
【仕事を数値化!】テレビコメンテーターとしても人気のカリスマコンサルタント・坂口孝則氏が、仕事は「数」に置き換えればすべて解決する!とまとめた一冊。「数」を導き出すことで生まれる驚異の仕事術とは?
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■書籍情報
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【書籍名】仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。
【著者名】坂口孝則
【出版社】幻冬舎
【出版日】2015/4/8
【推薦度】★★★★☆
【対象者】明日の仕事力を磨きたいときに
【頁 数】207ページ
【目 次】
第1章 プレゼンのうまい人は、何ポイントで資料を作り何分話すのか?
第2章 文章がうまい人は、メッセージをどう絞るのか?
第3章 営業がうまい人は、一ヶ月に何回顧客に会いに行くのか?
第4章 講演がうまい人は、何パターンネタをもっているのか?
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■本書を読む理由
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・坂口さんからの献本
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■1分間紹介文
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あなたの仕事に再現性はありますか?
ふだんの仕事について、ちょっと振りかえってみてください。
著者は、坂口孝則さん。
調達・購買コンサルタント。
未来調達研究所株式会社取締役。講演家。製造業を中心としたコンサルティングを行う。また、テレビのコメンテーターとしても活躍。
本書は「仕事を分析してはじめてわかることがある」という著者の信念に基づき、仕事において「計る」「数える」「記録する」の重要性を熱のこもった語感で書き上げた一冊。
「プレゼンやレポート」「文章」「交渉や人間関係」「スピーチや講演」という定番のビジネスシーンを題材に、与えられた条件をもとに、いかに効率的にこなし、効率的に結果を残していくか。仕事という名のゲームの攻略本といった感覚が新鮮だ。
自分の仕事を徹底的に「数」に落とし込み、
成果を上げている人の「数」を取り込み、
自分だけの「型」をつくり磨き続ける。
「数」はブレない。ブレない仕事術を築きたい人は今すぐ読むべし!
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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まずはじっくりと頭で企画書や提案書の存在意義を考えるクセをつけておきたい。その資料の目的は何か、誰にいいたいのか、どんなことを伝えたいのか、どんな順番・構成にして、どんな媒体で語りたいのか。
仕事を一過性のものにしてしまうのはもったいない。一度やった仕事の再活用を考え続けてみよう。これが、「計る」「数える」「記録する」仕事術の基礎となるものだ。
書く内容が型を規定するのではなく、型が書く内容を規定する
1.資料にメッセージだけを表示し、口頭説明を主にするもの(「メッセージ型資料」)
2.資料に必要情報を網羅し、口頭で補足をおこなうもの(「完結型資料」)
プレゼン資料を作成しようとするひとは、作るべきものがこの2つのうちどちらかをわけておこう。
自分の文章にはFAL(※)という3つが含まれているかを常に確認しておこう。
FACT:事実のこと。文章とはなにかを伝えるものだ。
ACTION:これはその文章を読んだひとがとるべき行動だ。
LOGIC:論理のこと。事実から主張へとつなぐ道筋のことだ。
目的のためには、自分の気持ちなんていうものを前面に出しちゃいけない。
読みやすい文章のためには、漢字比率を25〜28%に抑えればいい
「〜こと」「〜ほう」「〜という」も可能な限り避けよう
ほとんどの仕事は分解できる。仕事上でもし失敗したとしても、それはぼくたちの人間性ゆえじゃない。機械としてのぼくたちが動く回数の不足が問題だったんだ。
質問は買わせるためではなく、交渉相手を見極めるためにある
●具体的な質問は4W2Hが基本
What:なにが悩みごとなのか、なにを欲しているのか?
Who:誰が決定権者なのか?
When:いつからはじめるのか。なぜその時期なのか?
Where:どこでそれが必要なのか?
How:どのようなサービスが必要なのか?
How much;いくらくらいで必要なのか?
しかるべき役職者が、先方のしかるべき役職者に会って面談しているか。その事実を重視するのだ。面談の質じゃない。会話の中身じゃない。会った事実が重要なんだ。そのためのツールがリテンションマトリクスだ。
●講演は自分の気に入った5パターンを用意する
・感動させるもの(感動)
・人生における気づきを与えるもの(発見)
・とにかく楽しませるもの(エンタメ)
・学習欲を刺激するもの(知識)
・役立つ知識を与えるもの(実利)
手始めに、さまざまな講演CDやらDVDなどを買い漁るのがよい。また、現在では著者の講演CDつきの書籍が多く売られている。これも買い漁ろう。
「計る」「数える」「記録する」仕事術っていうのは、単に「他者の形式をパクればOK」というものではなく、
・お客を考えるがゆえに先人たちの型を徹底的に分析し
・先人たちがどのようにお客を喜ばせるために考え抜いてきたのか、その構造の巧みさと叡智に感動し
・しかもその分析によってお客をより考えるようになる
ことに肝要がある。
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■Take Action(実践ポイント)
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【557-3】著者の講演DVDやCDを聞いて分析し、「型」をつくる
【557-2】作成する文章にFALを満たしているか常にチェック
【557-1】目の前の仕事の存在意義を考えるクセをつける
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■今回のまとめ
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仕事は「数」に落とし込め!!
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
今日は急な仕事で終日忙しく動き回りました。
体調も芳しくないので、長引かないように注意。
やりたいことができない後悔を、自分が原因で起こさないように。
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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坂口孝則さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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01時間10分。
通勤時間にて。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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