【書評:1240冊目】週40時間の自由をつくる 超時間術(DaiGo)

【だから時間が足りない!】
メンタリスト・DaiGo氏が、心理学や脳科学などの最新研究をもとに、週40時間の自由をつくる超時間術を提示する一冊。「時間不足」の根本原因に気づける画期的アプローチとは?

■この本の紹介文

「忙しい」。
この言葉を1日どれくらい口にしていますか?

 

本書は、時間に追われている感覚から脱し、自分の本当の時間を取り戻せるようになるために必要な解決方法を提示する一冊。

 

「心」が「亡」くす。
こう書いて「忙しい」と書きます。

 

これを何度も何度も口にしている場合の心理的な悪影響。
想像しただけでも分かりますよね。

 

しかし、現代人の大多数は「忙しい」「時間が足りない」と悩み苦しんでいます。
この悩みの解消にアプローチしているのが、この本です。

 

ただし、ひとつ注意が必要です。
それは、時短テクニックや時間管理テクニックをまとめた単なる時間術の本ではないということです。

 

ですので、表面的な時間術は一切書かれていません。
それよりももっと重要な、時間に対する考え方を根本的に変えることが書かれています。

 

なぜなら、すでに多くの人が「充分に自由な時間」をもっているからです。
つまり、あるべき自由な時間がさまざまな原因によって”汚染”されていることが、最大の問題なのです。

 

だからこそ、ない時間を増やすのではなく、ある時間を取り戻すアプローチが取られています。
このことを頭の片隅に入れて、読んでみてください。

 

◆時間汚染からの脱却。

■本がわかる!15の要約ポイント

ポーランドのワルシャワ大学が行なった研究によれば、
「忙しい」と口に出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなるとのことです。
こうなると予定した作業はどんどん遅れてしまい、本当は余っていたはずの時間が無意味に浪費されるわけです。

 

なにか大きな成果を出すためには、目的に向かって行動を絞り込む必要があります。
「やるべきことが多すぎる」と弱音を吐いている時点で、本当に必要なことを選択できていない証拠なのです。

 

忙しい人ほど有能なのはウソで、やることが多い人ほど生産性が低く、そして何よりも、実はみんな自分が思うよりも自由な時間を持っています。
それが真実なのです。

 

自分の時間を取り戻すには、まず「ゴールコンフリクト(いくつもの目標や欲望がぶつかり合う状態)」を正すのが近道。
なんらかの目標を立てる時点で、お互いにぶつかりあわないように組み立てていくのがベストです。

 

●脳のパニックを抑えるための注意点
(1)すべての作業を同じ環境でやらない
(2)できなかった作業は溜め込まない
(3)1時間を超えて仕事をしない
(4)整理整頓をしすぎない

 

時間のプレッシャーから解放されるうえに、仕事のスピードまで上がるのですから、まさに「親切」は最強のタイムマネジメントのひとつでしょう。
◎正しく親切をする5つのポイント
(1)まずは相手に共感する
(2)相手のミスに寛容になる
(3)他人の人生にポジティブな影響をあたえる
(4)他人に害がある行為は全力で避ける
(5)わがままな行動をガマンする

 

「背筋を伸ばす」というシンプルな方法も、重要なストレス対策のひとつです。
美しい姿勢にするだけで、ストレスが多い状況でも自信をもち、前向きなムードを維持できることがわかっています。

 

仕事の合間にYoutubeなどでかわいい猫の動画を見た被験者はその直後にストレスが大きく低下。
結果として、仕事の生産性が9%もアップしています。

 

笑いの感覚は人によって大きく違うため、自分が「おもしろい!」と思えばどんな動画を選んでも大丈夫。
心の底から楽しく笑えば笑うほど、見終わった後のリラックス感も大きくなります。

 

通勤時間が長いとストレスで離婚しやすくなり、運動と睡眠が減ったせいで体脂肪まで増えてしまうわけです。
まずは通勤時間の問題をどうにかするのが、組織の「時間汚染」に立ち向かう近道と言えるでしょう。

 

●通勤に強くなる3つの質問
(1)今日のゴールはなんだ?
(2)目標のために必要な作業はなんだ?
(3)今日の作業中にどんなトラブルが起きるだろうか?

 

・好きな本を3分読む
・1分だけ本から目を離し、その間に今読んだ文章を頭の中で要約する
というステップをワンセットにして、移動時間が終わるまで同じサイクルをくり返しています。

 

本当の問題は時間が足りないからではなく、やろうと思っていた作業を中断されるせいで起きる「時間汚染」です。

 

「時間不足」をもたらす本当の原因を叩かない限り、いつまでたっても根本的な治療にはなりません。
風邪薬ではウイルスそのものを退治できないのと同じです。

 

ぜひ試していただきたいのが「定期的に時間を捨てる」という習慣です。
時計を身につけず、スマホの電源も切った上で、誰からもジャマが入らない場所へ行き、何もしないことを享受する時間を持って欲しいのです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1240-1】「忙しい」を口にしない

【1240-2】「正しく親切をする5つのポイント」を心掛ける

【1240-3】気がついた時に、背筋を伸ばす

 

■ひと言まとめ

時間感覚を正せば、時間は増える!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】週40時間の自由をつくる 超時間術
【著者名】DaiGo著者情報
出版社実務教育出版
【出版日】2018/3/30
オススメ度★★★☆☆
こんな時に時間力を身につけたいときに
キーワード時間術働き方メンタル
【頁 数】280ページ
【目 次】
第1章 時間にまつわる3つの勘違い
第2章 時間感覚を正す7つのフィックス
第3章 それでも時間がないあなたに贈るストレス対策
第4章 職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方
第5章 自分の時間を取り戻す8週間プログラム

 

この本が、あなたを変える!

 

DaiGoさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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