【書評:1870冊目】20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ(齋藤孝)

【知性がつくほど、人は成長する!】
明治大学文学部教授・齋藤孝氏が、『20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ』と題して、情報過剰な時代こそ知性が大事だと説きながら、「知的生活」を送る技法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

自分の知性。
充分に備わっているとおもいますか?

 

本書は、知性を持つことで得られる恩恵を明かしながら、人生を飛躍させる糧となる「知的生活」を送る技法を解説する一冊。

 

知性を磨く。
こう聞くと、黙々と哲学書を読むといった、地味で静かで”受動的”なイメージが浮かびます。

 

しかし、それは間違った感覚だと著者は指摘します。
”能動的”で、ワクワクして、成長に喜びを感じる、それが知性を磨く生活=知的生活だと説きます

 

では、なぜこんなにも真逆なイメージになってしまうのでしょう。
このズレを修正するかのように、知的生活へと読者を誘っていきます。

 

ところで、知性があると、なにが変わるのか。
それは、目の前の人生から感じる”充実感”です。

 

知性を磨き続ける人ほど、精神的にも身体的にも充実感を持って人生を歩んでいる
これこそが、著者が教育者として30年以上、学生と向き合ってきて導き出した確信です。

 

ワクワクして、成長に喜びを感じられ、充実感に満ちた生活が送れる。
著者がすすめる「知的生活」は、こんなにもポジティブです。

 

知性を感じる人は、それだけで品を感じ、魅力を感じます。
これを機に、普段の生活を「知的生活」へとアップデートしていきましょう。

 

◆知的生活のすゝめ。

20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ
齋藤孝 SBクリエイティブ 2022-4-6
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■【要約】15個の抜粋ポイント

知性を持つことの最大の恩恵の一つは、これを持つことで、日々の生活の様々な局面で「驚く」経験ができるということです。

 

様々な物事に好奇心を抱き、新たな発想を考えつくのは、むしろ多くの知識を蓄えた大人のほうです。

 

日本の昭和史は、戦前が暗黒時代であったのに対して、戦後を民主主義が定着した明るい時代、と単純に図式されがちです。
そこで忘れてはいけないのは、戦後の復興と高度経済成長を支えたのは、その全員が戦前に生まれ、戦前に人格形成を行った人たちであるということです。

 

「2021ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に「親ガチャ」という言葉が選ばれましたが、今は老いも若きも、猫も杓子も、人が生まれ持った「遺伝子」を過大評価しすぎなのではないでしょうか。

 

遺伝子的な要素を気にして、「愛されない」こと、「愛せないこと」に思い煩うよりも、「理解力」を磨いて、人と向き合ってほしいです。

 

私は、遺伝子ではなく、もっと教養に価値基準が置かれるようになってほしいと願います。
そして、査定を恐れて臆病になるのではなく、内発的な「向上心・向学心」を原動力にして、若い人には人生を歩んでほしいです。

 

多くの卒業生たちを見守ってきた中で、人生というものがいかに「チャンス」によって左右されるものであるかを実感します。

 

「当事者意識」があれば、「受け身」にはなりようがない。

 

粘りのない人は本が読めませんし、本を読むという行為は、そうした飽きっぽい人間性を陶冶し、精神の粘り強さを養うものでもあります。

 

読書はそれ自体が人間によって行われる最高度の知的活動であり、受動的どころか非常に能動性の高い行為なのです。

 

私は基本的に人の縁を信じており、チャンスは他人が持ってきてくれるもの、しかも偶然的に持ってきてくれるものだと考えています。

 

誰が危険で、誰が危険でないかを見分けるうえでは、その相手に社会常識があるかどうかはきわめて重要な判断ポイントです。

 

クリエイティブであること、知的に生きることの最低条件は、とにかくアウトプットしていくことです。
怖がることなくアウトプットすることを覚えれば、毎日の生活の中に刺激が生まれ、そこからその人の知性は飛躍的に活性化していきます。

 

世の中に良書はたくさんあるわけですが、その存在に気づけないことは多々あります。
その点では、推薦されたものを読むという選択肢は、読書の幅を広げてくれます。

 

知性を持つことの幸せの一つは、自分が日々成長しているのだと実感できることです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1870-1】何事にも、当事者意識を持って向き合う

【1870-2】鑑賞、観劇など、生で体験する機会を増やす

【1870-3】アウトプットを意識して行う

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ
【著者名】齋藤孝
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2022/4/6
オススメ度★★★☆☆
こんな時に学ぶ力を身につけたいときに
キーワード教養人生勉強法
【頁 数】216ページ
【目 次】
序章 本当の「知性」とは何か
第一章 生まれ持った「遺伝子」より、身につけた「教養」を重んじる
第二章 「向上心」があれば、逆境も力に変えられる
第三章 何にも侵されない「精神の王国」をつくる
第四章 人との縁によって、「人格」が磨かれる
第五章 インプットを血肉化し、アウトプットを使命にする

 

この本で、あなたは変わる!

20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ
齋藤孝 SBクリエイティブ 2022-4-6
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齋藤孝さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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