- 2015-3-17
- 本のシェア
- ★★☆☆☆, 明日の仕事力を磨きたいときに, 村上賀厚
- コメントを書く
【出世の共通法則】外資系超大手企業の人事部長を歴任した村上賀厚氏が、いつでも、どこでも、どんな組織でも、出世には共通の法則がある解く一冊。キーワードは「要領よく」。その思考と習慣の中身と真意とは?
===================
■書籍情報
===================
【書籍名】元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人
【著者名】村上賀厚
【出版社】東洋経済新報社
【出版日】2015/2/27
【推薦度】★★☆☆☆
【頁 数】222ページ
【目 次】
第1章 日本人は知らない、外資系で要領よく出世する人の「8つの秘訣」
第2章 要領よく出世する人が密かにやっている「20の習慣」
第3章 要領よく出世する人が大切にしている「15の考え方」
第4章 要領よく出世する人がプライベートで守っている「4つの教え」
===================
■本書を読む理由
===================
・知り合いから書評作成を依頼されたため
===================
■本書から得たいもの
===================
・組織人としての要領がいいとは何なのか
・自分に足りない点の洗い出し
===================
■1分間紹介文
===================
出世。
誰よりも望む人もいれば、
縁遠いとどこかで諦めている人もいれば、
最近は、望まないという人まで現れる状況・・・
あなたは「出世」望んでいますか?
著者は、村上賀厚さん。
外資系超大手企業の人事部長を歴任してきた、人事のプロ。独立後は研修とコンサルティングでご活躍。
本書は、「出世には共通の法則がある」という視点から、会社組織での生き抜き方をまとめた一冊。キーワードは「要領よく」。「要領よく出世する人」の思考と習慣を知れば、これまでと同じ労力で高い成果を出すことができるようになると語ります。
日系企業と外資系企業
大企業と中小企業
社風や制度
細部は異なるも「要領のいい人が出世する」というのは”不変の現実”なのではないかとまで、著者は考察。
「会社はファシズム」など、所々に棘のある表現が出てくるのは気になりますが、働き方の気づきに役立てられる本だと思います。
興味のある方はどうぞ。
===================
■Key Phrase(15の気に入った一文)
===================
「要領がいい」を『広辞苑』で調べると「物事の処理や立ち回りがうまい」とある。これは、管理職、すなわち「出世した人」が、もっとも身につけておかなければならない能力に他ならない
物事を上手に処理し、関係者の間でうまく立ち回れるということは、働き方の「費用対効果」が高いということ
要領がいい人は「部下が上司のために働くのは当たり前、成果はどんどん上司に与えよう」と考えている
要領よく出世する人たちは、年功というものがビジネスで果たしうる度合いを上手に測り、上司に対してリスペクトをもって仕事をしている
出世の3条は、引き、運、力の3つだ。この中で「力」は3番目だ。会社の都合でチャンスが左右されることを考えると「運」のほうが重要なのだ
そして、一番大事なものは「引き」すなわち「上司との相性」だ。高いポジションほど、実力面では差がつかないため、相性が重要になってくるわけだ
要領よく出世する人たちは、会社が意図的に起こす「多様性」という混乱に翻弄されず「ほら来た」というくらいの余裕の心構えで、多様性を楽しんでいる
上司の弱みを見つけたら「いかに上司をサポートするか」を考えるべき
マニュアルがしっかりあり、プロセス評価が容易な場合は、プロセス重視にすべきだ。ただ「一般に、私たちは確率を無視しがちだ」ということは、押さえておくべきだ
ビジネス環境は常に変化する。環境が変わっているのに、昔の成功体験を後生大事にしてはいけない。成功体験を反省することは、ビジネスにおける必須事項
要領よく出世している人たちは、会社の動きに翻弄されて不満を持つのでなく、会社が、今どちらの向きに会社が動いているか、そしてその理由をも見極めながら、仕事をしているもの
会社は、ファシズムだ。社員は、会社から給料をもらっている以上、トップが言ったことに逆らうことはできない。もし、逆らうなら、企業人としての生命は終わりだとおもったほうがいい
現代は、個人がコントロールできないリスクが非常に多い。そんな環境の中で、要領よく出世する人は、生活水準を整え、余剰部分を投資している
「生活水準を整える」というのは、自分の労働市場での価値をしっかり認識した上で、もし転職したら給料が下がるようなら、現在の給料と市場価値の差額を貯蓄に回す、ということだ
要領よく出世し、いきいきと仕事をするなら、短期的な保険として、蓄えが必要だ。「正しいこと言う勇気さえお金か」と思うかもしれないが、家族を守るという大事な仕事を果たすには大切なこと
===================
■Take Action(実践ポイント)
===================
【15-0127】生活水準を整え、余剰部分を投資する
【15-0126】会社・組織がどちらを向いているのか常に考える
【15-0125】上司の弱点を補うの意識をもつ
===================
■今日の一言
===================
「要領良く」は、意識することで身につけられる!
===================
■編集後記
===================
本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
今日は、20℃まで上がり春本番といった陽気でしたね(*^^*)
花粉は辛いですが、暖かくなるのは嬉しいですね♪
そろそろ身体動かそう!という人も増えてきました。
ウキウキ気分をうまく活用して新しい習慣化に取り組みたいですね☆
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
===================
■今回紹介した本
===================
村上賀厚さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/
===================
■読了までの時間
===================
00時間58分。
通勤電車で集中して。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。