が生まれた以上、仮説を検証するべく即行動するしかなかったのだ。

 

この仮説思考のいいところは、「仮説が間違っていた」と分かれば、即、書き換えればいいことだ。私の場合なら「芸人になるのは違った」と分かれば、すぐに他の生き方を探せばいいだけのことだ。

 

使い古された言い回しだが、自分の人生は1度きりだ。「やりたいことをやればよかったな」「もっと冒険したかったな」そんなふうに後悔しながら死ぬのはイヤだと痛烈に感じた。

 

私の人生観を変えた言葉に「自分が何者でもないことを知りなさい」という、お笑い養成所の先生から言われた言葉がある。自分一人では何もできないことを自覚することから始まるということだ。

 

「自分は何者でもない」ことを知るからこそ、人は謙虚に正しい努力ができるのだ。これまで生きてきた狭い世界を脱して、このことに気づけたことは、私にとって大きな財産だ。

 

「本当はやりたいことがある」でも「決めらない」という方が少なくない。そういう人は、本心ではすでに答えが出ている。

 

たとえ失敗しても、いくらでもやり直すことができる。アルバイトなり、再就職すればいいだけのことだ。私も、芸人になるにあたり、安定的な収入は途絶えた。しかし、生活への不安はなかった。

 

「就職難」と呼ばれて久しいが、本当に何も仕事がないのだろうか。多くの場合「自分の自尊心を満たす仕事」がないだけで、結局、選んでいるのは、自分の方ではないだろうか。

 

私は「歪んだプライド」を捨てたおかげで、ハローワークにも通い、翻訳のアルバイトも見つけることができた。今は、こだわらなければ、どんな仕事をしてでも、生きて行けると思う。

 

「やりたいことがあるのに、どうしても一歩が踏み出せない」という人に、伝えたいことがある。挑戦した先に待ち受けている未来は、それほど怖い場所ではないし、2度と戻って来られないこともない。

 

あくまでも精神衛生上「違ったら、引き返して、また別の道を探せばいいだけのこと」と知っておくことだ。また、決断することで、多かれ少なかれ、手放さなければならないものが必ず出てくる。

 

そこで、まず自分が「これだけは、何があっても絶対に失いたくない」ものを優先順に2つか3つに絞ってみることだ。欲張ってはいけない。あくまでも2つか3つに絞ることだ。

 

たった1度の人生だ。自分の人生を生きるために、その先に待つ、まだ見ぬ世界に胸を躍らせて欲しい。そして、勇気を持って、ぜひとも一歩を踏み出してほしい。

 

===================
Take Action(実践ポイント)
===================

 

【038-3】「人生は一度きり」と毎日3回声だしする

 

【038-2】自分が失いたくないものを3つ書き出す

 

【038-1】「どうしたら人生を後悔しないのか?」と1日1回問いかける

 

===================
今回のまとめ
===================

やりたいことがあるなら、やってみよう!

 

===================
編集後記
===================
本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

最近23時を過ぎると急に電池が切れます(・_・;)
23時に寝る生活サイクルを作ったほうがいいのかな・・・
どう思いますか?

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

読書習慣の専門家
米山智裕

感謝!

 

===================
今回紹介した本
===================

私がマッキンゼーを辞めた理由

b038

石井てる美さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

===================
読了までの時間
===================

01時間06分
通勤時間にて。

 



 

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

 

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る