【書評:1918冊目】父と母がわが子に贈るお金の話(ディリン・レドリング、アリソン・トム)

【お金の知識は生きる力に直結する】
米国人夫婦/ディリン・レドリング氏とアリソン・トム氏が、『父と母がわが子に贈るお金の話』と題して、人生でもっとも大切なお金の知識を、子どもに語りかける文体で指南する一冊。

■書籍の紹介文

子どものときに知っておきたかった・・・。
お金に関することで、こう思うことはありませんか?

 

本書は、親から子どもに語りかける文体で、子どもにもきちんと理解し行動できるようになっておいてほしい「お金の基本」を指南する一冊。

 

お金に関して、きちんと身につけてほしい力は2つ。
「貯める力」と「増やす力」です。

 

この2つの力は、身につけるのが早ければ早いほど威力を発揮します。
つまり、お金に関して余裕が生まれる人生が手に入るというわけです。

 

資産運用は、なにより「時間」が大きな武器になります。
したがって、子どものうちからきちんとした知識を身につけるほど有利になるのです。

 

しかし、子どものときになにを学ぶかはとても重要です。
きちんとした学び方をしないと、それこそ人生で大変な苦労を味わうことになります。

 

ましてや、テーマが「お金」です。
学ぶ内容や学ぶ難易度には、細心の注意が必要です。

 

そんなときに役立ちそうなのが、本書です。
早期リタイアを実現した夫婦が、自身の子どもに語りかける文体で、「貯める力」と「増やす力」の伸ばし方を教えます。

 

「いまさら聞けない」と大人が学ぶも良し。
「まずは親が予習しないと」と親が学ぶも良し。
「ここを覚えようね」と親子で学ぶも良し。

 

お金で幸せを買うことはできません。
ただ、お金と上手に付き合えると人生の質が向上するのも、また事実です。

 

◆お金学の最初の一歩。

父と母がわが子に贈るお金の話
ディリン・レドリング、アリソン・トム
SBクリエイティブ 2022-9-15
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

■【要約】15個の抜粋ポイント

どんなビジネスを起業するかを決めるにはどうしたらいいだろう?
1つお勧めしたい方法が、「困っていることリスト」。
つまり、自分が困っていることをリストアップするんだ。
そして、その問題を解決する商品やサービスを考えてみよう。

 

きみにぴったりの仕事を見つけるには、自分が好きなことと得意なことが何かを考えればいい。

 

お金の習慣の中で大切なことの1つ、それはお金をためること。
貯金を始めるのが早ければ早いほど、簡単にお金をためたり、増やしたりすることができる。
多くの人は将来のために貯金をしようと考えるけれど、今のために貯金をしておくことも大切なんだ。

 

『複利は世界で8番目の奇跡だ。その仕組みを理解している人はその利子を稼ぎ、理解しない人はその利子を払うことになる』(アルベルト・アインシュタイン)

 

いつも投資のことばかり心配して、眠れない夜を過ごすなんてことがあってはいけない。
自分がどのようなタイプの人間なのか、つまりリスク回避型なのか、リスク許容型なのかを知ることで、決断はしやすくなるよ。

 

投資前のリサーチがすんだからって、それで終わりじゃない。
投資をしっかりと管理するためには、継続して追跡・監視をする必要がある。
投資は継続的なプロセスなんだ。

 

格付けを手がかりにその債券が良い投資先か悪い投資先かを見極めるんだ。

 

消費者についても同じ信用調査がおこなわれる。

 

●初めて株を買うときの5つのステップ
1.オンライン証券口座を開設する
2.銘柄を選ぼう
3.購入する株数を決める
4.注文の種類を選択する
5.銘柄を管理する

 

将来に向けて投資をする際は、その会社や産業が時間とともにどのように進化していくかを考えることが大切だ。

 

100ー年齢=株の保有率(%)
残りは債券やほかのローリスク・ローリターンの投資をするといい。

 

株の分散投資をするには簡単な方法がある。
それは、インデックスファンドを購入すること。

 

成功した人(特に投資家)は、常に自分で目標を設定している。

 

きみが人生で成し遂げたいと思うことをすべて思い浮かべてみて。
お金で幸せを買うことはできないけれど、きみや、きみの大切な人たちが、より快適で楽しい暮らしをすることはできる。

 

一生懸命働き、努力する必要はあるけれど、この本で学んだことを実践すれば、経済的に良い状況をつくることはできるはず。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1918-1】人生における最終的な目標を、今思う分だけ書き出す

【1918-2】額を決めて、毎月貯金する仕組みをつくる

【1918-3】額を決めて、毎月投資する仕組みをつくる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】父と母がわが子に贈るお金の話
【著者名】ディリン・レドリングアリソン・トム
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2022/9/15
オススメ度★★★☆☆
こんな時にお金と賢く付き合いたいときに
キーワード金融リテラシー資産形成子育て
【頁 数】200ページ
【目 次】
1 お金の基本
2 お金をためよう
3 投資をしよう
4 ローリスク・ローリターン
5 ハイリスク・ハイリターン
6 分散投資をしよう
7 お金を増やそう

 

この本で、あなたは変わる!

父と母がわが子に贈るお金の話
ディリン・レドリング、アリソン・トム
SBクリエイティブ 2022-9-15
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

ディリン・レドリングさん、アリソン・トムさん
素敵な一冊をありがとうございます(^^)

■お知らせ

▼書評ブロガーの読書術を公開中!

▼【仲間大募集中!】101年倶楽部

▼「いいね!」応援をありがとうございます!

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2022年 10月 11日

ページ上部へ戻る