【書評:1843冊目】うまくいく人の考え方(永松茂久)

【視点が変わると流れが変わる!】
株式会社人財育成JAPAN代表取締役・永松茂久氏が、『うまくいく人の考え方』と題して、マネするのに役立つ100の質問を投げかけながら、うまくいく人の思考法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

なんか、うまくいかないなぁ〜。
こんなモヤモヤした心を抱えていませんか?

 

本書は、あなたの考え方が変わるきっかけとなる”100の質問”を投げかけながら、何事もうまくいく人の考え方を解説する一冊。

 

うまくいくとは、自分が望む状態で日々の生活が流れているということ
文字どおり「すべてがうまくいっている♪」と自然と笑みがこぼれてしまう状態です。

 

対して、うまくいっていないとは、うまくいく状態に自分がまだ達していないということ
いわば、「道半ば」の状態です。

 

であるなら、ひとつ一つ乗り越えながら、目的地である「うまくいく」状態に近づいていく
それこそが、自分を成長させるということとイコールなのである。

 

この本を読みながら、このような感覚を持ちました。
そして、目的地へとたどり着くための道路標識のような役割が、著者が用意した「100の質問」なのだと感じます。

 

目的地へと向かう現在地は人それぞれ。
だから、100個のうち、90を必要とする人もいれば、たった1つで済む人もいるかもしれません。

 

そのため、まずは巻末収録の『「人生がさらによくなる」100の成長チェックシート』から取り組んでみてください。
「100の質問」に対して、どれだけ「イエス!」と答えられるかで現在地がわかります。

 

あとは、チェックがつけられなかった項目をひとつ一つ乗り越えていくだけです。
チェックが1つ、また1つと、100に近づくにつれて、あなたにとっての「うまくいっている♪」状態が実現していきます。

 

著者は、乗り越えていくための三種の神器も提示しています。
◎出会い
◎行動
◎反復

 

この3つの存在が、わたし達を成長させてくれると語ります。
この3つを意識することで、なかなかチェックを入れられない質問もクリアできるようにきっとなります。

 

すべての質問にチェックを入られる日まで。
質問を自分に投げかけ、新しい考え方(視点)を獲得していきましょう。

 

◆成長への100段階段。

うまくいく人の考え方
永松茂久 SBクリエイティブ 2022-4-2
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「そもそもルールは自分で作ればいい」
そう考えることで、発想の枠が大きく広がり、常識や大前提にとらわれることなく、新しい道を切り開いていくことができるのです。

 

何も意見を持たないまま人を批判したり、反対したりするのは自分の価値を下げてしまうことになります。
いい状態を作り出すために発言が必要になったとき、常に「自分はこう考える」というスタンスを明確にしましょう。

 

うまくいくポイントは、「誰もやっていないこと」ではなく、「誰もが本当はできるのに、やっていないこと」の中に隠されています。

 

コントロールできるのは自分だけ、そう割り切って、物事の明るい側面を見つける習慣を身につけていきましょう。

 

うまくいく人は自分の行動で道を切り開きます。
「すべては必然」という言葉は視点を変えると「すべては自分次第」ということなのです。

 

あなたのために一番がんばってくれているのは、自分自身。
そこを忘れずに、たまには自分のことも褒めてあげましょう。

 

いくら謙遜だとしても「自分はバカなんで」「どうせ自分なんて」などといった言葉を、口癖にするのはやめましょう。
しっかりと自分を認めることができるようになれば、勝手に腰は低くなっていきます。
それまでは自分に自信を持てる言葉を使っていくことを意識していきましょう。

 

周りの人のことを魅力的に話せる人は、誰よりその本人こそが、魅力的な人だと思われることになるのです。

 

人の感動を生み出すものは、非効率の中にあります。
そこに力を注ぐことで、希少価値と感動が生まれ、あなたは選ばれる人になっていくのです。

 

「誰もが自分が一番大切であり、自分のことを理解して欲しいと願っている。そして人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」
私は人間の共通心理としてこう考えています。

 

「始めに言葉ありき」という有名な言葉がありますが、古くからうまくいく人は、まずは自分が発する言葉を常に意識し、素敵な未来を作ってきたのですね。
「自分は運がいい」
言うだけならタダなので、ぜひ口癖にしてみてはいかがでしょうか。

 

うまくいく人は以前と変わらず本にヒントを求めます。

 

うまくいく人は、自分の欠点を直すことより、長所を見つけて伸ばすことに時間を使います。
不得意なことを人並みのレベルにしようとするのではなく、得意なことをさらに伸ばす努力をするのです。

 

失敗したとき、指を自分に向け、うまくいったとき、指をお世話になった人たちに向けて感謝する。
これこそが成長し、うまくいき続ける人のメンタリティーなのです。

 

人のイメージは想像を超える力を持っています。
ゴールにたどり着いたときはどんな気分なのか?
そのとき見える景色はどんなものなのか?
このように、到達点をイメージし、ワクワクしながら日常生活を送ると、不思議なことが起きます。
それは、その実現に必要な要素が見えるようになってくるのです。
人間の脳は、自分が求めたものを無意識に見るようにできています。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1843-1】1日最低1つ、自分を褒めて、褒めたポイントを書き留める

【1843-2】可能なかぎり、御礼はメールではなく葉書や一筆箋で送る

【1843-3】「自分は運がいい」を口癖にする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】うまくいく人の考え方
【著者名】永松茂久著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2022/4/2
オススメ度★★★★☆
こんな時に自分を見つめ直したいときに
キーワードマインド人間関係引き寄せ
【頁 数】248ページ
【目 次】
第1章 うまくいく人の非常識なものの見方
第2章 うまくいく人はこうして悩みを乗り越える
第3章 うまくいく人はこうして自分を大切にする
第4章 うまくいく人はこうして人と向き合う
第5章 うまくいく人の習慣力
第6章 うまくいく人はこうして自分を成長させる
最終章 うまくいく人はこうして未来を創る

 

この本で、あなたは変わる!

うまくいく人の考え方
永松茂久 SBクリエイティブ 2022-4-2
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永松茂久さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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