【もうスルーなんてさせない!】
放送作家・石田章洋氏が、今までスルーされてきた相手のリアクションが驚くほど変わる「スルーされない技術」を解説する一冊。3つの原則を体得するだけで、心をつかんで離さない!
スルーされる。
こころが深く傷つきますよね?
本書は、スルーされずに相手のこころをつかんで離さないために必要なノウハウを、伝え方の基本となる3つの原則を中心に解説する一冊。
中心となる3つの原則は、下記のとおり。
(1)相手の心を一瞬でつかむ
(2)つかんだら離さない
(3)次回も観たい(会いたい)と思わせる
出だしは好調だったのに、予想に反して相手の反応が悪かったプレゼン。
楽しくお互い盛り上がったのに、その後の連絡の反応が悪い合コン。
一度つかんだ相手のこころを離してしまっている可能性があります。
まさに、掴みかけたこころが”スルー”されてしまった状態です。
この”スルー”を防ぎ、ガッチリと相手のこころを掴み止め、次回につなげる方法が学べるのが本書。
仕事にプライベートに応用範囲がとっても広い良書といえます。
”スルー”されたときのがっかり感を味わいたくないですよね?
そのためにも、しっかり押さえておきたい一冊です。
◆相手から止まる。
いいたいことは一言で。
キモに銘じておくといいと思います。
映画を批評するときも「オチはちょっとベタだったけど、感動するよね」といえば場の空気も壊れません。
ポジティブな言葉を最後に持ってくる!これがコツです。
「絶対にスルーされない言葉」を教えましょう。
どんな相手の心にも確実に届き、絶対無視されることのない言葉、それは「ほめ言葉」です。
話の要点をニュースのリードのように一言でいう
この12項目(ぜひ本書で!)は、いつ、どんな場合にも、人の関心を引きつける”つかみ”として使えるということです。
日常のトークでもこれらの要素を話の冒頭に入れれば聞き手の興味をかけたて、心を”つかむ”導入になり、ハズレはありません。
ビジネストークを始める前に、それとなく雑談をしながら、たがいの共通点を見つけたら、しばらく共通項の話で盛り上がり、親近感、共感を得、相手の心を”つかんでしまう”という方法は想像以上に有効です。
ふだんから言葉や表現のメモを取る習慣をつけることをオススメします。
また、毎日の仕事や暮らしの中で「これって、まるで×××みたいだよなあ」と思ったりすることがあるでしょう。
そんなときは、すかさずメモするようにしましょう。
メモを取り始めると、言葉に対する関心が高くなり、「いいな」と思う比喩に敏感に気づくようになっていくものです。
人間の脳や潜在意識は中途半端な状態を嫌う。
「どうなるんだろう。先が気になる!」と思わせる。
聞き手の頭に「?」(何)を浮かばせ、そのあとに「!」(なるほど)を続ける。
これを繰り返し行うとぐいぐい相手の気持ちに入っていく。
トークやプレゼンなどでも同じ、話のまとめに入る前に、いままで話したことをもう一度、ざっくりレビュー(おさらい)するとよい
話の最後にもう一度、始めに戻ることで、相手と過ごした時間の間に共通理解が高まる。
人が最高にうれしいことは、人を喜ばせたり、幸せにすることなのです。
だから、誰に、どんなことを「伝える」場合でも、最後は笑い。
笑いは絶対にスルーされません。
「体験・出来事」→「感想・印象」→「視点・分析」の型は、雑談はもちろん、フェイスブックの書き込みなどにも効果的です。
ただ「どこそこに行った。なになにだった」で終わらせるのではなく、そこにあなたなりの「視点・分析」を入れると「いいね!」は倍増します。
論理的に話を組み立てろ、と言われると、突然、ハードルが高くなったと感じる人もいるかもしれません。
しかし、テレビのあるジャンルの番組を参考にすれば、誰でも論理的な話の組み立てができるようになります。
そのジャンルこそが「クイズ」。
クイズの構造をみてみると
【事実の報告】→【問題提起】→【解答(結論)】→【説明(調査)】
という型になっていることがわかります。
「何を伝えるか」だけではなく、「どう伝えるか、もののいいよう、組み立て、流れが大事なんだ」
【386-1】新聞を読んで、要約の仕方を学ぶ
【386-2】いいなと思った言葉・表現をメモする
【386-3】発言を、ポジティブ表現で締める
「感」情が「動」かされたものを無視する人はいない
【書籍名】スルーされない技術
【著者名】石田章洋 ・ 著者情報
【出版社】かんき出版
【出版日】2014/7/9
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】ことばのチカラ、話し方、心理学
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 「スルーされる人」と「されない人」の違いとは?
第2章 スルーされないつかみのルール
第3章 つかんで離さないためのルール
第4章 また会いたいと思わせる話の締めくくり方
第5章 明日から使える伝え型
この本が、あなたを変える!
石田章洋さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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