【書評:255冊目】天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある(山口真由)

【努力には「やり方」がある!】
東大法学部首席卒の弁護士・山口真由氏が、「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある」と題して、努力を継続させるの役立つ37の秘訣を指南する一冊。

■書籍の紹介文

なにかに向かって努力する。
あなたは得意ですか?苦手ですか?

 

本書は、努力には「やり方」があると提起し、だれでもすぐに活用できる37の具体的な方法を指南する一冊。

 

努力をしないといけないのは、わかっている。
でも、いざ始めると続かないんだよ…。

 

多くの人が、このような悩みを抱えています。
これを読んでいるあなたも、そうかもしれません。

 

なぜ、努力は続かないのか?
どうすれば、努力は続けられるようになるのか?

 

あなたが悩み続けてきた疑問への答えが、明かされます。
答えを知ったとき、努力が続けられない状態から脱却できるようになります。

 

続かないのは、あなたが悪いわけではありません。
ただ、「やり方」を知らないだけなのです。

 

◆努力には「やり方」がある!

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
山口真由 扶桑社 2014-1-16
売上ランキング(公開時):68,368
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

努力をするというのは、ある目的のために力を尽くすことを指します。
(中略)
まずは、「努力すること」を具体的にとらえることが大事。
「努力すること=○○をすること」と具体化することが一番重要なポイントです。

 

ビジネスにおいて求められるのは、「アウトプットする力」です。
そして、精度の高いアウトプットをするためには、必ず「インプット力」を組み合わせる必要があります。
「インプットする力」としては「読む」ことと「聞く」ことがあげられ、「アウトプットする力」としては、「書く」ことと「話す」ことがあげられます。
つまり、自分の得意分野を見極めるために、誰もが小さい頃から日常生活のなかで行っているこれらよっつの行動について、自分の能力を評価すればいいだけなのです。

 

コンスタントにこの上位3分の1に入り続けることを目標にすると、評価や結果は自ずとついてきます。
そして、上位3分の1に入ることは、努力で勝ち取れる、「努力圏内」の目標なのです。

 

努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。
(王貞治)

 

一を聞いて十を知る人は、私に言わせれば、その能力の高さゆえに異常な人に分類されます。
十を聞いて一を知ることができれば、大したものじゃないか、そう思います。

 

読むことに関しては、とにかく回数をこなすのが鉄則です。
2時間かけて1度精読するのではなく、30分で4回ページをめくり続けたほうが、頭に入ります。

 

今の実力で8割は解けて、解くのに努力を要するもの2割。
パレートの法則ではないですが、これが黄金比なのです。
これより負担が大きいと反復できなくなるし、逆にこれより負担が小さい、たとえば、10割正解できるクイズを延々と続けても今のレベルよりも向上しません。
この法則を忘れずにいえば、自分の成功体験を積み重ねられます。

 

努力目標をパスワードには入れれば、努力していることをパソコンをつける前に再確認できます。
そのことで、すぐに努力スイッチをオンにでき、だらだらとネットサーフィンする習慣を自然と抑えることができるのです。

 

人生において持ち時間は有限です。
何かに時間を割くことは、別のことに割けた時間を失うことを意味します。
自分の人生における優先順位を決めて、そこから演繹的に行動を引き下ろしていけば、決断が一貫します。

 

近年発達しているSNSやまわりの友達をうまく外圧に使うだけで、キツい努力でも継続できるようになります。

 

大人になって何か習い事を始める際には、努力をし続けられるといった観点だけで見れば、客観的な評価があるものを選ぶのが得策といえます。

 

同じ場所で同じ器官を酷使し続けるのは、大人でも厳しい。
それぞれを休ませて、うまくリセットをかける環境が必要です。

 

努力は必ず形に残していかなければならないというのが私の持論です。
形に残らないと、不安が募ってしまう。
そういった不安を払拭し、努力し続けるには、努力の結果が見えるようにしておくのが大事です。

 

ルールを決める際には、必ず「抜け道」が必要であるということです。
また、その「抜け道」は自分を説得するための、正当な理由がつけられることがポイントです。

 

1日の終わりに、自分の可能性を決して諦めず、自分に期待を掛けて、明日の自分の理想像を思い描く。
努力を完遂するために必要な理想像は、5年後でも10年後でもない、明日の自分です。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【255-1】「読む」「書く」「聞く」「話す」の観点で自分のスキルを分析する

【255-2】PC等のパスワードを努力目標に変えてみる

【255-3】1日の終わりに明日の自分を理想像を思い描く

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
【著者名】山口真由
出版社扶桑社
【出版日】2014/1/16
オススメ度★★★☆☆
こんな時に続ける力を身につけたいときに
キーワード習慣術インプットアウトプット
【頁 数】199ページ
【目 次】
第1章 正しい努力のための方法論
第2章 努力を始めるための方法論
第3章 努力を続けるための方法論
第4章 努力を完遂するための方法論

 

この本が、あなたを変える!

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
山口真由 扶桑社 2014-1-16
売上ランキング(公開時):68,368
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山口真由さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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