【書評:1873冊目】20代を生きる君へ(桑原晃弥)

【迷うときは言葉を浴びろ!】
ジャーナリスト/桑原晃弥氏が、『20代を生きる君へ』と題して、広がる可能性と湧きあがる悩みの狭間で揺れ動く20代に向けて、今を輝く84人の”未来を切り開いた”言葉を送る一冊。

■書籍の紹介文

この言葉に救われたなぁ〜。
そんな言葉を、あなたは持っていますか?

 

本書は、才能や環境は選べなくても”生き方”は選べるとエールを送りながら、大きな力を与えてくれる、今を輝く84人の”未来を切り開いた”言葉を送る一冊。

 

エネルギーに溢れる20代。
可能性が広がる20代。
責任を突如背負わされる20代。
不公平さを感じる20代。

 

20代は、”経験”と”葛藤”の時期だとおもいます。
そのなかで、もがき苦しみながら、”自分”を築き上げていくための土台を固める年代。

 

そんな20代において、大きな力を与えてくれるもの。
それが言葉です。

 

何気ない人からの、何気ない”ひと言”によって、濃い霧がパッと晴れる。
このような経験をくり返しながら、”自分”が出来上がっていくのです。

 

しかし、変化の激しい現代社会。
人と人が何気なくコミュニケーションする機会は、確実に減り続けています。

 

同じ属性、趣向の人たちとのコミュニケーションは深まっているかもしれません。
ですが、”ひと言”というのは、そういった横のつながりの「外」からやってくるもの。

 

したがって、自分から意識して違う属性、年齢の人たちとコミュニケーションをとる必要があります。
とはいえ、実践はなかなか難しいと感じるのも事実。

 

そのときに役立つのが、本書のような言葉集です。
今の時代に輝く84人が、「未来の切り開き方」として大事にしている言葉がまとめられています。

 

言葉と、その言葉が生まれた背景。
いまのあなたを覆っている霧を晴らすキッカケが、みつかるかもしれません。

 

なにより、力のある言葉は脳(思考)を刺激します。
すると、いままで考えもしなかった選択肢(可能性)に気づけることがあります。

 

ぜひ、84人の力強い言葉を浴びてください。
そして、心に残る言葉を大切にしてみてください。

 

◆いい言葉に触れよう。

20代を生きる君へ
桑原晃弥 リベラル社 2022-6-21
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「ずっと9歳の自分と戦っている。その時の自分に『お前、まだまだだろ』と言われている」(フィギュアスケート選手/羽生結弦)

 

「嫉妬をガソリンに変える。そうだ、いいんだ、頑張れるんだ、と言い聞かせて嫉妬の炎でエンジンを燃やし続けた」(南海キャンディーズ/山里亮太)

 

「自分で自分を疑っていては最善を尽くすことなどできないんです。自分が信じなかったとしたら、誰が信じてくれるのでしょう?」(ミュージシャン/マイケル・ジャクソン)

 

「『睡眠をとる』『大学を卒業する』と、優先順位をはっきりさせたことで、僕の人生は開けていった」(実業家/ひろゆき)

 

「流れに身を任せ、流れついた先で本気を出せばいい。これがアタシの信条」(タレント/マツコ・デラックス)

 

「自分は未来の姿を思い浮かべるよりも、目の前の課題を頑張るだけ。それが1ヵ月かかってもいいし、1年かかってもいい」(プロゴルファー/松山英樹)

 

「金儲けのために悪魔に変身してしまう人間もいるが、大切なのはそのお金を何に使うのかという目的をはっきりさせておくこと」(スペースX創業者/イーロン・マスク)

 

「逆境に立たされる人は、ぜひともその生じる原因を探り、それが『人のつくった逆境』であるのか、それとも『人にはどうしようもない逆境』であるのかを区別すべきである」(実業家/渋沢栄一)

 

「僕らはまだ何も、本気の挑戦をしていないじゃないか」(サンドイッチマン/富澤たけし)

 

「結論は『役者で食う』だった。じゃあ、それを達成するためには?無駄なプライドは捨てて、とにかく自分の存在を知ってもらう努力をするしかない」(俳優/ムロツヨシ)

 

「誰もやったことがないと言われてますけど、誰もやってないからこそ、やってるんですから」(メジャーリーガー/大谷翔平)

 

「ピンチの時に前向きに頑張っていると、周りの人が評価してくれるんです」(タレント/指原莉乃)

 

「まだ生きていて、愛する娘がいて、旧式のタイプライター1台と、大きなアイデアがありました。どん底の岩盤が、その上に人生を築き直す確固たる土台になったのです」(小説家/J・K・ローリング)

 

「仕事場には、自分よりできる人や、成績がいい人、きれいな人とか、いろんな人がいますけど、でもやっぱり、人と自分を比べるのはムダね」(タレント/黒柳徹子)

 

「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」(Apple創業者/スティーブ・ジョブズ)

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1873-1】どんなときも自分を信じて信じきる

【1873-2】苦しい時ほど、意識して前向きな姿勢で過ごす

【1873-3】他人と比較しない

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】20代を生きる君へ
【著者名】桑原晃弥
出版社リベラル社
【出版日】2022/6/21
オススメ度★★★☆☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード20代人生自己対話
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 「好き」を決してあきらめない
第2章 「自分で自分を」信じてみる
第3章 「居場所がなければ」居場所をつくる
第4章 「置かれた場所」で全力を尽くす
第5章 「使命感」をもって生きる
第6章 「何が何でも」生き残る
第7章 「できっこない」に背を向ける
第8章 「立ち上がる」覚悟を持つ
第9章 「自分のスタイル」をつくる
第10章 「夢」をもって生きる

 

この本で、あなたは変わる!

20代を生きる君へ
桑原晃弥 リベラル社 2022-6-21
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桑原晃弥さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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