【人とのつながり、人と幸せになる】
実業家/映画プロデューサー・嶋村吉洋氏が、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』と題して、成功者が大切にしていることを、45のエッセンスに分けて解説する一冊。
■書籍の紹介文
平日の17時以降。
普段、あなたは何をしていますか?
本書は、オリコンやテレビ東京の大株主でもある著者が大切にしている人生訓や影響を受けた教えを、幸せな億万長者になるための秘訣として、45のエッセンスに分けて解説する一冊。
「17時になったらやっていること」。
こう聞くと、億万長者になりたかったらさっさと独立の準備でもしろ!って話でしょ?と思われる方もいるでしょう。
たしかに、そうしたニュアンスがないわけではありません。
ですが、本書が重要視する部分はそこではなく、『外の世界(コミュニティ)』の重要性です。
会社という組織にいると、否応なく組織内の価値観・常識に染められていきます。
いうなれば、”内の世界の住人”になっていくわけです。
無論、著者はそのこと自体を非難するわけではありません。
ただ、外の世界があることを忘れてしまったかの如く生きることは健全とはいえないと論じます。
なぜか。
「自らの可能性を狭める」「あるはずの選択肢を放棄することにつながる」からです。
まずは、自分がどれだけ外の世界を忘れかけているのか。
本書を読んで、45の秘訣に触れることで確認してみてください。
秘訣を読んで「自分には無理」「所詮は夢物語」といった拒否反応が出る人ほど、外の世界を忘れかけている可能性が高いです。
ぜひ、45の秘訣に触れて著者と問答しながら、これからの歩み方を考える時間を設けましょう。
大事なのは、著者が示す『外の世界(コミュニティ)』があることを理解しておくこと。
そして、秘訣をいくつか実践し経験することで「『外の世界』という選択肢もあり」と自分に認識させることです。
自己啓発的な”成功法則”と著者自身の”人生訓・経験則”がうまく融合していて、人間味のある血のかよった内容で読みやすい一冊。
興味のある方は手にとってみてください。
◆メッセージが明確な一冊。
となりの億万長者が17時になったらやっていること
嶋村吉洋 PHP研究所 2024-4-5
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■【要約】15個の抜粋ポイント
必要なのは、すべて「人とのつながり」だけ。
まず基本として、「当たり前のことを当たり前にやる」ことです。
●億万長者の人生:10の特徴
①好きなこと、得意なこと、喜ばれることを仕事にしている
②誠実なこと、健康なこと
③運が良いこと
④危機を乗り越える力があること
⑤人に応援されること
⑥メンターがいること
⑦パートナーと良い関係を持っていること
⑧子供の教育を独特に考えていること
⑨長期的な視野を持つこと
⑩決断を上手にすること
映画制作の話を平均的な人たちとすると、「そんなの無理だよ」と言われます。
しかし、億万長者の人たちに同じ話をすると、「どうやったらそれを実現できるか考えてみよう」などと言われます。
「何をやるのか」を見つけるために、皆でビジネスについて勉強をしたり、商売をしている人の話を聞いたり、皆で意見を出し合うような勉強会を作ることから始めたわけです。
自分が仲間にしてほしいことを、まず自分が行なうのです。
そして神経質なくらい、自分が行なったことの結果と評価を気にして改善する。
コミュニティの役に立つ新プロジェクトであれば、仲間たちが「投資」をすればよいのです。
新プロジェクトは、それを考えた仲間が仕切ればよい。
その仲間は信用できる。
それで最終的には、投資した全員が儲かっていく。
華僑やユダヤ人コミュニティが成功者を多く輩出するのは、皆がこんな「投資家」の発想をするからだと思います。
私たちにとっての原理原則は以下の4点です。
①普遍であること
②不変であること
③自明の理があること
④効果性が認められること
コミュニティの意見を誰かが実現し、そのアイデアを、皆がユーザーになることで支える。
いろんな人が集まる「雑談の場」を多く作っていくことで、自分の想像を超えたアイデアや情報を集めることができるかもしれないと私は考えています。
仲間の成功より、自分の服や時計が気になったら、もう億万長者は破滅です。
私はジャンルを問わず、自分への投資としていろんな情報をインプットしますが、特に価値を感じているのが、
・歴史の本/動画
・質の高い研修
・日経新聞社/テレビ東京が発信している情報
です。
何事も学ぶ人を決め、体系立てて教えてもらう。
私はそれを大事にしています。
私が、コミュニティで厳禁にしている3点は、以下の通りです。
①マネーゲーム、ネットワークビジネス、宗教などの勧誘をすること
②ガチの悪口を言うこと。私も冗談ではいろんなことを言いますが、本気で相手を傷つける悪口は言ってはいけません
③派閥を作ること
例外を作らず、実力主義というルールを守っていれば、コミュニティの仲間は皆、伸び伸びとやっていくことができます。
■【実践】3個の行動ポイント
【2097-1】「当たり前のことを当たり前にやる」を日々徹底する
【2097-2】自分が仲間にやってほしいことは、自分も仲間に対して率先して行なう
【2097-3】「仲間」を絶対に裏切らない
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】となりの億万長者が17時になったらやっていること
【著者名】嶋村吉洋 ・ 著者情報
【出版社】PHP研究所
【出版日】2024/4/5
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】成功法則、マインド、人脈術
【頁 数】248ページ
【目 次】
序章 「人とのつながり」がビジネスを決める時代になった!
第1章 幸せな億万長者は定時になったら何をしているのか?
第2章 社外の「仲間」が仕事とお金をもたらしてくれる
第3章 どこに出向き、どんなふうに自分をアピールするか?
第4章 仲間を信頼すれば、ビジネスは拡大する!
第5章 「投資家の発想」を持つ人だけが稼げる時代へ
終章 結局、コミュニティを持っている人が最後に勝つ
▼さっそくこの本を読む
となりの億万長者が17時になったらやっていること
嶋村吉洋 PHP研究所 2024-4-5
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嶋村吉洋さん、素敵な一冊をありがとうございました!
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2024年 7月 23日
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